私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ムギツクにムカツク! 何をたくらんでるの? 釣査5種目

2016-10-31 20:35:27 | 純淡水魚
 2016年10月31日

 昨日、友と出かけたEH地点へ3時間ほどかみさんと釣りに出かけた。
この小さな川魚たちのたまり場で時間をかけて釣査をしたかったからだ。
アブラボテ・ヤリタナゴ・カネヒラなどのタナゴ類のアタリがひっきりなしに続く。

 しかしである。私は、いろんな種類が釣りたいのである。
できれば、その流域の魚を全部。不可能とわかってはいるけれど。
浅場・深場・ボサ付近・流れ込み・底石の隙間と次々とポイントを変え、仕掛けを落としていく。
ドンコが釣れた。タモロコもヌマムツも釣れた。
ついでに言えば、魚とは到底言えないアメリカザリガニ・スジエビ・ヒメタニシ・カワニナも釣れた。
よしよし。

 ところが、なんと釣り開始早々にムギツクが2尾も釣れてしまったのである。
驚いた。そしてむかついた。なんでそんなにあっけなく釣れるの?



 これまでの経験から、ムギツクは中上流のわりと澄んだ水にすんでいるため、水中の姿が見えることが多い。
そんな場所で釣りをすると、必ずカワムツやタカハヤ・アブラボテがいっせいに群がる。
どんくさい動き(私論)をするムギツクはエサにたどりつけないのである。
したがって、ほとんど釣れたことがないのである。
 


 先月もわざわざムギツクを釣るために、1時間かけて車を走らせた。
いつもと違う水系で大きなムギツクがたくさんいると分かっている所まで出かけたのだ。
 そして、他の魚に気づかれんように、ムギツクがウロウロしている石垣のすき間にそっと仕掛けを落としながらやっと9尾釣ったのだ。
1日がかりだったんだぞ。
そっと落としてもカワムツたちはすぐ気づくからね。



 今日だって、足元に仕掛けを落とすと、わっとアブラボテたちがやってきた。
ムギツクの姿は全く見えない。
小さめとはいえ、こんなに簡単に釣れるなんて。あの日の苦労は一体何だったんだろう? 
昨日、友にタモ網で採る易しさに対して、ムギツクを釣る難しさをえらそうにしゃべり倒したというのに。

 ちなみに、カッコウがウグイスなどの巣に自分の卵を産み育ててもらう托卵(たくらん)という方法を、
ムギツクもオヤニラミなどに対して行う。
そう、いつもムギツクはたくらんでるのだ。
私に対しても。