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花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

遅咲きの八重桜 関山

2008年04月30日 21時02分20秒 | さくら    
濃いピンクの八重で、花が垂れ下がる桜、関山 (かんざん、せきやま)。
遅咲きの八重桜の代表的な品種で、ソメイヨシノに次いで多く植えられている
ということですから、この時期に咲いている、花が下向きに垂れ下がった八重桜
はほぼ関山でしょう。
あちこちで見かけた気がしますが、日本を代表するサトザクラで成長が早く、
強健で大木も少なくないようです。 (写真の木はまだ若木です。)

遺伝研の桜 によると、
  『佐野藤右衛門氏の 「桜」 によると明治初年、江戸、巣鴨の植木屋によって、
   荒川堤に植えられた名桜の中の一品種だという。欧米人好みのこの桜は欧米
   各地に植えられ、多くの人に愛されている。』
とのことです。 また
  『開花期には花が多いため、花の重さで枝が垂れ下がり曲がってしまう程で
   ある。』
とも記されていますが、花の重みでそうなるというのは本当でしょうか。

学名はPrunus lannesiana Wils. cv. Sekiyamaとあり、
群馬大学BotanicalGarden では  Prunus×yedoensis cv. Sekiyama とあって、
どちらも学名ではセキヤマになっています。

この関山の謂れはなかなか分かりません。
     (埼玉県川口市 花と緑の振興センター 080426)


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花に見まがう 花散里

2008年04月30日 07時42分16秒 | ソーラー・我が家の庭・菜園・日記    
武蔵丘陵森林公園かえで園の新緑の中に白の華やかな木があり、遠目には
桜の白花かと思って近づくと、驚いたことにカエデの若葉でした。

トウカエデの改良品種、花散里 (はなちるさと、メイプルレインボー) で、
若葉の頃は花びらに見まがうほどの繊細な薄ピンクから白黄色で、夏には
光沢のある暗緑色となり、秋には彩り豊かな紅葉に変化するそうです。
赤い花はヤマツツジです。

源氏1000年紀だそうですが、源氏物語 巻十一 に 「花散里」 があります。
恥ずかしながらまだ読んでいないのですが、彼女は光源氏の父・故桐壺院の
麗景殿女御の妹で、知的でもなく、とりたてて美人でもないと思われるのに、
意外と光源氏は彼女のそばにいると安らぎ、大切にしたらしい。
瀬戸内寂聴の 「寂聴源氏塾」 では、「何も言わずに迎えてくれ、気楽に
会話ができる花散里のような女性は (中略) 慈母観音のように見えたのかも
しれません。」 とあります。

花散里は邸宅を与えられ、源氏の息子夕霧の養育を任され、大切にされて
幸福な晩年をおくったことになっているそうです。

このトウカエデは華やかで魅力十分で、彼女のイメージとはだいぶ違う
ようですが、桜が散った後の彩りという意味で名づけたものでしょうか。
     (埼玉県東松山市 武蔵丘陵森林公園 080429 )

            花散って若葉花咲くみどりの日  rocky


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館林と太田市の芝桜

2008年04月29日 19時27分24秒 | オムニバス、花壇、風景      
今日は芝桜をハシゴしました。
まず館林市野鳥の森、次が太田市の都市緑化フェアです。

館林は分福茶釜の茂林寺の東側無料駐車場に車を停めて、
茂林寺沼湿原を渡って行きました。
近いところに有料駐車場もありましたが、春風の中をちょっと歩くのもいいですね。

「芝桜の庭」 というくらいでそれほど広くないですが、まずまず楽しめました。
花は満開を過ぎたようで、連休後半までなんとか持つでしょうか。

太田市で開催の全国都市緑化ぐんまフェア会場の北部運動公園? には
100万本という全国最大の芝桜、というので見に行きました。
丘陵を使って広々と見せていますが、こちらは日当たりが良いせいか
館林よりもっと開花が早いようです。
白花は元気ですが赤系はだいぶ進んでいました。

駐車場は場内は満車で、離れた有料臨時駐車場からバスという方式です。
わたしは入り口近くの民間の臨時駐車場に停めました。
ちょっと歩きますが、これも悪くないですね。

しかし芝桜はまだ秩父がNo.1ですね。 あそこは途中の森もいいし、武甲山を
背景にした景観も素晴らしく、枝垂桜の公園もあって楽しめます。


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館林では芝桜で帽子のような模様を描いていました。
下は館林のパノラマです。



