タカラトミー、大幅黒字転換

嗚呼ついに！ついに待ち望んでいた日がやってきた！

■タカラトミー株
タカラトミーが中間予想を上方修正、内外がん具好調で特損を吸収

先日、業績の上方修正が発表されました。
昨年まで赤字だったのに、大幅黒字転換です。
おかげで株価も好調。前日比＋31円の837円で取引を終えました。

…でも素直に喜んでいいんでしょうか。ちょっと昔を振り返ってみましょう。

（株式会社タカラ 2004年3月期 連結業績報告より）
　＞キャラクター商品として「ぴちぴちピッチ」、全世界でヒットしたファッションドール「ブラッツ」を商品展開しましたが、市場に浸透するには至りませんでした。遊具ラインとしてはテレビ放映を開始したぴちぴちピッチでカラオケ「e-kara」を展開し、犬後翻訳機「バウリンガル」に猫語翻訳機「ミャウリンガル」など話題性豊かな商品群を発売しましたが、商品開発の長期化などにより目標を達成するには至りませんでした。

まだ記憶に新しいあの悪夢。
玩具の売上が前年度比31.7％減の悲しい現実に、人魚さんたちは粛清の嵐を受けることに。
それ以来、反省室に押し込められ、辛く悲しくひもじい日々を送る羽目に陥りました。

が、その屍を乗り越えて今年発売された「e-kara」の亜種「きらカラ」及びその販促員「きらりんレボリューション」は大人気。
「きらレボ」は放送事故なんて起こしませんし、主役の中の人の知名度も桁違い。
マクドナルドさまとタイアップまでされた日には人魚さんたちも立場がありません。

…ちくしょう。
きらりさんが心底憎いです。
本来そこにいるべきなのは、みんな大好き人魚さんだったはずなのに…！

けれど、ここは前向きに考えましょう。
今、マイク型玩具が旬なんです。今なら、出せば売れるんです。
聡明なタカラトミーさまなら気付いてくれるはず。
自社の地下倉庫に放り込まれネズミさん相手に虚ろな瞳で歌い続けてる、気の毒な娘さんたちのことを。
きっと今頃「ぴっち」第三期の打ち合わせが進んでるはず…！

…涙で前が見えないのは、嬉しいからなのか悲しいからなのか、よく分かりません。