ヴィオラの藤原歌花さんからお誘いいただき、3月9日(金) 東京文化会館小ホールまで、川岸麻理さんのピアノリサイタルを聴きに行ってきました♪
歌花さんの高校時代からのお友達・伴奏者なんだそうです

とってもすばらしい演奏会でした

ほんとによかった!
曲目は
J.S.バッハ作曲 半音階的幻想曲とフーガ
C.ドビュッシー作曲 喜びの島
A.スクリャービン作曲 詩曲 作品51-3
二つの詩曲 作品32
ピアノ・ソナタ第五番
R.シューマン 花の曲 作品19
交響的練習曲 作品13(遺作付)
です。
この多彩なプログラムもうれしいですね。
バッハのクロマティックファンタジー。
この曲は、ほとんどの音大生が一度は弾くんですけれど、私はどうにも苦手・・・。
あんまり好きになれません。
とくにフーガの出だしのテーマ。
これが私の緊張を最大限に引き出してくれちゃいます。
結果、自滅的速度でひくこととなり、一度も成功した試しがありません。
ですが、川岸さんの演奏は・・・・
まるで音の洪水

各声部が次から次へ、出ては重なり、交わり・・・・。
「α派が引き出されてる~!!」
という感じです。
嫌いな曲だったのに、こんなに素晴らしい曲だったとは・・・・

スクリャービンのポエムは、私の知っている曲とは違った印象を受けました。
特に、作品32の方が。。。
ソナタの5番!
これはいい曲ですよね!
川岸さんのテクニックが羨ましくなりました

私はスクリャービンのソナタは、4番と5番が好きなんです

まだレパートリーにはなっていないんですけどね

シューマンの花の曲。
これは初めて聴きました。
でも・・・。
なんだか曲がつまらない

(演奏はすごーく上手なんです!!)
実は私、先生からは「あなたには絶対シューマンが向いているわ!」と言われるにもかかわらず、かなりシューマンが苦手なんです。
なので、ろくに練習もしないまま過ぎてしまったので、いまいちシューマンの世界観が・・。
ピアノをやっているくせに、クライスレリアーナの良さもわからないくらいなのです

ところが・・・・!!!
川岸さんのシンフォニックエチュードが、そんな私にガツンと一発、目を覚まさせてくれました!!
素敵・・・・



こんなに面白くて、素敵な曲だったなんて・・・

多分、川岸さんのレパートリーなんだと思いますが、本当に隅々まで、くまなく考え抜かれた演奏でした

この曲は大学院の試験で何人もの友人が弾いていましたけど、こんな風に感じたことは無かったですね。
感激です。
こんな風に弾けるのなら、私もシューマンをきちんとやってみたい!と思いました。
うん!
今年は、シューマンをやってみます
