西村氏はアフリカを訪問し重要鉱物の供給で協力を深める(コンゴ民主共和国で)=経産省提供
西村康稔経済産業相は11日までにザンビアなどアフリカ諸国を訪れた。電気自動車(EV)の電池に欠かせないコバルトなど重要鉱物のサプライチェーン(供給網)構築をめざす。中国との獲得競争が激しくなるのを見据え、調達先を広げる。
西村氏は訪問先で重要鉱物の探査拡充に関する覚書などの締結に立ち会った。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)がザンビア、コンゴ民主共和国、ナミビアの3カ国とそれぞれ共同探査などを拡充する。
西村氏は同日の記者会見で「JOGMECが民間企業の参入を後押しできるよう、探査や開発のために機能強化も早急に検討していきたい」と述べた。
ナミビア政府との共同声明では、再生可能エネルギー由来の電力でつくる「クリーン水素」での協力を盛り込んだ。伊藤忠商事はナミビア国内の大規模な水素生産プロジェクトに協力する意向を示した。
アフリカには鉱物資源の豊富な国が多い。コンゴは世界のコバルトの7割を供給。ザンビアは銅の最大輸出国の一つだ。マリやガーナなど開発が進んでいない地域も多く、各国が高い関心を示す。
重要鉱物の採掘・精製は中国が独占する。コンゴでは中国企業が国内のほぼすべてのコバルト鉱山の権益を持っているとみられる。中国は25年までに世界のリチウムの採掘能力の3分の1を確保する可能性がある。
中国との取引を巡っては不平等な契約条件などを背景に揺り戻しの動きもある。コンゴは23年5月、鉱物の現地加工やインフラ投資の実現などを中国に求めた。児童労働といった人権問題も課題だ。
米欧もアフリカの重要鉱物に関心を示す。米バイデン政権は23年に入り、ハリス副大統領など政府高官を相次いでアフリカに派遣。欧州連合(EU)もナミビアやコンゴなどの産出国と関係を強化している。
日本や米欧は中国が抱える人権や環境問題に配慮し、開発で差別化を目指す。今回発表した日・ザンビア間の鉱物に関する共同声明には「より高いESG(環境・社会・企業統治)基準の適用」を盛り込んだ。
オックスフォード・エコノミクスのゲリット・ファン・ローエン氏は「供給網の構築には、アフリカ各国が電力供給や輸送といったインフラ面と政治的な安定性を実現できるかにかかっている」と指摘する。
日経記事 2023.08.11より引用
黄円の範囲は風速15m/s以上の強風域、赤円は風速25m/s以上の暴風域。白の点線は台風の中心が到達すると予想される範囲、薄い赤の範囲は暴風警戒域
台風7号は11日、勢力が「非常に強い」に変わった。発達しながら北上し、同日夕方には小笠原諸島に最も接近した。15日から16日ごろにかけ、強い勢力で本州に近づく恐れがある。お盆休みの日本列島を台風が直撃すれば昨夏から2年連続となる。気象庁は今後の台風情報に注意するよう呼びかけている。
気象庁によると、台風7号は暴風域を伴って発達しながら北上している。中心の気圧は940ヘクトパスカル、最大瞬間風速は65メートル。非常に強い勢力を維持し、日本の南を北上するとみられる。
東日本や西日本では14日ごろから大荒れの天気になる恐れがある。太平洋側では13日に大しけとなる予想となっており、気象庁は関東や東海、近畿地方で高波に警戒するよう求めている。
昨年のお盆休みも台風が日本列島を直撃した。2022年8月13日、静岡県に上陸。伊豆諸島北部で積乱雲が帯状に連なる線状降水帯が発生した。国内を発着する航空機の一部が欠航し、旅行客らに影響した。音楽イベントや祭りが中止になる例もあった。
今回の台風7号の接近に伴い、JR東海は10日、東海道新幹線を13〜16日にかけて計画運休する可能性があると発表した。JR東日本も東北、上越、北陸、山形、秋田の各新幹線などで遅れや運休が発生する可能性があるとしている。
10日のJR東の発表によると、お盆休みを故郷で過ごす人らの帰省ラッシュのピークは11日。Uターンラッシュのピークは15日の予想となっている。台風7号が直撃すれば帰省客らの移動に大きく影響する可能性がある。JR東などは気象情報や最新の運行情報を確かめるよう呼びかけている。
ヤッカリーノCEOはマスク会長に代わり表舞台に立ち始めた
【シリコンバレー=渡辺直樹】X(旧ツイッター)のリンダ・ヤッカリーノ最高経営責任者(CEO)は10日、近くビデオ通話や送金機能を搭載する方針を表明した。米CNBCとの公開インタビューで明らかにした。ツイッターからXへのブランド全面変更は多機能アプリ路線への変革のスピードを速め、「従来の思考から脱却」するためだと説明した。
ヤッカリーノ氏は米メディア大手NBCユニバーサル出身で、旧ツイッターを買収した米起業家イーロン・マスク氏から6月にCEO職を引き継いだ。役割分担について、マスク会長が製品デザインに専念する一方、ヤッカリーノ氏は提携や法務、営業、財務といった残りの部門を担当し、「自立した権限がある」と強調した。
Xは直近ではフォロワー数の多い著名人などに広告収益を分配して送金する仕組みや、1時間の長尺動画を投稿できる仕組みを取り入れた。こうした技術を発展させ、中国ネット大手の騰訊控股(テンセント)の対話アプリ「微信(ウィーチャット)」のようにビデオ通話や決済といったあらゆる機能を備えたスーパーアプリ化を目指す。