こちらは太田市の芝桜パノラマ。
会場西側の丘です。


東側にも広々とした景色が広がっています。
小さな木立は 「妖精の森」。


「妖精の森」周辺には風のオブジェがいろいろと
設置されて、さわやかな音を立てていました。




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ホウキ状の桜 天の川

2008年04月29日 09時02分24秒 | さくら    
八重のピンクと白の花が混じって咲く桜、天の川。
若葉も一緒に出ています。

ヤマザクラ群で荒川堤にあった桜で、花が上向きに咲き、樹形は
ホウキモモに似て、ホウキ状で横に広がらないという特徴があり、
すぐ見分けられます。

花の白いものを「七夕」と呼ぶことがあるそうです。
   (埼玉県川口市 花と緑の振興センター 080426)

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下2枚は 同 2018年4月7日。


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日光の花石桜

2008年04月28日 07時25分24秒 | さくら    
一重の小さな白花が垂れ下がるように咲くハナイシザクラ (花石桜)。
チョウジザクラ群の野生種という他はよく分かりません。
花は地味で、あまり人気がないようです。
  
日光植物園では、ミズバショウ池の向こうに静かに咲いていました。 
水芭蕉池を撮った写真を後で見直すと、ハナイシザクラの遠景が偶然
映っていました。

ハナイシの由来は調べてもなかなか分からなかったのですが、ふと気づくと、
ここ日光植物園の所在地が 日光市 「花石」 でした。 
東大付属ですから、まさに灯台もと暗し!
ハナイシとはこの住所の花石で、ここで発見された桜ではないでしょうか?
     (栃木県日光市 東京大学付属日光植物園 080419)


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中央上の人物の右に見えるのがハナイシザクラです。
まだ三~五分咲きくらいですが、それにしても華やかさはありません。

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超巨大輪の椿 トウツバキ

2008年04月27日 18時29分06秒 | サザンカ・椿 
鮮やかな赤の、径20cmほどもありそうな華やかな巨大輪の椿、
トウツバキ (唐椿) Camellia raticulata Lindl.

葉が10cm前後と大きく、しべが小さく、あまり椿らしくない爽やかさです。
トウツバキというのは一品種ではなく、中国の雲南省が原産地で、原種らしきもの
を含め200種以上の自然交配種・人為交配種の一群を指し、これはトウツバキ系の
中でもちょっと変わった品種のようです。
命名者Lindleyは John Lindley (ロンドン大学の初代植物学教授、1799-1865) ですが、
この木はLindleyが命名したその木の後裔なのでしょうか?
     (埼玉県川口市 花と緑の振興センター 080426)


Green Dynamics Groupホームページ によると、伊藤伊兵衛政武の 「地錦抄附録」
(1733) に、延宝年間 (1673-1681) にトウツバキが渡来したことが記されている
とのことです。

SEISUZUKのツバキのページ  にトウツバキ (Reticulata) のことが詳しく載って
いますが、中国から西洋に渡ったのは、1820年にCaptain Rowesがイギリスへもた
らしたのが最初だそうで、Lindley氏 (1830年に教授に就任) が命名したのでしょう。
その後アメリカなどで盛んに品種改良され新品種も多く生まれているそうです。

コウベ・カメリア・ソサエティHP の20種の画像を見ても、日本のツバキと較べて花が
みな大きく、豪華な感じがします。
しかしその中にこの花と緑の振興センターのものは見当たりません。

なお 「椿」 という漢字は国字で、中国では 「山茶」 と呼ぶので、トウツバキは
中国では 「雲南山茶花」 というそうです。


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遅咲きの桜 松月

2008年04月27日 08時07分14秒 | さくら    
淡紅色から白に変わるらしい八重咲きの桜、松月 (ショウゲツ、
Prunus lannesiana Wils. cv. Superba ) 。
メインの写真では開きかけの花が桃色で、開いた花が白です。
遅咲きで、いま満開ですが、訪れる人は稀。
品種名スペルバ は気高いという意味だそうです。
     (埼玉県川口市 花と緑の振興センター 080426)


           訪れる人なく花は気高くて   rocky


遺伝研の桜 によると、
  「花色は淡紅色で、内側にむかって次第に白味を増し中心は白色。
   小花柄は3.4~4.5cm、長く垂れて咲く。雌しべは1~2本、葉化する。」 
とあります。
しかし内側にむかって白味を増す様子は、この木ではあまり分かりませんでした。

このはなさくや図鑑 によると、
  「東京の荒川堤にあった品種とされ、花色は淡紅白色から、満開時には白色に
   変化します。樹形は傘型で、小高木に成長します。」 
とのことです。
この表現がもっとも近いようです。

