花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

わが家のハロウィン

2023年10月31日 13時50分24秒 | ソーラー・我が家の庭・菜園・日記    
今日2023年10月31日はハロウィンの当日とのこと。
渋谷では来ないでくれ、と言っているほどですが、
わが家も気持ちだけ飾りを付けました。

私が責任者をしているひよこルームという幼児サークル
で作ったかざりを物置の戸に妻が付けました。かわいい
でしょ?

畑のローズマリーはとても元気で大株になり、まだまだ
花いっぱいです。チョウは昨日です。

これは武蔵丘陵森林公園の大かぼちゃ。10月3日。


 


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アメリカ初の黄バラ、ハリソンズ

2023年10月30日 10時10分22秒 | ばら     
早咲きで柔らかなゴールデンイエローの半八重、平咲き
のバラ、ハリソンズ・イエロー Harison’s Yellow  
(Hybrid Foetida, Hybrid Spinosissima) 。

微香性、一季咲きです。

HMFのリファレンス ’America's First Rose Breeders’
Article (Feb 2013) Page 3-4. によると、マンハッタン
郊外の邸宅の温室で、物静かな弁護士ハリソン氏が作出
したアメリカ初の黄バラです。

ほぼ200年前というたいへん古いバラで、別名がたくさん
あります。
 • Harisonii  • Rosa harisonii (ロサ・ハリソニー)
 • Rosa foetida var. harisonii hort. ex Rehder
 • Rosa lutea var. hoggii D.Don
 • Rosa X harisonii Rivers
 • "The Logtown Rose"  • Yellow Sweet Brier  
 • The Yellow Rose of Texas  • Hogg's Yellow

配合はRosa foetida Herrm. × Rosa spinosissima L.
品種名は作出者の姓を採ったものです。

作出者 アメリカ George Folliott Harison 1824年頃。
販売者 アメリカで Mr. Thomas Hogg, Nurseryman
          1825 年、'Harison's Yellow' 名で。
  (神奈川県横浜市 横浜イングリッシュガーデン
              2013年5月9日)
  (群馬県前橋市 敷島公園カタクラ・テクノバラ園
              2023年5月9日)

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上2枚は 横浜イングリッシュガーデン 2013年5月9日。

下2枚は 敷島公園カタクラ・テクノバラ園 2023年5月9日。




 
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幸運な、ディック・コスタ―

2023年10月29日 09時00分01秒 | ばら     
花色が春はピンク、夏にはサーモンが射し、秋は
ディープピンクと、気温によって微妙に変わると
いうバラ、ディック・コスター Dick Koster 
(Polyantha) 。
ころころと丸いカップ咲きで房咲きになり、ほぼ
無香姓、四季咲きです。
花色は一房の中でも変化があります。個体によって
は淡いピンクのものもあるようですが、プレートの
間違いかもしれません。

これは自身が発見した Anneke Koster (配合不明) の
枝変わりで自身の名を付けたもの。さらにこのバラの
枝変わりで Margo Koster と、作出ではなく次々に
新種を「発見」した幸運なコスタ―氏の経歴はナーセ
リーマンとしか分かりません。なんとも不思議です。

発見者 オランダ  コスタ―
      D.A. Koster  1935 or 1929年。
  (群馬県前橋市 敷島公園バラ園 2009年10月24日、
        同 2009年11月8日、2023年5月9日)
  (千葉県佐倉市 佐倉草笛の丘 2014年10月30日、
              同 2011年6月3日)
  
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メインは敷島公園バラ園 2009年10月24日。
これは 同 2009年11月8日。


これは 同 2023年5月9日。花色にムラがありません。


これは 佐倉草笛の丘 2014年10月30日。ほとんど白に
近い淡いピンクです。花型はよく似ていますが、あるいは
別品種の Pink Koster (別名 Koster Rose) かもしれません。


