りんたろうのきときと日記

好きな事だけ只々綴る

「えびす」じゃなくて「えべす」です。

2008年05月19日 06時01分20秒 | 食べ歩き♪
☆EBISU BURGERエベス・バーガーの「スペシャルバーガー」
東急フードショー渋谷のB1Fを通っていたら、お肉の焼ける美味しそうな匂いが。
匂いにつられ覗いてみるとEBISU BURGERエベス・バーガーが。
あまりに美味しそうだったので、スペシャルバーガー(もちろんマヨネーズ、マスタード、ピクルス抜き!)を購入♪
肉厚のハンバーグはジューシーで柔らか。
香ばしい匂いが食欲をそそります♪
その上にはとろとろのチーズに、こんがりベーコン、目玉焼きにトマトとレタスが。
出来たて熱々、美味いです♪

隣の恵比寿に本店があるからEBISU BURGERなのかと思ったら、「エビス」じゃなくて「エベス」。
恵比寿にはお店はありません(^-^;
ネットで調べたら、兵庫県の西宮で一号店がオープンし、名前の由来も七福神の“ えべっさん ”にあやかったものらしいです。

「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」観てきました♪

2008年05月19日 00時02分42秒 | 映画
☆「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」
監督:マイク・ニコルズ
出演:トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、ネッド・ビーティ、オム・プリ、エミリー・ブラント、ケン・ストット、ジョン・スラッテリー、デニス・オヘア、ジャド・タイラー、ピーター・ゲレッティ、ブライアン・マーキンソン、クリストファー・デナム


テキサス選出の下院議員チャールズ・ウィルソン(通称チャーリー・ウィルソン)をモデルに冷戦時代、アフガニスタンに侵攻したソ連が退却へと追い込まれるに至った過程を描いた実録政治コメディ。
監督は「卒業」、「クローサー」のマイク・ニコルズ。
米ソ冷戦終結の立役者ともいわれるチャーリー・ウィルソンを演じるのはトム・ハンクス。

彼の元恋人でもあり、女大富豪ジョアン・ヘリングには、ジュリア・ロバーツ。

CIAのはみ出し者で、チャーリーに協力することとなるガスト・アブラコトスには、「ブギーナイツ」、「カポーティ」の怪優フィリップ・シーモア・ホフマン。

チャーリーの秘書ボニーには、「魔法にかけられて」、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のエイミー・アダムス。

今の10代や20代前半の若者は、ほんの20年ほど前までソビエトという連邦があり、アメリカとソ連が一触即発、ともすれば第三次世界大戦が勃発するかもという冷戦時代があったという事を知らない方もいるかも。
当時のハリウッド映画などの悪役(敵国)といえば、ソ連というのが当たり前。
冷戦終結後、困ったことに「敵」がいなくなったハリウッドは、今度は「宇宙人」や「テログループ」へと。

ソ連のアフガニスタン侵攻は1979年12月24日に始まったとされ、それから約10年にも及ぶ戦争が続き、1989年2月15日にソ連軍はアフガニスタンから退去したと公式に発表。
この戦争でアフガニスタンでは戦闘員(ムジャーヒディーンや政府関係者)はおよそ9万人が死亡、9万人が負傷、市民の死傷者を含めると、総人口の10%、全体では150万人が死亡。
およそ600万人の難民が周辺諸国に追いやられた。
そして、その爪あとはいまだに残り、ベトナム戦争同様、ソ連軍が使用した科学兵器により、後遺症や奇形児が生まれ、あらゆる所に埋められた2000万個以上の対人地雷による被害は後を絶ちません。
中でも、劇中でも語られる、子供に拾わせるためにペンや人形やきらきら光るアクセサリーの形を模した対人地雷・通称“お人形さん爆弾”による子供たちへの被害は大きく、これにより罪もない人々、多くの子供たち死傷。
腕や脚を失った子供たちの映像は悲惨極まりなく、激しい怒りを覚える。
女性はレイプされ、妊婦はお腹の子供を引きずり出され殺される。
何故子供や女性、罪のない一般市民を。
そして、ソ連もまた1万5千人が死亡、7万5千人が負傷。
アフガン撤退からわずか3年足らずでソビエト連邦崩壊。
アフガニスタンから帰還した兵士たちが、麻薬依存症に陥って社会復帰ができないなど多くの社会問題を残した。

ソ連軍に対抗するため、アメリカは「ムジャーヒディーン(20以上のイスラム諸国から来た20万人の義勇兵を含む。サウジアラビア出身のオサマ・ビンラディンもそれに加わった一人)」と呼ばれた抵抗運動の兵士たちに武器や資金を提供。
10年以上にわたって21億ドルを費やす事に。
「そんな俺って偉いでしょ♪」といわれてもね・・・。
確かに、アメリカが資金援助するまでのアフガニスタンは、近代兵器を持つソ連軍に、豆鉄砲での抵抗を余儀なくされており、その武器のおかげもあり、ソ連軍を撃退。
でも、それはアフガニスタンの人々に武器を与え、自分たちの敵であるソ連軍と戦わせる代理戦争のよう。
ホント、アメリカってこういう事好きね。
まぁ、そういった意味では、資金援助だけする日本も変わらないのかも。
で、介入するだけ介入しといて、ソ連撤退後、自分たちの役目は終わったといわんばかりに、戦後復興の後処理には興味なし。
皮肉にも、ソ連撤退後もアフガニスタンに平和の日々は訪れず、ムジャーヒディーンの内部抗争勃発。
ターリバーンが台頭し、その後、援助したはずのアメリカ自身に、あの悲劇9.11.同時多発テロが起こり、アメリカのイラク攻撃が開始されるわけです。
人間というのは、しょせんは愚かで残酷な生き物。
過ちを犯したその瞬間は反省するのだけれども、時がたつとそれを忘れ、また同じ過ちを繰り返す。

作品の方は、ハリウッドらしいというか、「アメリカ賛美、アメリカ万歳」の作品となっています。
トム・ハンクスとジュリア・ロバーツの競演が目玉となっていますが、ジュリア・ロバーツの出番は少なく、ほとんどゲスト扱いで、今作では全く魅力なし。
別にこの役は彼女じゃなくてもよいのでは(^-^;
重い内容をユーモアたっぷりで描いているのだけれど、そっちの方が強すぎてお祭り騒ぎ気分しか記憶に残らない。
ハッピーエンドなんだけど、ある意味ハッピーではなく、「これでよいのか???アメリカよ!」と感じてしまう。
この作品が好きか嫌いかと聞かれれば、僕は好きではないかな(^-^;

チャールズ・ウィルソン(通称チャーリー・ウィルソン)。
元・アメリカ海軍士官であり、テキサス州選出の民主党所属の元・下院議員で、米CIA史上最大の極秘作戦を敢行した立志伝中の人物として知られる。
旧ソ連のアフガニスタン侵攻を食い止めるため、彼は下院の国防歳出委員会のメンバーを味方につけてアフガン支援の秘密予算の大幅増額を図り、当初500万ドルだった支援額は7年のうちに10億ドルという空前の規模に達した。
この支援によりアフガンのムジャーヒディーンは最新の武器を手に入れ劣勢を跳ね返し、ソ連軍の撤退を余儀なくさせた。
ウィルソンはこの功績から、旧ソのアフガン撤退を決定づけた影の功労者としてCIAに秘密裏に表彰されたそうです。