私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ブログ紹介 はじめに・ルール

2029-01-01 00:00:00 | はじめに




はじめに



このブログはタナゴ釣りの仕掛けで釣れる「人にはあまり役にたってない魚たち」にスポットライトを当てたものである。
釣り人のための図鑑にも詳しく記されないまま、釣り人に「外道・細物・エサ取り」などと呼ばれ見下げられる魚たち。
釣れてくれた感謝もないままに・・・・・・。
彼らもけなげな生命であり、生態系を支えている大切な役割があることをほんの少しでも残しておきたいのである。



中島みゆきの「地上の星」の水中バージョンみたいなもんである。



ルール


「何でもあり」にすれば釣れる種類は増えるだろうがつまらない。
必ずシバリは必要である。





・基本6尺(180cm)以下のタナゴ竿とタナゴ仕掛けを使う
・ときに最大10尺のタナゴ竿やチョイ投げタナゴ仕掛けを使うこともある。
・数多く釣らない。特に絶滅危惧指定種は数尾にとどめる。
・保護活動されてる地域・流域では連携をとらぬまま釣りやガサをしない。
・特定外来種が釣れた場合、法令にしたがった処置をする。
・ゴミは必ず持ち帰る。
・ゴカイやミミズを馬鹿にしてはいけない。必ず使い切る。

・いずれ釣れる魚種には限界がくるから、地域の自然環境の中で「あまり役に立たない」「相手にされない」ような小さな虫たちなどの生き物のことも書いていく。
 魚だけが好きというわけではないもんな。





このページの魚たちは釣れるたびに増えてくからね。







































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ミスジコウガイビル Bipalium trilineatum ?:きのこ観察会にて

2024-10-18 14:58:42 | 他の無脊椎動物
2024年10月18日(金)

ミスジコウガイビル Bipalium trilineatum

20241013   2~3cmほど

きのこ観察会への参加者は多く、歩みののろい私は、山道を散策しても目立つサイズのきのこ類はほぼ採集されてしまった後になる。
この際、顔なじみの昆虫少年たちの近くを歩くことにした。
案の定、少年たちは山道近くの倒木や岩を裏返し、夏眠中の甲虫などを見つけては喜んでいる。

と、赤松の倒木の下から1cmほどに縮んだナメクジ様の生き物を見つけた少年が
「ミスジコウガイビルかもしれないんですけど・・・」と持ってきてくれたのだった。
とりあえず近くの倒木へ置き

撮影することにした。

コウガイビルは、生物の教科書に「再生」の例としてよく登場するプラナリア(ナミウズムシ)と同じ扁形動物の仲間。
縦でも横でも2つに切ればそれぞれが再生していくという。
ただ、プラナリアは水生の動物だけれど、コウガイビルは陸生で、カタツムリやナメクジなどを捕食しているらしい。

眼は頭部の横にあるのだが、口や生殖器は体の腹部側中央付近にあるそうだから、人間でいうとへそ辺りに口があることになるのかな?
国内には少なくとも3種以上の在来種がいるそうだが、口や生殖器を調べないと種の同定は難しいらしい。


オオミスジコウガイビルなど数種の外来種に比べ、とても小さいことだけは確かなようだが・・・
これも頭部付近でプチンと切れた残り痕ならなんともいえないから。

カタツムリやナメクジよりよほど動きは速く、まともな撮影となったのは数枚。

さて、ここでは、「コウガイビルの1種」と記さず
・体が小さいこと
・扇子のような頭部の張り出しが大きいこと
・体色と筋の模様が似ていること
・少年が教えてくれた名前と気持ちを大切にしたいこと
から、間違いかもしれないが「ミスジコウガイビル」と記させてもらうことにした。

きのこ観察会に参加して、コウモリやらコウガイビルやらに出会えるのも、少年たちを含め知人連中のお陰だ。
きのこ類に深く関心がある連中は、私の周りにほぼいないもの。
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コテングコウモリ Murina silvatica : 桐の葉かげに

2024-10-15 09:18:16 | 哺乳類
2024年10月15日(火)

コテングコウモリ Murina silvatica

20241013   40mmほど

仲間たちときのこ観察会に参加したときのこと。
秋の昆虫を探していた大学生が桐の葉かげで見つけたという。
その場所へと、知人たちに声かけしながら案内してもらうことにした。
もはや「きのこ観察会」はそっちのけの「コウモリ観察ミニツアー」だ。

重なった桐の葉かげに眠っていたのを、私たちが撮影するものだから、目を覚まし始めた。
実にかわいい!
見つけ案内してくれた大学生に感謝感謝!

コテングコウモリは群れをつくらない森林性コウモリ類であるとか
洞窟よりも樹洞やアカメガシワや桐などの大きな葉をねぐらにしているとか
その方面に詳しい知人による解説を聞きながらの撮影だから、贅沢この上ないもんだ。

広島県RDB:絶滅危惧II類
コメント (2)
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コサメビタキ Muscicapa dauurica :ごみステーションにも?!

2024-10-09 09:34:25 | 鳥類
2024年10月9日(水)

コサメビタキ Muscicapa dauurica

20241005   13cmほど

スズメを2回りほど小さくしたヒタキ科の小鳥。
図鑑では夏鳥となっているけど、私の暮らす備後地方南部域では夏が終わり涼しくなった初秋頃北部の山からおりてくる気がする。

猛暑が少し収まった日にスズメほどの大きさのエゾビタキを隣町で見かけ


その翌日、小雨の中いつものごみ捨て係を全うしようとデジカメを持って向かったら
ごみステーション前の電線にエゾビタキらしき小鳥が止まっていて・・・

20241003
「あららっ!わが町にもおったんかいっ!」

さらに、歩みを進めていると小さな小鳥も藪から出てきて・・・

20241003
「エゾビタキとちゃうぞっ!コサメビタキっぽいぞっ!」

とはいえ、小雨の中遠くからの安物コンデジ撮影はこの程度が限界だ。
コサメビタキなのか?サメビタキなのか?
いつまでもへっぽこな鳥見ニストの私にはよくわからないのだ。

そこで、良く晴れた日に吟行を兼ねながら近場を散策して回ることにした。
何せ歩き回るから、鳥見には向かないのだが・・・
5000歩を越えた頃、逃げずに枝に止まっている小鳥がいたっ!


種名もよくわからないまま、枝から枝へと移るたびにシャッターを切る。


胸の模様・口ばしの色や形から

コサメビタキなんだろうな、たぶん。

ヒタキ科の小鳥たちは、年中種類を変えながら顔を出すし、何となくかわいい。
かわいいかかわいくないかは人の主観にすぎないけどね。
長年暮らしている地域でも、見ているようで見えていない生き物はまだまだ沢山いるもんだ。
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エゾビタキ Muscicapa griseisticta :渡りの途中ですか?

2024-10-06 07:04:24 | 鳥類
2024年10月6日(日)

エゾビタキ Muscicapa griseisticta

20241002  16cmほど

卵やベーコン特売のスーパーへ買い物に行ったついでに隣町のため池へ。
まだ渡りのシギチドリは見られず、しかも工事が派手に行われていて・・・
雑木林に囲まれたベンチで休んでいるとやってきた小鳥。


どうやら寒くなると南方へと渡っていくエゾビタキみたいだ。
草刈りをしていた地元の方に話を聞くと、このため池にも大規模工事の話が進んでいるらしい。
渡りをする鳥たちの休憩地がまた一つ消えていくことになるのかなあ・・・

※追記 20241011 ごみ捨ての帰りにエゾビタキに出会った。


私の町内にもいるんだなあ・・・

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