同 2011年6月3日。
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メイアンの師匠、マルランの

2023年10月28日 09時30分04秒 | ばら     
素晴らしいダマスク系の強香を放つ、黒味のあるクリム
ゾンレッドのバラ、シャルル・マルラン
Charles Mallerin (Hybrid Tea)。

ロゼット咲きで、もちろん四季咲きです。

フランシス・メイアンが、偉大な育種家で自身の恩師で
ある Charles Mallerin (1876-1960)に捧げたバラです。

HMFのリファレンス ’The Makers of Heavenly Roses,
p. 123’ によると、マルランはセントラルヒーティングの
エンジニアからバラの育種家に転身したという晩成型の
育種家で、「ミセス・ピエール S デュポン (1929)」を初め
として「ネージュ・パルファン」「マダム・シャルル・
ソバージュ」など多くの名品種を作出し、バガテルの金賞
を多数受賞しています。

作出者 フランス メイアン Francis Meilland
                 1947年以前。
販売者 フランスで Meilland et Cie 1947 年。
    イギリスでWheatcroft Brothers Ltd. 1948 年。
    アメリカでConard-Pyle (Star Roses) 1951 年。
  (茨城県石岡市 茨城県フラワーパーク
                2015年10月7日)
  (千葉県佐倉市 佐倉草笛の丘 2014年10月30日)
  (群馬県前橋市 敷島公園バラ園 2009年11月8日)

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メインは 茨城県フラワーパーク 2015年10月7日。
下2枚は 佐倉草笛の丘 2014年10月30日。




下2枚は 敷島公園バラ園 2009年11月8日。



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粉粧楼は クロチルド・スーペール

2023年10月27日 08時40分50秒 | ばら     
(2008年6月30日記事を改稿)

白の花の中心がピンクで、八重カップ咲きから
ロゼット咲きとなり、房咲き。ポリアンサに珍し
く、スパイシーな強香があります。四季咲きです。

Clotilde は女性名で、ブルグント王女でフランク王
クローヴィス1世妃などが有名ですが、Rose Biblio
によればこのバラは作出者 Jean Soupert の娘の名
を採ったものです。

粉粧楼=Clotilde Soupert だということは2007年
5月30日に公式に発表されたそうです。

別名 • Clothilde Soupert
   • Madame Hardy du Thé
   • Madame Melon du Thé
   • Madame Merlon du Thé

作出者 ルクセンブルグ Soupert & Notting 1889年。

両親は Mignonette (polyantha, Guillot, 1880) ×
   Madame Damaizin、

アンティーク ローズ ガーデン によると、
タネ親 Mignonette ミニョネットはノイバラとチャイナ・
ローズから生まれたバラで、
チャイナ・ローズもティー・ローズも起源は中国、
ノイバラは日本が起源。 
東洋の美を結集してヨーロッパで生まれたバラが
中国経由で日本に到来し『粉粧楼』という素敵な
名前で日本で愛されてきた、ということだそうです。

プレートに Fen Zhang Lou とあり、検索しても
見つかりません。
楽天市場で粉粧楼 Fun Jwan Lo とあったので、
それかと思って調べたのですが、その HMF の10数
点の写真はどうも違うような気がします。
Fen Zhang Lou が正しいのかもしれません。

お白粉で化粧した舞妓が美を競う楼閣? という
ような意味でしょうが、よく花の雰囲気を伝えて
いますね。
   (新潟県長岡市 国営越後丘陵公園 080628)

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ノワゼット第1号の、チャンプニーズ・ピンク・クラスター 

2023年10月20日 15時55分56秒 | ばら     
(2012年11月12日記事を全面改稿)

200年以上も前に作出されたノワゼットの第1号です。
ライトピンクの小輪が大きな房咲きになり、八重桜のよう
に可愛いらしい、チャンプニーズ・ピンク・クラスター 
Champneys’Pink Cluster (Noisette)。

