Risa’s 音楽雑記

ピアニスト 山形リサのブログです。
音楽の話を中心に、日常の出来事などを気ままに綴っています。

2007-01-12 20:56:17 | Weblog
一般的には、ピアニスト=白魚のような細い指 と思われているようですが、案外そうでもありません。

やはり大きい手の方がいろいろ便利ですし、私もかなりごつい指をしています。

小学生の頃、芸大の先生に
「いい手をしてるね~!フィンガーバナナだ!アハハ!!」
と言われたことがあり、褒められたとは思うのですが、
思春期になって「男の人と手をつなげない~」などと恥じらんだ時代もありました(笑)

ですが、実は私はそんなに手自体は大きくないのです。
どうやら小指がちょっと長いらしく、それに助けられることはありますが。


昔、門下の先輩に、とても手の小さい方がいました。
オクターブもぎりぎりなのに、手が小さいだけでなく、関節が異常に柔らかいという難点(?)をお持ちで、熱が入ってくると、タイの伝統舞踊のように指が外側にそっくり返ってしまうというとても変わった体質をお持ちでした。
なので、広い和音を弾こうとすると、指ではなく、指の付け根の手のひら側の骨が出てきて、鍵盤にあたって普通に演奏できないといつも苦労されていました。

私の親友は、同じくかなり手が小さいのですが、オクターブなんてさらさらっとノーミスで弾いてしまうテクニックの持ち主です。
つい先日
「やっぱり大きさだけじゃないよね~。」
と彼女に話したところ、
「最近ね、何にもないところで指を突き指するようになったの。たとえば、部屋のドアノブを回した時とか。決まって右の親指の付け根なんだけど、かなりひどい突き指なの。私、手が小さいのに無理をさせすぎたのかと思ってるんだけど・・・」
とのこと。

え~~~!!ほんとに!?