
https://www.minpo.jp/news/detail/2016073133302
デモ行進で脱原発などを訴える参加者
核廃絶や脱原発訴え 原水禁世界大会が福島で始まる
原水爆禁止世界大会は30日、福島市で始まった。初日は全国から約750人(主催者発表)が集い、デモ行進で核兵器廃絶や脱原発を訴えた。実行委員長の川野浩一原水禁議長は県教育会館で開かれた集会で、原発再稼働を目指す政府の方針について「原発事故で古里に帰れない人を思いやる気持ちがない」と批判した。角田政志県平和フォーラム代表、ドイツ連邦議会のクラウディア・ロート副議長らがあいさつした。「全国の原発の再稼働反対、原発も核も戦争もない平和な社会の実現に向けた運動を全国の仲間と共に進める」とする「フクシマアピール」を採択した。31日は飯舘村や南相馬市などを視察し、1日は福島市の東京電力福島復興本社で県内原発の全基廃炉などを申し入れる。大会は広島、長崎に会場を移し、9日まで続く。原水爆禁止日本国民会議(原水禁)などで構成する世界大会実行委員会の主催。県内での開幕は福島第一原発事故が起きた平成23年から6年連続。
