穴にハマったアリスたち

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おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~第33話「元気になったらイイナ!」

2006年11月13日 | アニメ・日曜朝 感想その他
「マイメロ」の姉妹番組「セサミストリート」での一幕。

 エルモ:
  「コンピュータはどこにある?」
 子供:
  「ゴミ捨て場!!」

  映し出される、ゴミ捨て場と野ざらしのコンピュータ

 エルモ:
  「正解!ハッハッハッハー♪」


 明 ら か に 間 違 っ て る だ ろ 。


・おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~第33話「元気になったらイイナ!」

前番組のせいで、どんよりした暗い気分で始まった今週の「マイメロ」。
今日の主役は、みんな大好き歌ちゃんの妹さん。
「みんな大好き」の決まり文句が、「歌ちゃん」と「妹さん」、どちらにかかってるかはご想像にお任せします。

…巷で「可愛い」と呼称されてる割合とか、登場時の視聴者の喜び方とか、そういうのを冷静に思い返したらダメ!歌ちゃんが可哀想!

さて、妹さんのご友人・新井さんは何やらお悩みの様子。

新井さん:
 「食欲が無い…」

クラスメイト一同に走る衝撃。
新井さんといえば、学校で飼ってる鶏を食欲の対象としてしか見てない娘さんです。
悪夢魔法の餌食になった妹さんを、文字通り餌食にしようとした娘さんです。
そんな腹ペコキャラの新井さんが!

…で、てっきり「間食しまくってるからお腹が空かない」とかそんなオチかと思ったのですが。

新井さん:
 「お父さんとお母さん、別れそうなんだ」

いきなりドシリアス。
何故、妹さんが主役の時は、こういう深刻な悩みばかりが寄せられるんだ。
「お母さんに会えたら」や、真面目なコンプレックスネタは妹さんご用達のようです。

…参考までに直近の歌ちゃんの大活躍シーン。

歌ちゃん:
 「歌ちゃんファイヤー!!」

 

主人公様…。
こんなんだから、せっかくの名曲「シアワセの羽」を、妹さんに取られたりするんだ。

閑話休題。
元気のない新井さんを励まそうと、妹さんは彼女をマリーランドにご招待。
嗚呼、これが正しいヒロイン様の行動だよな。
誰とは言わないけど、「マイメロ、なんとかして~!」と叫ぶだけの娘さんとはえらい違い。

…ちなみに今日の歌ちゃんは暢気に自宅待機です。普段にも増してやる気がない。

マリーランドにやってきた妹さんご一行は、マイメロの旧友・カキくんの経営するシーフードレストランへ。
(余談ですが、「メリーちゃんと羊」の世界観を思い出した)
が、王様の気まぐれで、本日はたこ焼き以外を食すと厳罰に処されことに。

中沢くん&太田くん:
 「マリーランドって怖いところだったんだ…」
 「見かけが平和って、実は恐ろしいことだったんだね」

小学生に恐怖を植え付ける夢の独裁国家・マリーランド。
王様の一存で布かれる圧政を目の当たりにして、子供たちの心に暗い影が。
でも夢野さんはとっても勇敢。

妹さん:
 「あの王様だけは!!」

ぶち切れて王宮に殴りこみを決行。
これが歌ちゃんだったら、「じゃあ帰ろうか」とか言い出してたような気がしてなりません。

そんな中、同じくお城に急襲をかける途中のクロミさんと遭遇。

クロミさん:
 「開け!夢の扉!」

かくして開く新井さんの夢の扉…ではなく、開いたのは太田くんの駄夢。
スタッフ様、「両親が離婚しそう」という深刻な悩みから逃げやがった。

中沢くん:
 「太田くん、話し合おうよ…!」

悪夢魔法の影響で、太田くんは巨大な蛸に変化。
そしてそんな異常事態をさっくりと受け入れ、対話に臨む小学生一同。
順応力の高さが半端じゃありません。さすがは夢ヶ丘の住人。

が、そんな会話など受け入れられるわけもなく、太田くんは暴走、あっさり捕まる中沢くん。

妹さん&新井さん:
 くるり
 …ダッシュ!

無言かつ秒で見捨てる女児二人。
まるで歌ちゃんみたいです。
ダメな姉のせいで「マイメロ」最後の良心の妹さんまで、薄汚れ始めてる。

どうしようもない状況の中、最終的には妹さんの求めに応じ、マイメロが対抗魔法を起動。

…そうだよな。ドリームパートナー抜きでも魔法発動できるんだよな。

歌ちゃんの存在意義に心の底から疑問符です。
彼女がいなくても、妹さんだけでまともに話が進んでしまっています。
むしろ、妹さんがメインの方が話がまともに進んでしまっています。

なお、問題の核であった新井さんの両親の件は、カキくんの活躍により円満解決を見ました。
そして生み出されるピンク音符。
…その音符が、誰から、どうして生まれたのか、心の底から謎です。


次回は「あの頃に戻れたらイイナ!」。
歌ちゃんの誕生日話&小暮くんのメイン回。
これまで、いいところが全くなく、歌ちゃんポイント右肩下がりの彼。
正直、柊先輩相手に勝てる要素がありません。むしろ藤崎さんとのフラグを育ててるようにしか見えないし。
おそらくこれがラストチャンス。

…つうか、歌ちゃんがヒロイン様として返り咲けるかどうかのラストチャンスな気もする。


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同業他社番組「ふたりはプリキュア」で、「主人公の不思議生物が皆にバレかけてさあ大変」というネタをやっててノスタルジー。
大丈夫、人の耐性は意外と高いものなんです。
一回バレてしまえば新しい世界が開けるものなんです。
あたかも、謎生物と怪異に完全に順応してしまった夢ヶ丘の人たちのように…。

…その勇敢な一歩を踏み出せなかったのが、プリキュアさんの弱さだと思ってしまった。

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