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現代の錬金術、周期表のはざまに潜む「新元素」を探せ

2023-11-24 05:59:27 | 科学技術・宇宙・量子・物理化学・生命・医学・生物学・脳科学・意識・人類史

日経サイエンス

 

兵リーベ、僕の船……。化学の授業で学ぶ元素の周期表には、118種類の元素が整然と並んでいる。化学者はこれらの元素を組み合わせながら、様々な物質を作り出してきた。では、もし周期表で隣り合う元素のはざまにある"新元素"を生み出すことができたらどうだろう? 人類が手にする新物質の幅も格段に広がるはずだ。従来の常識ではありえなかったこうした発想が、現代の化学で現実になりつつある。

 


貴金属8元素を原子レベルで混ぜたナノ粒子のイメージ図。
それぞれの元素はもとの性質を失い,全く新しい性質をもつ
"新元素"に生まれ変わる=京都大・北川教授提供

 

周期表に並ぶ元素の原子番号は「1、2、3、4、5……」と自然数で記述される。

番号ごとに元素は異なる性質を持つ。ところが、特殊な反応条件で複数の元素を原子レベルで均一に混ぜると、もとの性質を失って全く新しい性質を示す"新元素"に生まれ変わることがわかってきた。

この"新元素"は小数や分数の原子番号をもつ元素のように振る舞う。元素の特性を変える技術は、いわば「現代の錬金術」だ。


この研究をリードするのが京都大学の北川宏教授が率いる研究チームだ。

例えば、同じ量のロジウム(原子番号45番)と銀(同47番)を混ぜた実験では、その中間にあるパラジウム(同46番)と同様に水素を吸蔵する「疑似パラジウム」ができた。ある元素の性質を模倣するだけではなく、混ぜる元素の種類や比率を変えてさらに性能が高い"新元素"も生み出せる。パラジウムを90%、白金を10%ほどの比率で混ぜた物質は、水素を吸蔵する能力がパラジウム単体の2倍近くになっていた。


北川教授は「これまで元素はとびとびの値しかとれない『量子化』された世界にあった。今後は連続的な値をとりうる『有理数化』された世界が広がるだろう」と展望する。

こうした"新元素"が生まれるとき、一体何が起きているのか。シミュレーションの結果から、個々の原子の性質が様々に変化する様子が見えてきた。貴金属8元素を混ぜた物質は、水素を発生する水電解反応で市販の白金触媒を大幅に上回る活性をもつ。



活性に影響する原子の電子状態で比べたところ、通常は同じ元素なら近い値になるが、同じ元素であっても原子ごとにかけ離れた値になっていた。全ての原子は互いに影響し合いながら、反応に適した"新元素"の誕生に貢献していると見られる。

望みの性能をもつ"新元素"を探し出すため、自動合成や計算科学を駆使した実験も動き始めた。年に約1万通りを解析できる装置を開発し、半年で有望な触媒の候補を発見した。



北川教授は「既存技術の改良では、困難な課題は解決できない。常識を超えた新物質を作り出してこそイノベーションにつながる」と語る。"新元素"は卑金属から貴金属を作るような「ありえない」と思える新物質を作る突破口になりそうだ。

(日経サイエンス編集部・遠藤智之)

詳細は11月25日発売の日経サイエンス2024年1月号に掲載

 

 

日経記事 203.11.24より引用

 

 


ヨーロッパの食文化 ワインー2 コルク栓

2023-11-24 04:09:12 | ヨーロッパ・ロシア・中東・アメリカ全般、歴史・文化・食文化・芸術・建築

ワインの入った瓶の蓋に使われるのが、コルク栓です。 コルク樫はスペイン、南フランス、南イタリア、北アフリカなどで栽培されますが、ポルトガルが世界一のコルク生産国です。

コルク樫はブナ科の常緑樹で高さは20メートルくらにもなります。 樹皮に分厚いコルク層を形成し、これを剥がしてコルク栓はじめ、お土産のコースターン度の製品を作ります。

皮を剥がされたコルク樫の木は、水分が蒸発してしまうので、またせっせと分厚い樹皮をつくりますが、人間がまた無情にも剥がし、これが繰り返されます。

 

コルク栓のメリットは、液体は通さず、微量の空気を通す性質があるのでワインボトルの線には最適です。

 

 

 

ヨーロッパの食文化 ワインー1 
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/de8382ebbcb39f18fc746c3fa59c2b59

 

 

 

 

(関連情報)
 
 

・ロスチャイルド財閥ー263 ロスチャイルド家が手掛ける世界のワインセット
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・ヨーロッパの食文化 ワイン-1
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・ヨーロッパの食文化 ビール-1
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 ・ヨーロッパの食文化 チーズ-1
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ヨーロッパンの食文化 ワイン-1

2023-11-24 02:35:32 | ヨーロッパ・ロシア・中東・アメリカ全般、歴史・文化・食文化・芸術・建築

ヨーロッパの食文化の代表的なものと言えば、ワインとチーズ、そしてパンでしょう。

ワインの定義は果実酒ですが、狭義の意味でいえばブドウ酒の事を指します。

 

作り方は簡単で、ブドウ(果実)には多量の糖分が含まれているので,酵母(イースト)という微生物の働きを利用して、甘い果実をただ押し潰して坪の中にいれておけば、自然に発酵が始まり、酒になります。

何故なら、酵母は自然にいくらでも存在していて、果実の皮などには特に多く付着しているからです。



 

・ヨーロッパの食文化 ワイン-1

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・ヨーロッパの食文化 蒸留酒 ウィスキー -1
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 ・ヨーロッパの食文化 チーズ-1
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NTTやNEC、サイバー防衛人材を育成 年内に団体設立

2023-11-24 00:35:08 | AI・IT・サイバーセキュリティ・メタバース・NFT・ゲーム、


NTTやNEC、東芝はサイバー防衛人材を育成する団体を年内にも設立する



IT(情報技術)・電機各社がサイバー防衛の人材を育成する一般社団法人を年内にも設立することが23日、分かった。

NTTNEC東芝などが参加する見通し。電力や通信、金融といった社会インフラや官公庁のITシステムを狙ったサイバー攻撃の脅威が高まるなか、サイバー防衛の人材不足が課題となっていた。


団体に参加する社数を詰めており、今後さらに増える可能性がある。設立後は各社が人材育成のノウハウを持ち寄り、政府とも連携して攻撃の監視や対策を立てる専門人材を中長期で育てる体制を整える。

サイバー防衛には攻撃の兆候を検知したり、攻撃を無効にしたりするための技術が求められる。政府が2022年末に改訂した国家安全保障戦略では、サイバー攻撃への対応能力を「欧米主要国と同等以上に向上させる」としている。


ロシアによるウクライナ侵攻で、ロシアはウクライナの停電や通信システムを一時的に停止させようと大規模なサイバー攻撃をしかけ、社会インフラのサイバー防衛が国にとって喫緊の課題であることが浮き彫りとなった。

企業のサプライチェーン(供給網)も標的だ。22年には国内自動車大手の取引先企業がランサムウエア(身代金要求型ウイルス)攻撃を受け、自動車工場の生産が一時的に止まった。関西の医療機関がサイバー攻撃を受け、救急診療などに影響が出た事例もある。




日経記事 2023.11.23より引用