微香姓でよく返り咲き、咲き進むと白く褪色します。
たいへん人気があったようです。
「シャンプニーズ」はフランス語ふうの読みです。

作出者 アメリカ John Champneys  1810年頃 。
             (1802年説もあり)。
別名は、 
  • Champneys' Pink Cluster  • Champneys' Rose
  • Champneyana  • Champneys' Blush Cluster

配合はロサ・モスカータと中国のロサ・キネンシス (パー
ソンズ・ピンク・チャイナ=オールドブラッシュ) で、
(R. moschata x R. chinensis 'Parsons' Pink China) です。

HMFに掲載の Gardens of Historic Charleston (1995) Page
10-11. によると、このバラはアメリカで作出されたバラの
第1号で、チャンプニーズは大々的にこのバラを販売し、近隣
の友人であるフランス人フィリッペ・ノワゼット(Philippe
Noisette、1775-1835)にも渡しました。フィリッぺはこれ
をアメリカ南部で販売しました。

これなら「チャンプニーズ」というクラス名になるはずですが、
フィリッぺはチャンプニーズの実生から1814年にブラッシュ・
ノワゼット Blush Noisette を作出。(花色はチャンプニーズに
似て、咲き進むと白く褪色します。中度のクローブの香りが
あり、よく返り咲きます。)
彼はパリ近郊で農園を営む実兄 Louis Noisette にその挿し木苗
を送り、Louis がその苗木から今日ノワゼットローズと呼ばれ
る多くの品種を作出しました。

御巫由紀「魅惑のオールドローズ図鑑」(2018) によると、フィ
リッぺは作出・命名した「オールドブラッシュ・ノワゼット
ローズ (=ブラッシュ・ノアゼット) 」をパリ近郊の実兄 Louis
に送り、Louis がフランスで販売しマルメゾン城に植えたものが
ルドゥーテの「バラ図譜」に「Losa Noisettiana」(1820制作) と
して掲載されているそうです。
(「薔薇空間」産経新聞社2008. でその画像を確認しました。
このバラは当時大変な人気になったようです。)
こうしたことから「ノワゼット」というクラス名になったわけ
です。

作出者 アメリカ  Philippe Noisette 1814年。
販売者 フランスで bLouis Noisette 1819 年頃、
              'Noisette’名で。
別名に • Old Blush Noisette   • Belle Noisette
    • Noisette  • Flesh-coloured Noisette 
など多数。
   (神奈川県平塚市 花菜ガーデン 2012年11月3日)
   (千葉県佐倉市 佐倉草ぶえの丘 1011年6月3日、
                同 2021年5月28日)
   
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メインと上は 花菜ガーデン 121103。

下2枚は 佐倉草ぶえの丘 110603。




これは 同 2021年5月28日。
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発見されたマダム・ロンバールの素性は

2023年10月18日 08時31分33秒 | ばら     
(2009年12月6日記事を改稿)

ピンクから赤の花びらが爆発するように見えるティ系の
オールドローズ、マダム・ロンバール
Madame Lombard (Tea)。 
綴りは Lambard (ランバール) とも。

花色が変わりやすく、時としてライトピンクや白になる
こともあるようです。ほぼ無香性です。

このバラは Found Rose (発見された薔薇) です。
作出者ラシャルメ (1817-1887) はリヨンの育種家で、その
庭園で自然交配でできたと思われます。オールドローズに
はこうした品種が時々ありますね。

しかし HMF には、現在市販されている Madame Lambard
は発見初期の記述とは異なるとあり、また Pierre Guillot は
このバラを Safrano (Tea, Beauregard, 1837) の後裔として
いるそうです。

作出者 フランス ラシャルメ  François Lacharme  
                  1878年発見。
   氏の逝去の年に発見された、いわば忘れ形見ですね。 
                       