また金沢にショウゲツジノオオザクラ (松月寺の大桜、Prunus jamasakura Sieb.)
という名桜があるそうで、国指定天然記念物 (1943年指定) です。
ふたたび 遺伝研の桜 によると、
  「別名、『ショウゲツザクラ』、『ノダノオオザクラ』 とも呼ばれる。
   原木は金沢市野田寺町、松月寺境内にあって、樹齢300余年といわれ、
   藩主も槍を伏せて通過したと伝えられる名桜。ヤマザクラ系の白花種と
   考えられる。」 
とのことです。
写真を見ると白色一重の花で、名前は似ていますが松月とは別の品種ですね。

信越地方の巨樹探訪 によると、松月寺の桜は現在は新しく伸びた枝が殆どで、
岩か土か見分けがつかなくなった幹のみが古い面影を宿しているのみ、
ということです。
    
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つぼみはピンクで、花びらにもピンクが残っている
花があります。

下はほぼ白に近くなっています。



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星座のようなコウゾの花

2008年04月26日 21時16分38秒 | ピンク・うす紫の花 
花曇の空を見上げると、羽子板の芯のような珠からしべがふわふわと
綿アメのように伸び出している不思議な花が咲いていました。
若葉の緑の間に綿アメのような花が、まるで星座のように光っています。

プレートを見ると、これがあのコウゾ (楮)、クワ科コウゾ属 Broussonetia
kazinoki Sieb.×B.papyrifera Vent. 
カジノキとヒメコウゾの雑種で、和紙の原料となり、実は赤熟して甘い、とあります。 
桑の実のような実が生るようです。
ミツマタはよく見かけますが、コウゾは初めてです。

木のぬくもり・森のぬくもり 植物図鑑  によると、
  「姫コウゾがかつて和紙の原料として使われたが、今はヒメコウゾとカジノキの
   雑種をコウゾと呼び、和紙の原料とする。
   しかし、実際の区別が難しいので、ヒメコウゾを通称コウゾとして、紹介される
   ことが多い。」
とのことです。
花と緑の振興センターのこの木は本物のコウゾというわけですね。
     (埼玉県川口市 花と緑の振興センター 080426)


           みどり葉にコウゾの花の星明かり  rocky 


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富士のさくらは豆桜

2008年04月26日 08時09分50秒 | さくら    
夢のように美しい桜、八重紅彼岸の片親がこの豆桜 (マメザクラ) です。
一重で、花びらは白から薄紅、芯としべも白から紅色という幅があります。

トンビが鷹を産んだというのか、植物だから出藍の誉れというのか、ともかく
あの八重紅彼岸の親とは思えない、小さくつつましい花です。
しかし低い木に多くの花を咲かせ、樹全体では花吹雪のようです。

遺伝研の桜  によると、 
  『マメサクラ。古書には 「ハコネザクラ」 と名が載っている。別名を 「フジ
   ザクラ」「マメザクラ」 とも呼ぶ。富士箱根山麓には特に多く、大群落を
   見ることができる。花の色、花形、葉などの形質に幅広い変異がみられる。』
とのことで、富士桜がこの豆桜の別名とは意外でした。

そういえば昔のお相撲さんの富士桜は豆タンクのような体型でしたね。
     (栃木県日光市 東京大学付属日光植物園 080419)


             豆桜ふもとを飾る富士の雪  rocky


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物の怪のような デショウジョウ

2008年04月25日 07時45分16秒 | 紅葉・新緑・葉の色       
日光に向かう道中で、畑の先に真っ赤な2本の木を発見。
遠目では何の木かよく分からないので、車を止めてあぜ道を
行くと、花ではなくて若葉が真っ赤に染まっている出猩々
(デショウジョウ) Acer palmatum 'De shojo' でした。
これは日本のカエデの代表品種、イロハモミジの1種です。

ちょっと変わった名前ですが、Wikipedia によると 猩猩 (しょう
じょう) とは中国の伝説上の動物で、人語を解し、赤い顔をした
人間のごとき容姿で、酒を好むとされています。
転じて、大酒家や赤いものを指すこともあるそうですが、後代の
注ではしばしばオランウータンなどの大型類人猿に擬せられる
とのことです。

若葉が出ると猩猩のように赤い、というので 「デ・ショウジョウ」
なのでしょうか。
ほとんど物の怪 (もののけ) が出たように見えますね。 
以前にもアップしましたが、こんな真っ赤ではありませんでした。

ポインセチアに似たショウジョウソウ、またショウジョウバカマも
ありますが、迫力が違いますね。
     (栃木県日光市の路傍 080419)

