批判無視し「国葬」決定
根拠も議論もなく弔意押し付け
官邸前 市民が緊急抗議
(写真)安倍晋三元首相の国葬実施の閣議決定に抗議する人たち=22日、首相官邸前
岸田政権が、安倍元首相の「国葬」開催を閣議決定した22日、首相官邸前で400人(主催者発表)の市民が緊急抗議しました。雨が降るなか、「国葬をする法的な根拠がない」「国会での議論すらなく決めるのは民主主義の否定だ」と怒りの声をあげました。「私の税金使わないで!」「国葬NO!」などと書いたプラカードが掲げられました。
北海道函館市に住む男性(53)は、SNSで行動を知り駆けつけました。「法的な根拠もない国葬を、抜き打ち的に閣議で決めるなんておかしい。弔意を押しつけられるのも嫌です。反対の声をあげ続けます」
抗議は、許すな!憲法改悪・市民連絡会が呼びかけ、さまざまな団体・市民が賛同。同連絡会共同代表の高田健さんは「国葬は、岸田政権による銃撃事件の明らかな政治利用です」と強調。法的根拠もない国葬の決定は立憲主義、民主主義の危機だとし「全国で抗議の声をあげ続けよう」と呼びかけました。
市民がリレートーク。憲法会議事務局長の高橋信一さんは、国民のなかで政治的評価が分かれる安倍氏の国葬を国会の議論すらなく決めたことを批判。「岸田政権がやろうとしていることは憲法違反です」と述べ、反対する世論を広げようと語りました。
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