ROSE-Biblioによる彼女の第一候補は、彫刻家アンリ・エドゥ
アール・ロンバール Henri-Édouard Lombard (1855.11.21-
1929.7.23) の妻。しかし彼は作出年の1878年にサロンで
作品を展示し始めたばかりですので、違うかもしれません。

第2候補はマルセイユの庭師 J.-H. Lombard の妻。彼は1907
年に園芸関係の功労に対して勲章を受章しています。
作出者と同業ですが、ちょっと作出年から遠いので何とも
言えません。
    (群馬県前橋市 敷島公園 2009年11月8日、
       同 2009年10月24日、2022年11月3日)
        
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メインは 敷島公園 2022年11月3日。
下3枚は同 2009年10月24日。






これは 同 2009年11月8日。
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マダム・グレゴワール・ステシュランは

2023年10月17日 07時47分41秒 | ばら     
(2011年5月11日記事を改稿)

早咲きのクライミングローズ、マダム・グレゴワール・
ステシュラン Madame Grégoire Staechelin 
(Hybrid Tea, Cl. Large-Flowered Climber)。

とても明るいピンクのセミダブルで花びらはひらひらと
ウェーブがかかります。中度の香りがあり、一季咲きで
遅い返り咲きがあります。
大きなクライマーから大輪の花が下向きに咲く様子は実に
素晴しく、たいへん人気があります。

この名前の読み方が難しいようで、グレゴアールはともか
く、「ステッチェリン、スタッチェリン、 スタックリン、
ステーシェリン、シュターヘリン、シュテシュラン」 と
いった色々なカナ表記がされています。

そしてこの Grégoire Staechelin さんがどういう人なのか、
灯台もと暗しでHMFに書いてあったのを見落としていて、
バラ図鑑の編集をしていて見つけました。

彼女は本名 Emma Allgeier (1859-1941) 、スイスのバーゼル
で水力発電所や貯水池を建設したドイツ系の実業家 Gregor
Staechelin (1851-1929) 氏の夫人でした。
スペインのドットがスイス女性に献名したのですが、その
所縁は分かりません。

別名に ・ Spanish Beauty  スパニッシュ ビューティ
    ・ La Belle Espagnole ラ・ベル・エスパニョール

これは大きなクライマーから大輪の花が下向きに咲く様子を
鐘に喩えたものではなく、Belle はフランス語で「美人」の
ことでした。
スパニッシュ ビューティは以前アップしていました。
スペインを代表するバラ育種家ペドロ・ドット (1885 ~1976) の名作です。

作出者 ペドロ・ドット Pedro (Pere) Dot   1927年。       
   (埼玉県上尾市 BARAFAN 2011年5月14日)
   (千葉県佐倉市 佐倉草ぶえの丘 2010年5月22日、
                同 2017年5月23日)
                                                               
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メインと上2枚はBARAFAN 2011年5月14日。
鐘の感じになっています。

下2枚は 佐倉草ぶえの丘 2010年5月22日。
微妙に色合いが違いますが・・・




これは 同 2017年5月23日。
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キンモクセイ 2023年は

2023年10月16日 15時41分23秒 | 黄・きみどり・緑の花        
わが家のキンモクセイが昨日あたりから咲き出しました。
今年は少し遅いようですが、いい香りが漂っています。
   (わが家で  2023年10月16日)



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プロポーズのバラ、可憐なベスちゃん

2023年10月14日 07時50分52秒 | ばら     
(2021年12月10日記事を改稿)

シェルピンクのにサーモンピンクが射し、澄んだ花色の
波打つ花弁が美しい、デインティ・ベス  Dainty Bess 
(Hybrid Tea)。
ハイブリッドティには珍しい一重咲きの傑作です。スパ
イシーな微香があり、四季咲きです。

Dainty は可憐な、という意味です。
HMFや Gemma’s magical garden によると、この薔薇の
作出者アーチャー氏はもと家具のデザイナーで、バラ
づくりを趣味にしていました。このバラは恋人にプロ
ポーズする時に捧げられたそうです。