             
           物の怪と見えてショウジョウ緋の衣  rocky  


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色濃い蝦夷山桜

2008年04月24日 07時56分59秒 | さくら    
しっかりしたピンクが美しいエゾヤマザクラ(蝦夷山桜)Prunus sargentii 。
北海道をはじめとして日光以北の本州、四国まで分布する野生種で、別名を
オオヤマザクラ(大山桜),ベニヤマザクラ(紅山桜)とも。

エゾヤマザクラは北海道では葉と同時に開花するようですが、日光では葉は
出ていませんでした。
北海道を代表する桜で、日高管内静内町の延長7キロという日本一の桜並木
を誇る二十間道路や札幌の円山公園なども、エゾヤマザクラが中心だそうです。

遠目にはピンクが濃いのですが、1輪だけアップするとほとんど白に見える
から不思議です。
ソメイヨシノもそうですね。     
     (栃木県日光市 東京大学付属日光植物園 080419)


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伝説の躑躅 アカヤシオ

2008年04月23日 08時01分34秒 | ピンク・うす紫の花 
華やかなピンクの花が、翼を広げたようにいっぱいに咲き誇るツツジ、
アカヤシオ Rhododendron pentaphyllum maxim var. nikoense komatsu。
日光植物園には大木があちこちにあり、満開です。こんなみごとな花は
きっと園芸品種と思いましたがさにあらず、野生ツツジなのだそうです。
    
環境省インターネット自然研究所HPによると、
  「アカヤシオは早春の山々で葉が出る前に淡紅紫色の鮮やかな花をつけ、よく目立つ野生のツツジの仲間。 「ヤシオ」 とは染料に何度もつけてよく染めることを意味する 「八汐 (やしお)」 という言葉に由来すると云われています。北関東の赤城山周辺に多いことから 「赤城躑躅 (あかぎつつじ)」 とも呼ばれ、栃木県の県花にも指定されています。アカヤシオと同じように五枚の葉をつける「五葉躑躅 (ごようつつじ)」 の仲間にシロヤシオがありますが、これは系統的にはやや遠縁のもので、アカヤシオに近縁な種としてはムラサキヤシオがあります。また、近畿と四国に分布するアケボノツツジ、九州のツクシアケボノツツジも、このアカヤシオの変種として扱われています。栽培はやや難しいので、町中に植栽されることはあまりありません。 (一部略)」
とのことです。

写真の下に、アカヤシオに関連する、60年に一度咲くという京丸牡丹伝説についての記事を集めてみました。
      (栃木県日光市 東京大学付属日光植物園 080419)

             魂の舞い飛ぶごとしアカヤシオ  rocky


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浜松市天竜区春野町 (旧 周智郡春野町) の岩岳山 (1,369m) には、京丸牡丹 (きょうまるぼたん) 伝説で知られる 「アカヤシオおよびシロヤシオ群生地」 があり、昭和49年に国の天然記念物に指定されました。

京丸牡丹伝説とは、諸説があるようです。
遠州民話の会HP によると、
「京丸山の深奥に所数僅に数軒に過ざる一あり、古は絶て他と交通することなく長を源佐衛門尉と称し家に金巾子の冠、非縅の鎧、錦の直垂等を秘蔵す、相伝ふ往昔京家の分乱を避て遠く此山中に匿れたるものの苗裔なりと、又此辺幽谷に奇異の花あり遙かに之を望めば花の形状牡丹に似て会々落花の渓泉を流るるものを看るに一弁の大さ尺余に及ぶ、京丸の牡丹と称するもの是なり」 
と記し、出典を 『日本伝説大系』 七巻所引 『静岡県名勝案内』 とあります。
花びら一枚が30cm以上というのですから、牡丹だとしても超巨大輪です。

馬場直之のホームページ によると、アカヤシオが京丸牡丹と呼ぱれるようになったと記しています。
「昔々、京丸川の奥の奥、人知れぬ隠れ里・京丸の里に一人の旅の若者が迷い込んだ。若者は里長の一人娘と激しい恋に陥った。しかし、この里にはよそ者とは添えぬ固い掟があった。叶わぬ恋に悲観した二人は淵に身を投げて死んだ。里人は恋に殉じた二人を厚く葬った。それからというもの、60年に一度、開いた傘ほどもある巨大な牡丹の花が山里を包む山肌に咲き、二人の命日になると身を投げた淵に花弁を散らすようになった。
京丸の里に伝わる美しくも悲しい物語である。 しかし、60年に一度咲くこの巨大な牡丹の花は未だ確認されていない。遠州七不思議の一つであり、京丸の里を隠すようにそびえる岩岳山、竜馬ケ岳の西面に群生するヤシオの花がこの牡丹の花に擬え、いつの頃からか京丸牡丹と呼ぱれるようになった。(一部略)」
とのことです。

