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★【日刊ゲンダイ】日本赤十字社にポーンと2億円 総裁名義で義援金を送った韓鶴子氏の狙い

2022年08月19日 10時46分53秒 | ●YAMACHANの雑記帳

一体、どこからかき集めたカネなのか──。

 旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の韓鶴子総裁(79)が、日本国内で震災や豪雨被害に遭った被災者に多額の義援金を送っている。
 旧統一教会のウェブサイト(2018年7月21日)には、当時の徳野英治会長が日本赤十字社に目録を手渡す場面が掲載され、こう記してある。
<真のお母様(韓鶴子総裁)が、西日本豪雨(平成30年7月豪雨)の被災者の支援と被災地の復興のため、2000万円を日本赤十字社に寄付されました>

<徳野会長は、家庭連合の会員の被害状況について説明。7月13日に訪問した岡山県の会員の自宅が2階まで浸水した様子を生々しく語ったうえで、家庭連合平和ボランティア隊「UPeace」が現在、被災地で支援活動をしている様子を紹介しました>
 韓鶴子総裁は16年4月にも熊本地震の義援金として、4000万円を寄付。11年3月には、文鮮明総裁(当時)と韓鶴子夫妻で東日本大震災の義援金1億4000万円を送っている。

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教団名でなく、あえて「総裁名」で日本の被災地に、多額の寄付をする「狙い」は何なのか。
「全国霊感商法対策弁護士連絡会」の紀藤正樹弁護士はこうみる。
■もとはといえば信者の献金
「信者は当然、お母様が日本のことを考えてくれていると思い込みます。信者の士気を高揚させるために寄付は意味があるのです。教団にとってお金をバラまくということは、人を従えるための手段のようなもの。1億円なんて、大した金額ではありません」

 かつて植民地支配で韓国を苦しめた日本は悪を代表する「エバ国家」であり、韓国は正義を代表する「アダム国家」だから、日本は韓国に貢ぐことが使命だ、というのが旧統一教会の教義。日本国内の信者は約60万人と世界で一番多く、韓国の倍だ。信者は罪から救われるためには相応の献金が必要だと植え付けられ、過去には日本から韓国に年間500億円が送金されたこともあったという。
 直接、韓国に届ける日本人信者もいるというから、いかに日本人信者が“貢献”してきたかが分かる。

「自分たちが献金したお金が(被災地支援などの)良いことに使われているんだったら、もっと献金をしなきゃという気持ちになります。教義的にも日本は韓国に尽くさないといけないという立場ですから、お母様が日本のことを考えて下さるなら、エバ国家の使命としてさらに活動を続けなければとなる。1億円寄付しても余りある効果があります。当然、それを狙っていると思います」(紀藤弁護士)
 年間500億円ものカネが集まる教団にとって、1億円くらい「はした金」に過ぎないだろう。しかも、もとはといえば信者の献金だ。それで日本人信者の士気が上がり、教団に還元されることになれば、これ以上の効果はない。


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