HMFのリファレンスによると、アーチャー氏の妻は Bessie
ベッシーという名らしく、バラをささげた恋人と結婚した
のでしょう。
作出者は Archer & Daughter (会社) となっており、アーチャー
氏はバラ園芸家として妻や娘たちとともに1920年代から40
年代まで活躍したそうです。

作出者 イギリス Wm. E.B. Archer & Daughter  1925年。
販売者 イギリスで Hazlewood Bros. Pty. Ltd.  1927年。

  (千葉県八千代市 京成バラ園 2011年11月20日)
  (群馬県前橋市 敷島公園バラ園 2023年5月9日)
  (神奈川県川崎市 生田緑地バラ苑 2018年5月14日)

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メインは 京成バラ園 2011年11月20日。
下3枚は 敷島公園バラ園 2023年5月9日。






これは 生田緑地バラ苑 2018年5月14日。

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白バラの名花 Mrs. ハーバート・スティーブンス 

2023年10月13日 11時47分57秒 | ばら     
(2012年12月6日掲載を改稿)

剣弁高芯咲きの白の大輪で、中心に微かにクリーム
色が、花びらの縁にわずかにピンクが射すというバラ、
ミセス ハーバート スティーブンス 
Mrs. Herbert Stevens (Hybrid Tea)。

さわやかなティー系の中度の香りがあるそうです。
咲き進むと少しうつむくのはティ系の特徴だそうで、
印象的です。

アーリーモダンローズを代表する、白バラの名花中の
名花と言われますが、それほどの有名品種の献名先の
女性がどういう方か、どうしても確認できないのは全く
不思議です。
やっと最近 ROSE-Biblio で候補者を見つけましたが、
確実ではありません。

ROSE-Biblio は候補として英国生まれのカナダの政治家・
実業家 Henry Herbert Stevens (1878.12.8- 1973. 6.14)
の夫人への献名としますが、彼は1894年16才の時に
家族でカナダに移住しています。
1910年にバンクーバー市議会の議席を獲得しましたが、
バラを献呈されるほど有名とも思えません。
1911年の総選挙で保守党員として庶民院議員に初当選し
ましたが、それはバラ作出の翌年です。
作出者との関係性も分からず、どうも違うように思わ
れます。

また第2候補として英国人の鳥類・昆虫学者 Herbert
Stevens (1877.1.27-1964.6.1) を挙げています。氏は
1901年24才でノーザンバーランド自然史協会の会員に
なり、その年にインドに渡り、1921年に帰国しました。
作出年の9年前からずっとインドにいたことになるので、
この人やその夫人と作出者が何らかの関係があったのか
どうか、確かなことは分かりません。

作出者 北アイルランド マグレディ2世 
         Samuel McGredy II  1910年。

   (埼玉県川口市 中山家オープンガーデン 121027)
   (大阪市西区  靭 (うつぼ) 公園  081011)

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上2枚が中山家オープンガーデン 121027。
花びらの縁にわずかにピンクがあるような、ないような。

下3枚は靭 (うつぼ) 公園 081011。
ややクリーム色が強く出ています。




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特に美しいブールソール

2023年10月12日 05時26分47秒 | ばら     
(2018年5月7日記事を全面改稿)

明るいピンクの半八重~八重のバラ、マダム・サンシー・
ドゥ・パラベール 
Mme. Sancy de Parabere (Boursault, Climber)。

