http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010053090071144.html
一九六〇年の日米安保条約改定から五十年を迎える六月、米国人の字幕翻訳家リンダ・ホーグランドさん=ニューヨーク在住=が、安保闘争をテーマに制作したドキュメンタリー映画「ANPO」を東京大学安田講堂で上映する。改定阻止を叫び国会に突入したデモ隊と警官隊が衝突して犠牲になった東大生、樺美智子さん=当時(22)=の命日にあたる同十五日を上映日に選んだ。映画の紹介を兼ねたシンポジウムも開く。(ニューヨーク支局・加藤美喜)
ホーグランドさんは宣教師の娘として京都で生まれ、六〇~七〇年代は山口県などで育った。十七歳で米国に戻り、エール大学卒業後、堪能な日本語を生かして字幕翻訳家として独り立ち。これまでに黒沢明監督や宮崎駿監督らの映画約二百本の字幕を担当した。
ホーグランドさんが「ANPO」制作に突き動かされたのは、画家中村宏さん(77)=東京都練馬区在住=の作品「砂川五番」を鑑賞したことがきっかけだ。
米軍立川基地の滑走路延長をめぐって五五年、農民らと警官隊が衝突した砂川闘争。権力が土地を奪おうとする光景を描いた迫力ある筆致に、目がくぎ付けになったという。
「あの不思議な時代にずっと関心があった」と語るホーグランドさん。黒沢監督の「悪い奴ほどよく眠る」(六〇年)、今村昌平監督の「豚と軍艦」(六一年)の全編に漂う「絶望感」が理解できなかった。なぜ六〇年以前の映画と違うのか-。その背景にあった安保闘争を知り、日本社会を包んだ高揚感と、その後の挫折感の落差が気になっていた。
中村さんの絵に感動し、安保闘争が題材の絵画や写真を探し回った。「怒りと悲しみの記録」で有名な写真家の故濱谷浩さんや写真家石内都さんのほか、画家の故山下菊二さんら大勢の芸術家が優れた作品を残していることが分かった。
「ANPO」は芸術家の作品とインタビューを軸に「安保闘争」を振り返る内容。鳩山政権を揺るがせた沖縄の米軍基地移設問題にも触れ、「基地は何のためにあり、今後の日米関係はどうあるべきか」を若い世代にも問いたいという。
「米国では兵士はいつもヒーロー扱い。敗戦国で育つと戦争への『幻想』がない」。日本の小中学校で原爆の授業を受けたホーグランドさんは語る。米兵によるレイプ事件、爆音に悩まされる沖縄の住民たち。「ゆがんだ関係をいつまで続けるのだろう。日米安保って変なのでは…」
十五日午後六時に開場。映画上映のほか、東大の上野千鶴子教授の司会でシンポジウム「安保闘争の記録と記憶」が開かれる。入場無料。申し込みはメールアドレス=yasuda615@gmail.com=へ。一般公開は今夏の予定。
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民主党は、新しい日米関係を築くスタートラインとして沖縄基地の半減を目指せ!
反米だ、反中だとイデオロギーを持ち込まずに国連中心主義を真面目に思考実践せよ。
イラン問題も北朝鮮問題もどう対処するか考えた場合、素直に国連中心主義に立たざるを得ないじゃないかい。被爆国日本が専守防衛(憲法遵守)を旗印とするかぎり・・(^^)
小沢幹事長さん!強行採決を連発して無血革命を成し遂げてくれ!エイエイオー!
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一九六〇年の日米安保条約改定から五十年を迎える六月、米国人の字幕翻訳家リンダ・ホーグランドさん=ニューヨーク在住=が、安保闘争をテーマに制作したドキュメンタリー映画「ANPO」を東京大学安田講堂で上映する。改定阻止を叫び国会に突入したデモ隊と警官隊が衝突して犠牲になった東大生、樺美智子さん=当時(22)=の命日にあたる同十五日を上映日に選んだ。映画の紹介を兼ねたシンポジウムも開く。(ニューヨーク支局・加藤美喜)
ホーグランドさんは宣教師の娘として京都で生まれ、六〇~七〇年代は山口県などで育った。十七歳で米国に戻り、エール大学卒業後、堪能な日本語を生かして字幕翻訳家として独り立ち。これまでに黒沢明監督や宮崎駿監督らの映画約二百本の字幕を担当した。
ホーグランドさんが「ANPO」制作に突き動かされたのは、画家中村宏さん(77)=東京都練馬区在住=の作品「砂川五番」を鑑賞したことがきっかけだ。
米軍立川基地の滑走路延長をめぐって五五年、農民らと警官隊が衝突した砂川闘争。権力が土地を奪おうとする光景を描いた迫力ある筆致に、目がくぎ付けになったという。
「あの不思議な時代にずっと関心があった」と語るホーグランドさん。黒沢監督の「悪い奴ほどよく眠る」(六〇年)、今村昌平監督の「豚と軍艦」(六一年)の全編に漂う「絶望感」が理解できなかった。なぜ六〇年以前の映画と違うのか-。その背景にあった安保闘争を知り、日本社会を包んだ高揚感と、その後の挫折感の落差が気になっていた。
中村さんの絵に感動し、安保闘争が題材の絵画や写真を探し回った。「怒りと悲しみの記録」で有名な写真家の故濱谷浩さんや写真家石内都さんのほか、画家の故山下菊二さんら大勢の芸術家が優れた作品を残していることが分かった。
「ANPO」は芸術家の作品とインタビューを軸に「安保闘争」を振り返る内容。鳩山政権を揺るがせた沖縄の米軍基地移設問題にも触れ、「基地は何のためにあり、今後の日米関係はどうあるべきか」を若い世代にも問いたいという。
「米国では兵士はいつもヒーロー扱い。敗戦国で育つと戦争への『幻想』がない」。日本の小中学校で原爆の授業を受けたホーグランドさんは語る。米兵によるレイプ事件、爆音に悩まされる沖縄の住民たち。「ゆがんだ関係をいつまで続けるのだろう。日米安保って変なのでは…」
十五日午後六時に開場。映画上映のほか、東大の上野千鶴子教授の司会でシンポジウム「安保闘争の記録と記憶」が開かれる。入場無料。申し込みはメールアドレス=yasuda615@gmail.com=へ。一般公開は今夏の予定。
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民主党は、新しい日米関係を築くスタートラインとして沖縄基地の半減を目指せ!
反米だ、反中だとイデオロギーを持ち込まずに国連中心主義を真面目に思考実践せよ。
イラン問題も北朝鮮問題もどう対処するか考えた場合、素直に国連中心主義に立たざるを得ないじゃないかい。被爆国日本が専守防衛(憲法遵守)を旗印とするかぎり・・(^^)
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