りんたろうのきときと日記

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「JUNO/ジュノ」試写会観てきました♪

2008年05月24日 02時55分35秒 | 映画
☆「JUNO/ジュノ」
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:エレン・ペイジ、マイケル・セラ、ジェニファー・ガーナー、ジェイソン・ベイトマン、オリヴィア・サールビー、J・K・シモンズ、アリソン・ジャネイ、レイン・ウィルソン


予期せぬ妊娠という事態に直面した16才のヒロインが、家族や友人たちの愛に支えられ、悩みながらも現実を受け止め成長していく姿を描いたハートフル・コメディー。
監督は「サンキュー・スモーキング」のジェイソン・ライトマン。
脚本は本作がデビュー作となる、女性脚本家ディアブロ・コディ。
元ストリッパーという経歴の持ち主で、なんでも彼女が自分のブログにあげていた小説をプロデューサーのメイソン・ノヴィックがネットサーフィン中に見つけ、彼の協力で自叙伝を出版し、本作の脚本も手掛けたそうで。
本作は、わずか7館の上映だったにもかかわらず、口コミで全米に広がり、2448館に拡大。
ナショナル・ボード・オブ・レビュー・ブレークスルー女優賞(エレン・ペイジ)、脚色賞(ディアブロ・コーディ)
サテライト賞・作品賞(ミュージカル・コメディ部門)主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)(エレン・ペイジ)
放送映画批評家協会賞・コメディ作品賞・脚本賞(ディアブロ・コーディ)
アメリカ脚本家組合賞・脚本賞(ディアブロ・コーディ)
インディペンデント・スピリット賞・作品賞・主演女優賞(エレン・ペイジ)
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭・観客賞。
そして、第80回アカデミー賞脚本賞(ディアブロ・コーディ)など数々の賞を受賞。

予期せぬ妊娠という事態に直面するヒロイン・ジュノを演じるのは「X-MEN:ファイナル ディシジョン」、「ハード キャンディ」のエレン・ペイジ。
このジュノがキュートで魅力的。
パンクとホラーが大好きなオタク少女で、典型的な現代っ子。
持ち前の明るさと、ポジティブな性格で逆境を乗り越える。

彼女の父マックには、「スパイダーマン」シリーズ、「サンキュー・スモーキング」のJ.K. シモンズ。
無骨で、一見頑固親父に思えるのですが、考え方は意外と柔軟で、娘の決断を受け止め彼女を助けます。
義母ブレンには、「アメリカン・ビューティー」、「めぐりあう時間たち」のアリソン・ジャネイ。
ジュノとは血は繋がっていなくても、その絆は実の母親以上。
ジュノの赤ん坊の里親となる夫婦ヴァネッサとマークには、「デアデビル」、「エレクトラ」、「キングダム/見えざる敵」のジェニファー・ガーナーと、同じく「キングダム/見えざる敵」、「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」のジェイソン・ベイトマン。

望まない妊娠をしたジュノと、不妊症のためなのか子供を作ることができず、心から子供を望むヴァネッサの姿が対照的に描かれています。

妊娠を知って、真っ先に中絶を選択するジュノと、父親の実感がなく他人事で無関心なポーリーの姿は、若過ぎるゆえなのか・・・。
かくいう僕もまだ未婚で子供をもったことはありません(^-^;
果たして、このことに直面した時、僕はどのような行動をとるのだろうか・・・。
今僕の周りでは出産ラッシュが。
遊びに行ったり、話を聞いたりすると皆すごく幸せそうで、羨ましいかぎりです。

家族の愛、絆が良く描かれており、ショッピングモールで、ヴァネッサがジュノのお腹の赤ん坊に話しかけるシーン、ジュノと父親マックの会話、病院でのヴァネッサとブレンのシーンなどには感動(>_<)

10代の妊娠・中絶など現代社会でも問題となる題材を扱っている本作。
ともすれば暗くなりがちの内容なのですが、明るく前向きな登場人物たち、小気味良いセリフ、コミカルでテンポよく展開するストーリーが、観る者を物語に引き込み、あっという間の96分。
ジュノとポーリーの歌はヘタなんだけどジ~ンとくる。
ラストは感動、心温かくなる作品でした(^-^)♪