穴にハマったアリスたち

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仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ

2010年08月21日 | アニメ・日曜朝 感想その他
年に一度の同窓会を兼ねた「ライダー」映画に、今年もやっぱり行ってみた。
かれこれ10年近く続いてる。
うん。今年も無事に生きてきた。来年1年も無事に生き抜こう。

■仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ

みんなの心の故郷・風都にテロリストが舞い降りる。
彼らの手にはAからZまでの26個の新型ガイアメモリ。
風都を守るため、仮面ライダーたちが立ち向かう…というお話。

今回のお話の最大特徴の一つは、「テレビシリーズ最終回間際に放映された」こと。
先代の「ディケイド」さんが半年終了だったことを受けて、「W」さんの放送開始は昨年の秋。
おかげで今まではシリーズ中盤に当たった「夏」が、終盤になってしまってる。
その影響で、全体の雰囲気がかなり変わってる気がした。
パワーアップフォームを販売する必要がない(!)とか、そういうこと以外にも。

風都のために戦うライダーさんに対し、街の人々は叫ぶ。
「頑張れ、仮面ライダー!」と。
今まで「そんな理由でいいのか」と思わなくもない理由で怪人化してきた街の人々が、自分らを救ったヒーロー・仮面ライダーに対し、大声援を送る。
初めは謎の都市伝説扱いだったライダーさんなのに。
再登場のゲストキャラの面々が、これでもかとばかりにずらずらと並ぶ。

今回のラスボスさんはA~Zの26個のメモリ全部を同時起動なされます。
物凄い勢いで鳴り響くメモリ音声には笑うしかない。[BIRD!][NAZCA!][OCEAN!][PUPPETEER!][UNICORN!][YESTERDAY!]以下略。
そしてそれを弾装の如く背負う姿はいっそ清々しいです。もうUSBメモリやめて外付けハードを買え。

ラスボスさんは言う。「メモリの数が違う(だからお前たちに勝ち目はない)」と。
今までメモリの数のアドバンテージで勝ってきたライダーさんには痛いお言葉。
実際、あっさり危機に陥る。
そしてその危機を救ったのは、メモリでも新アイテムでもない。
他ならぬ、風都自身だった。

風都特有の「風」がライダーの風力発電を起動する展開は、かなり胸に来た。
初代仮面ライダーのギミックつながりなところが、「記憶」を掲げる「W」さんと合致。
何より、1年間戦ってきた風都そのものがライダーに味方するのが熱い。

今回のラスボスさんは、自分のことを「仮面ライダーエターナル」と呼称する。
それを聞いた左の人は、即座に言い放つ。「仮面ライダーの名を、軽々しく名乗るな」と。
今やその辺をライダーが闊歩している時代ですけれど、だからこそ説得力がある。
単に変身しさえれば「仮面ライダー」なんじゃない。
風都や街の人々の声を背負って戦う、彼らこそが「仮面ライダー」なんだ。

こういった展開は、1年の終わりだからこそ映えるのだと思う。
今までやってた「いきなり最終回」とは違った演出で、即座に対応してきたあたり、さすがプロ。
ここしばらくの「ライダー」映画は高得点続きで、とても嬉しい。


(左画像)
撮影報告書 メイキング・オブ・仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ [DVD]

(右画像)
W(ダブル)


…オロナミンCはどこ?

【蛇足1】

「ゴセイジャー」さんには触れないのが優しさなのでしょうか。
何故かピンクの人がやたら可愛く見えました。
それだけを見てました。一生懸命に。

【蛇足2】

若菜姫の「ちっ!」を大画面で見れて幸せでした。

園崎の皆さまは、この事態をどう切りぬけるつもりだったのだろう。
余裕綽々のお父様も、テラーを起動できない以上、「ただの財閥家」以上の関与はできません。
内心は結構追い詰められてたと思うと、ちょっと可愛い。
コメント (1)
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