私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ヒラタアオコガネ・アシナガコガネなど~花に来るコガネ持ち

2021-04-25 11:32:30 | クワガタ・コガネムシ・ドロムシの仲間
2021年4月25日(日)

県選挙区参院議員再選挙の投票をすませた。
そのアオリを受け、散歩の時間も短縮、ブログを書くのも遅れちゃったので・・・

今日は、これまで集めてきた「花に集まるコガネムシ」から一部を紹介。

アシナガコガネ (20210420)


大きさ10mmもない小さなコガネ

コデマリの花にもぐりこんでたのをつかまえて、草にのせてパチリ!


ヒラタアオコガネ (20210423)


大きさ12mmほどの小さなコガネ


アシナガコガネもだが、コイツも撮影の角度で体色の金属光沢がずいぶん変化する。


ウスチャコガネのメス? (20210421)


大きさ10mmもない小さなコガネ 

コイツを見つけたとき、最初「大きなハムシだ!」と舞い上がっちまった!
何のことはない。コガネの仲間だった。


ついでに、よく似たセマダラコガネ

(20200610)

(20200827)

体色変異のはげしさにあらためて気付くのであった。

さらに、追加で
カタモンコガネ


マメコガネ


ハナムグリや大きなコガネムシのことは、またの機会にして・・・

なに、私だって生活していける程度の「コガネ持ち」にはなりたいのだ。

セトウチサンショウウオのオス2尾

2021-04-24 09:59:04 | 爬虫類・両生類
2021年4月24日(土)

セトウチサンショウウオのオス


大きさ12cmほどかな。


何ともいえないかわいらしさだ。

3月初旬のこと、今年もセトウチサンショウウオの産卵の様子を観察に出かけてた。

産卵場では、アカガエルの卵塊とともに2カ所で卵塊があり




そっと遮蔽物をよせてみると、その下からそれぞれの卵塊を守るオス2尾。


そっとすくって黒バットに入れてみる。
皮ふの弱いサンショウウオたち、低温ヤケドをさせてしまうからね。
まちがっても、あたたかいまま素手でさわらない、手を十分冷やすかネットでそっとすくうのがベスト。

体色の濃い小さめのオスと


体色の薄い少し大きめのオス


動転して動き回る2尾が重なる瞬間をパチリ!


では、体色の薄い少し大きめのオス




再度、体色の濃いオス


もちろん撮影後はそっともとの場所へ。
かわいいからとか珍しいからとか興味本位で持ち帰ったとしても簡単に飼育・繁殖できる生き物じゃないもんな。

とりあえず良かった!
今年もこの産卵場所は順調だ!
研究者や専門家さんに状況報告をしておこう!

なお、小型サンショウウオの仲間は、最近結構人気が出てきてることや
熱狂的なマニアさんもおられることから
場所が特定されるような画像は一切載せぬまま
産卵行動がひと段落し、オスもメスも山へと戻ったであろう頃に書くことにした。


『地域の生き物は地域が育んできた宝物』
希少な生き物の観察や採集は、地域の方々ににキチンと筋を通さないとね。
節度ある観察ならば、大概の場合、地域の方々もあたたかく歓迎してくれるから。

ハチ? アブ? ハエ?

2021-04-23 11:28:48 | アブ・ハエ・カ・ガガンボの仲間
2021年4月23日(金)

今日は、これまでの近所の散歩で出会った虫の中から
ハチやらアブやらハエやらよくわからない連中の一部を調べてみた。

みなさんも画像をもとに「ハチ? アブ? ハエ?」と考えてみてくれたらうれしい。

コイツは?




アブの仲間。
オオイシアブかな? 

コイツは?



ハチの仲間。
クロマルハナバチというツツジの花が大好きなハチだ。
羽ばたきが速すぎて見えない。
まるで空中に浮かぶ毛玉みたいになっちゃった。

コイツは?

これは簡単だろうな。




ハエの仲間。
キンバエの一族みたいだ。

コイツは?




ハチの仲間。
チュウレンジバチみたい。

コイツは?




アブの仲間。
ナミホシヒラタアブみたい。

コイツは?




ハチの仲間。
ヤヨイヒメハナバチかな?

コイツは?




よく見るハエの仲間。
ニクバエの一族みたいだ。

コイツは?




ハエの仲間。
ハグロケバエみたい。(草に刺さる形で翅広げ死んでた)
コウカアブやアメリカミズアブといった黒いアブにそっくりだねえ。

コイツは?