Xは「表現の自由」を標榜し、コンテンツ管理の基準を緩めたことで広告主の離反を招いた。ヤッカリーノ氏は広告表示やコンテンツ監視の新しい仕組みを構築したと説明し、「客観的指標から見て、1年前よりも健全で安全なプラットフォームになっている」と訴えた。
米飲料大手コカ・コーラやクレジットカードのビザといった企業が広告主として戻ってきているという。広告業界での経験が長いヤッカリーノ氏は直接企業との対話を通じて復帰を促しているという。
米メタがXに類似した短文投稿サービス「スレッズ」を始めたことに対し、ヤッカリーノ氏は「競争から目を離すことはできないが、Xは何年にもわたり(他社から)挑戦を受け、競争を熟知している」と述べた。機能拡充により差異化を進めていくという。
Xのマスク会長はメタのマーク・ザッカーバーグCEOと「金網マッチ」で対戦すると表明し、やり取りを進めている。ヤッカリーノ氏はマスク氏のトレーニングを実際にそばで見たことを明かし、「素晴らしいブランドスポンサーの機会と言わざるを得ない。もし実現すれば大きな興奮をよぶものだ」とした。
日経記事 2023.08.11より引用
碧桂園のロゴが掲げられたビル(9日、上海)=ロイター
【広州=比奈田悠佑】中国の不動産最大手の碧桂園(カントリー・ガーデン・ホールディングス)は10日、2023年1〜6月期の最終損益が450億〜550億元(約9000億〜1兆1000億円)の赤字に転落したもようだと発表した。物件販売の低迷を受け、業績が急速に悪化している。同社は22年の中国不動産販売額で首位だった。
今回明らかにした23年1〜6月期業績見通しと比較可能な前年同期の最終損益(少数株主帰属分含む)は19億1000万元の黒字だった。不動産販売の不振やプロジェクトの評価減などを赤字転落の原因に挙げた。正式な1〜6月期決算は8月下旬に発表する。1〜7月の販売額は1408億元と前年同期から35%減少した。
ロイター通信は今月上旬、碧桂園が米ドル債の利息を支払えなかったと報じた。資金繰りが悪化しており、一部中国メディアは同社が近く債務再編に乗り出すとも報じている。碧桂園は10日の発表文で「様々な債務管理の措置を採ることを検討する」と説明した。
苦境の背景について同社は「21年以来、業界はこれまでにない困難な時期に入った」と指摘したうえで「販売と資金調達は極めて厳しくなった」とする。中国では20年夏に不動産大手の財務状況への監視が強化された。負債比率などによって資金調達の規模を制限するもので、金融機関の貸し渋りに直面した中国恒大集団などが経営難に陥った。
不動産市場調査の克而瑞研究センターによると22年の不動産販売額で碧桂園は3569億元でトップだった。
【関連記事】
- ・中国不動産の碧桂園、米ドル債利息未払いか 通信社報道
- ・中国不動産の緑地控股、債務不履行 信用問題再浮上
- ・中国、不動産不況で「デフレ」の足音 恒大11兆円赤字
- ・中国不動産業GDP、上海ロックダウンの前年割れ 4〜6月
日経記事 2023.08.11より引用
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アメリカの高金利政策は、中露潰しの一環でしょう。 ソ連崩壊の時もドル金利高で借金が苦しくナリ、軍拡を煽ってソ連は見栄を張って軍事費にお金をかけ、経済的に崩壊していったのです。 何も軍事衝突した訳でなかったでしょ。
あの時も、ソ連推しの阿呆(日本人)がソ連のプロパガンダを無邪気に信じて拡散しまくっていました。 識者ハジメ普通の頭を持つ一般の日本人はソ連の数字を信じていませんでしたが、公表していたGDPの3分の1程度であったことが、のちにソ連自身が公表していました。
現在、プーチン・ロシアのGDPはブラジルや韓国より小さく、世界のGDPの2%です。にもかかわらず、金本位制にしたBRICS通貨でドルは崩壊するとか、アホ丸出しの事をロシア好きのお馬鹿連中は騒いでいます。
あのね、なんでアメリカが金本位制を辞めたかというと、発展する世界経済に見合う金の絶対量が世界中探してもないから金(Gold)に交換できないからです。 なんでしょぼいBRICSが金本位制にして成功するのだ? 世界経済の金額と現在の金(Gold)の絶対量を調べてみなさい。アホか❓というレベルの話。
お馬鹿youtuberたちのコメント欄で煽りましたが、返事はなく、次の日にはコメントは全て消されていました。中露よりも全体主義で、デマのプロパガンダするアホ達です。
ベトナム戦争そしてジョンソン大統領(民主党)とニクソン大統領(共和党)https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c3133a6dac55296c55e66d1efed00e34
↑金本位制をやめた他の理由も書いて書いています。
ソ連によるアメリカ産穀物の大量輸入と日中国交回復https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0accc6014471406f074fbb52d69e60d9
そして、一生懸命に中国のプロパガンダしていたのが、我らのアホボン(永田町では2~3流大学卒業の二世議員をこう呼ぶらしい)安倍元首相です。
リンカーン、ケネディ、安倍元首相暗殺の共通点 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/62b46eec87d1a18e8da9195e4d353d64