花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

黒田節の 想夫恋

2010年12月30日 17時48分46秒 | サザンカ・椿 
白地に裏紅を帯びる八重咲きの サザンカ、 想夫恋 (そうふれん、あるいは
「そうぶれん」、サザンカ群)。

想夫恋とは雅楽の曲名で相府蓮、あるいは想夫憐とも表記する。晋の丞相 (大臣)
である王倹が官邸の蓮を歌った歌が原曲とされ、本来は 「丞相府 (じょうしょうふ
/ 大臣の官邸のこと) の蓮」 をあらわす 「相府蓮」 でしたが、「相府」 と 「想夫」 の
音が通じることから、後に、男性を慕う女性の恋情を歌う曲とされたそうです。

日本では平家物語巻6の小督の逸話で知られます。高倉天皇に見初められ寵姫
となった箏の名手小督 (こごう) の局は平清盛に疎まれ追放されました。小督を
呼び戻したい天皇は源仲国を遣わして小督を探させます。探索に出かけた嵯峨野
の月の下で仲国が得意の笛を吹くと、かすかに想夫恋の調べが聞こえ、それで
小督の居所がわかったというストーリーです。ここではすでに 「男性を慕う女性の
恋情」 という意味になっています。

なお黒田節に
       峰の嵐か松風か 訪ねる人の琴の音か  
          駒ひき止めて立ち寄れば 爪音高き想夫恋

とあるのは、ほぼ源仲国が小督を探し出した時の平家物語の文章と同じだそうです。
       (参考:Wikipedia、元気京都へおこしやす~平家物語「小督」)
       (東京都江東区 亀戸中央公園 101230)


              想夫恋知らず過ぎ去る日は遠し  rocky 


なお亀戸駅の北60mほどから東へ亀戸中央公園へと向かう亀戸中央商店街は、幅6m
ほどの両側に昔ながらの八百屋肉屋魚屋クリーニング屋蕎麦屋弁当屋といったお店
が600mほどにわたって続く、いかにも下町の商店街です。
懐かしいというのも変ですが・・・
公園は町中らしいに人は少なく、のんびりしていて良いのですが、サザンカは立寒椿
(勘次郎) や富士の峰などがほとんどで、品種が少ないのは残念です。

                          
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