ハエの仲間。
ハナバエの一族みたい。

ね?
ハチか?アブか?ハエか?なんて、分かりにくいのも多いよねえ。
んでもって、つまるところ全部いっしょこた。
「キャ~!刺す!怖い!」なんて、かみさんはトンズラしてく。


最後にコイツ


コイツをハチ・アブ・ハエ、もしくはそれ以外の虫の4択に分けるとすれば、どれ選ぶ?

私は、撮影してるとき「それ以外の虫」を選び、ウンカとかいったセミ・カメムシ一派だと思ってた。

さあて、正解は・・・

本日17時30分、この記事のコメント欄にて高らかに発表~!(忘れとったらスマンの!)


イチゴハナゾウムシ:ノイバラにて

2021-04-22 10:09:34 | オトシブミ・チョッキリ・ゾウムシの仲間
2021年4月22日(木)

イチゴハナゾウムシ 

大きさ3mmほどの小さな小さなゾウムシ

上翅の2つの黒い斑紋が美しい。
今までみつけたゾウムシの中で一番、吻が長いのもうれしい。

ゴミ捨てついでの散歩で、ゴミ捨て場横のノイバラの花芽で見つけて


こんな様子のとか


花茎を走り回るのとか


すぐ茎の裏側へとかくれるのとか


ここ数日、撮影のために格闘してたのだけど、うまく撮れない。
とうとう業を煮やして、透明アクリルケースへ入れてパチリ!


外へ這い出したところもパチリ!


もちろん元の場所へと戻しといて・・・

春から夏、バラ科植物の花芽で普通にみられるそうだ。

バラ科植物はごまんとあるというのに、わざわざ『イチゴハナ』と限定した名前にしてるのは、イチゴ農家さんにとって「やっかいな虫」であることを強調してるのかなあ?
それにしても庭木や公園の観賞用として植えられてたりするバラの花芽で見たことがない。

念のため、昨日バラがたくさん植えられてる公園で花芽を見てまわるも1匹もいない。
散策路に生えてたノイバラにはいたのにね。
ノイバラはもともとバラの野生種だったと思うから、不思議な気分。

薬剤散布をして虫を寄せ付けず、長く観賞するのも、それはそれでいいのかもしれない。
ただ、一方で「虫や鳥もこない観賞花」ってのはなんか空しいような気もする。
何となくそんな観賞花や改良花は、ぬいぐるみやフィギュアみたいな感覚になってしまう。

花と虫と鳥とのつながりをひっくるめて知り、子や孫とお話できることの方が、私は好きだな。

カスマグサ:エンドウ属次男坊の悲哀

2021-04-21 10:32:15 | 植物
2021年4月21日(水)

カスマグサ

近年、そこらを散歩しててもなかなか出会えなくなった。

同じエンドウ属のカラスノエンドウ(カスマグサよりずっと大きな花)や


同じエンドウ属のスズメノエンドウ(カスマグサより少し小さな花)が


どちらも空き地いっぱいに仲良く広がってて


カスマグサなんてのは山あいで「すみっこぐらし」をしている気がする。
同じエンドウ属3兄弟の次男坊は、細々と地味に暮らしてるのである。

カスマグサという名も哀しい。
カラスノエンドウの『カ』と
スズメノエンドウの『ス』の『間(マ)』の花のサイズだから
カとスの間→「カスマグサ」と名付けられてるからなあ。

それも、カラスノエンドウとスズメノエンドウが先に世に知られたからだよね。
目立たないからだよね。哀しいね。

コイツだけ「~エンドウ」とつかないまま「~クサ」とエンドウ一族から破門され、やっかい者あつかいされてるのも哀しい。
命名者も、そのあたりは少し配慮して
「ツグミノエンドウ」とかつけてもらえんかったんかなあ・・・

もっと悲しいのは、カラスノエンドウは標準和名ではなく、いわゆるニックネーム。
標準和名だと「ヤハズエンドウ」なのよ。

するってえと、何かい?
「カスマグサ」という名も怪しいってことかい?
「ヤスマグサ」ってえことになるんじゃないかい?

私は、断固述べたい!
カスマグサを改名して「ツグミノエンドウ」と呼ぼうではないか!

エンドウ属3兄弟の次男坊カスマグサにスポットライトを当ててやろうではないかっ!

え? お前は何男だって?
もちろん!私は、男ばかりの3兄弟の次男坊である。