【安倍元総理大臣の国葬】岸田総理 午後から弔問外交スタート
3,330 回視聴 2022/09/26 今週木曜日に国交正常化50年を迎える日本と中国の関係を振り返る「日中50」です。 中国が軍事的圧力を強める台湾を臨む南西諸島。いま、日本の「離島」にも中国の脅威が差し迫っています。 轟音を立てて浜辺に乗り上げてきたのは、海上自衛隊のエアクッション艇「LCAC」です。最大で人員およそ200人を乗せて、場所を選ばずに上陸することができ、災害時には支援物資の運搬を行うことができます。 今月17日、静岡県沼津市で、国内で初めて日米共同で上陸訓練が行われました。 実はこのLCAC、災害時だけではなく、非常時に離島の奪還を目的として、陸上自衛隊の水陸機動団や戦車を乗せて上陸する「水陸両用作戦」でも用いられるのです。 防衛省が「離島防衛」に注力する背景には、台湾に軍事的圧力を強める中国の存在があります。 先月、アメリカのペロシ下院議長が台湾を訪問すると、中国は反発し台湾周辺で軍事演習を実施。沖縄県波照間島の南西の日本のEEZ=排他的経済水域内にも弾道ミサイル5発を落下させました。 アメリカのバイデン大統領は今月、中国が台湾に侵攻した場合はアメリカ軍が守ると明言。いわゆる「台湾有事」は、日本にとっても、ひと事ではないのです。 浜田防衛大臣 「台湾、近いね」 浜田防衛大臣は先週、台湾からおよそ110キロ、日本の最西端に位置する与那国島を視察。防衛省関係者によると「浜田大臣は防衛の最前線である与那国島の視察には、どうしても行きたいという意向だった」といいます。 陸上自衛隊員などおよそ200人が所在する与那国駐屯地。2016年に配備されて以来、防衛力を強化する動きが着々と進んでいます。 今年4月、中国の電子戦機・Y-9が、与那国島を含む南西諸島の南側の太平洋上を飛行。こうした中、防衛省は来年度、与那国駐屯地に、電子戦部隊の配備を予定しています。電波の収集や分析を行い、有事の際は相手の電波利用を無力化させ、日本側の作戦を有利にする任務も行うということです。 中国による軍事活動が間近に迫り、「防衛の最前線」とも言える南西諸島ですが… 浜田防衛大臣 「我が国の周辺には強大な軍事力を有する国家などが集中。南西諸島における防衛体制を目に見える形で強化してまいりたい」 国交正常化からまもなく50年。日本の「離島」が脅威にさらされる中、不透明に軍事力を強化する中国と、どのような関係を築くのかが焦点となります。 ▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/
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