シヴァ神の歩き方 によると
「京丸とは、春野町と水窪町の境界近く、気田といってもそこからかなり奥の秘境といわれるくらいの所で、平家の末あるいは南北朝争乱期の世を逃れてここに落ちてきた隠れ里で、京丸の住民は、すべて「藤原」を名乗っていたらしい。この京丸牡丹、”60年に一度咲く”という伝説の花を、藤原本家の18代当主のお話では大正2年5月、当時16歳だった時、村の人たちとまざまざと見た (一部略)」
という話があるそうです。

猿和の写真俳句 によると、
「京丸山の牡丹伝説はいろいろあるが、平清盛の曾孫六代の隠れ家が北条方に見つかり六代の妹が牡丹一株を持って家来とともに落ち延びたところが京丸で、60年に一度大輪の花をつけるという。六代は平維盛の長男で実名高清、平家の嫡流である。沼津市千本には彼が葬られたという六代松の碑がある。(一部略)」
とのことです。

伝説らしく諸説紛々ですが、山中に咲く野生種とは思えない赤と白の華やかさが伝説に結びついたのでしょう。
私は山登りは苦手なので、そのアカヤシオとシロヤシオの大群落を見ることは難しいです。 
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花のさと 三春

2008年04月22日 21時20分21秒 | さくら    
三春町はまさに花の国で、いたるところに桜が咲きほこっていました。
渋滞がひどいので、運転中の車のエンジンを切って、降りて写真を撮る
ことが出来るほどでした。
本も70ページくらい読み進んでしまいました。

途中に 「さくらの公園」 があり、渋滞疲れで立ち寄りました。
山二つほどが丸ごと 16種 3200本という桜の公園になっています。
品種のプレートがほんの数えるほどしかないのがちょっと残念でしたが、
景色は素晴らしいものがありました。

三春町の花景色をいくつか。
メインは滝桜のすこし手前にある、民家の前山?
みごとなさくらが数本、小さな山に立っています。
     (福島県三春町 さくらの公園ほか 080420)

                滝桜たずねる路も花の里  rocky


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上はさくら公園。
三春湖にかかる斜張橋の遠景です。


これもさくら公園。
谷一つ向こうまで、谷の下までさくらが植わっています。
谷底の桜は見るのは無理でしょう。


徒歩の途中にあった狐田稲荷神社の桜。 丘の上にあり、ふり仰ぐ感じです。
この神社は延暦20年 (800年) ころ、京都の伏見稲荷を分霊したと伝えられる
由緒ある神社だそうです。


これも徒歩の途中。
菜の花との競演です。

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華麗な桜 八重紅彼岸

2008年04月22日 07時48分03秒 | さくら    
花びらに濃淡のある感じの華やかなピンクの桜、八重紅彼岸 (ヤエベニ
ヒガン)。
彼岸からは月遅れなので、若葉もちらほら見えています。

エドヒガン群で、親がマメザクラ×エドヒガンだそうです。
小彼岸系の余り大きくならない桜、という説明をしている場合がありますが、
コヒガンも豆桜と江戸彼岸の交雑種といわれており、つまり両親を同じくする
グループということのようです。 
いわばコヒガン一家か、コヒガン族? ですかね。
 
花は中輪といいますが、江戸彼岸よりも大きめでとても華やかです。
豆桜の血は木が大きくならないところに出ているようです。
     (福島県三春町 さくらの公園 080420)

            みちのくの彼岸は八重の月遅れ  rocky


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これも八重紅枝垂?

2008年04月21日 15時06分50秒 | さくら    
日光 輪王寺の下にある市営駐車場に2本の八重紅枝垂があります。
向かって左は満開、右は咲き始めなのですが、よく見ると右の木は
つぼみが濃い紅色でぶどうの粒のようです。

ふつうの八重紅枝垂のつぼみはもっと色が明るく、形はどんぐりを
小さくしたような感じだと思うのです。
この木のつぼみは殆んどまん丸です。
他のホームページを検索しても、こんな八重紅枝垂のつぼみは見当たり
ません。

これはひょっとして別の品種でしょうか?
こんなつぼみを見かけたという方は教えてください。
     (栃木県日光市 日光輪王寺下駐車場 080419)


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