一季咲きで時に返り咲きがあります。中度の、チョウジ
の香りがあり、トゲがほとんどないのが大きな特徴です。

RHSバラ大図鑑で、ブールソール・ローズで特に美しい
と評されています。

別名 • "Madame de Sancy de Parabère"
   • Marjorie Haven

パラベール夫人 (1815.11.2 -1887.9.30) は伯爵夫人で、
ナポレオン3世の妻であるウジェニー皇后に侍りました。

作出者  不明  1873年以前。
発見者  フランス Louis Bonnet  1873年。

このサンシー夫人についての、「まーごろーの旅日記」
の記事、
「スペインのビルバオで1877年に生まれた有名な
料理研究家のマルケサ・デ・パラベレ Marquesa de
Parabere (「パラベール侯爵夫人」くらいの意味) 」
というのはバラとは無関係のようです。
   (千葉県佐倉市 佐倉草笛の丘 2018年5月6日)
    
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小さく可愛い ミニョネット

2023年10月10日 09時30分00秒 | ばら     
ソフトピンクで大きな房咲きになり、白に咲き進むバラ、
ミニョネット Mignonette (Polyantha)。

ポリアンサの代表的品種といわれます。半八重ないし八重
咲きで、中度のノイバラまたはクローブの香りがあります。
四季咲きです。
このバラはクロチルド・スーペール (粉粧楼) のタネ親と
しても知られています。

Mignon はかわいいという意味で、小さいという意味の
ette が付いた Mignonette はハーブやレタス、芸術作品、
料理材料の粗挽きコショウなどにも名付けられています。

「ハーブの森」によると、Mignonette と呼ばれるモクセ
イソウ (1~2年生草本でモクセイソウ科モクセイソウ属・
学名 Reseda odorata) は、白の花は地味だがスパイシー
で新鮮な香りを放ち、古くからヨーロッパの人々に愛用
されているそうです。

別名に  • Petite Mignonette
  ミニョネットにさらにプチ=小さな、が付きました。

作出者 フランス ギヨー Jean-Baptiste André (fils)
               Guillot 1872年。
販売者 フランスで Roseraies Pierre Guillot  1881年、
                'Mignonette' 名で。

なお同名の Mignonnette (hybrid perpetual, Fontaine, 1856)
がありますが、現在は失われているようです。
  (神奈川県川崎市 生田緑地バラ苑 2019年11月5日、
                同 2021年10月21日)
  
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上2枚は 生田緑地バラ苑 2019年11月5日。

これは 同 2021年10月21日。ちょっと色が濃いようです。
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可憐な初期のティローズ ニフェトス

2023年10月07日 04時35分40秒 | ばら     
(2013年5月28日記事を改稿)

中心にわずかにイエローの射す純白八重の花が、少し
うつむきかげんに可憐に咲きます。

とても古い初期のティローズで、強香性、四季咲きです。
また純白の名花 「ミセス・ハーバート・スティーヴンズ」
(Hybrid Tea) の配合親だそうです。

花名は別名に Madame Niphetos があり、人名かと
思いましたが、WHITE ROSE JOURNALによると
ギリシャ語で降雪、"Falling snow" という意味だそう
です。

別名に ・Mousseline 
    ・Madame Niphetos

作出者 フランス  Bougère  1835 年。
販売者 フランスで Louis-Xavier Granger 1843 年、
             'Niphetos' 名で。
  (横浜市 横浜イングリッシュG 2013年5月9日)
  (千葉県佐倉市 佐倉草笛の丘 2014年10月30日)

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上4枚は 横浜イングリッシュG 2013年5月9日。

これは 佐倉草笛の丘 2014年10月30日。
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ミョウガの初物が、ようやく!!

2023年10月06日 11時37分06秒 | 白・淡い黄の花 
もう今年はだめかと思っていたミョウガが、きょう
初めて出ていました。

あきらめていたので草ボウボウ。かき分けてみると5つ
収穫出来ました。昨日スーパーで見たら1つ50円程で
したから、大収穫です。
しかしもうソウメンの時期でもないし、ナスのみそ汁に
入れようか?

それにしても今年は異常です。10月になってミョウガが
初物とは。花時も世の中もみな狂っているようです。
   (わが家で  2023年10月6日)

    神無月のミョウガに見ゆるか 世の狂い  rocky
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