先週の感想が書けてないですが、ひとまず今週分。
■スマイルプリキュア! 第42話「守りぬけ!なおと家族のたいせつな絆!!」
緑川さん家に第7子が生まれることになりました。
近頃では珍しい大家族です。
プリキュアさんの弟妹数の平均を、たった一人で上げまくっておられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5b/5e/d1547273ef6fc1c14ce8f473c24c810f_s.jpg)
これだけ沢山弟妹がいると、長姉にはかなりの負担がありそうなもの。
でも緑川さんは溌剌と頑張っておられます。
たまにプリキュア仲間の間では幼く見えるは、その反動もあるかと思われますが、可愛い範囲です。
これが弟妹ではなく姉が6人だった日には、酷く歪んだ性格になりそう…。
今一瞬「レモネ」とかいう単語が脳裏に浮かびましたが、すぐに忘れよう。
さてお留守番を任された緑川さん。
いつものように張り切りますが、ふと目を離したときに、弟妹ふたりが外に出てしまいました。
しかもマジョリーナさんの人質になってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0a/12/6741b823118fe6e772f96c9a5b41590c_s.jpg)
魔女さん:
「今日こそ倒してやるだわさ、キュアマー…」
歴代のプリキュアさんたちならば、この時点で殴りかかり、人質作戦がいかに愚かであるか、相手を教育するところでした。
プリキュアさんに会話なんて通用しないのです。
だけど賢明なる魔女さんは、ちゃんとその対策もされていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/5c/8e0accfb197ab73bd829fc194ad3abc9_s.jpg)
緑川さん:
「………」
弟妹の前で変身…。
今まではお友達と一緒にわいわいきゃーきゃーやってたので感覚麻痺してましたが、家族の前であのコスプレとか。
思わず動きが止まってしまう。大ピンチ。
だけど弟妹思いの緑川さん。
即座に恥を振りきりました。迷っていても、先に進めない。
ならば宜しい。見たくば見せようこのコスプレ姿。弟よ妹よ、姉の雄姿を目に焼き付けるがいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/62/65/2347e2c48a4f9f4f5952c170eeedd276_s.jpg)
この瞬間、姉・緑川なおは、伝説の戦士・プリキュアとしてクラスチェンジされました。
緑川さんが変身初回で悩んでいた「家族はいつかバラバラになる」問題。
これは避けようがないし、避ければいいってものでもない。
子供はやがて大人になり、社会に出て、自分たちの家庭や人生を歩んでいく。
特に緑川さんは長姉です。
年齢順で言えば、最初に「家族をバラバラにする」のは、他ならぬ緑川さん自身。
「いつかはバラバラになる」なんて受け身な発想ではなく、「自分が最初にバラバラにする」くらいの覚悟を要求されます。
緑川さんのまとめ回としては、ここは不可避のはず。
とはいえ女子中学生様の緑川さん、就職や一人暮らしさせるわけにはいかないだろうから、どう描写するのかと思ってたら…。
なるほど、家族の目の前で「変身」か。確かにヒロイン様の「変身」には、大人への成長の意味合いもあるし納得。
一度その道を踏みだしたら、もう以前のメルヘンには戻れない。
だけど家族を守るために、緑川さん改めキュアマーチさんは戦う。
そしてその姿を見て、二女と長男も立ち上がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1a/4a/779637371f16f1374c8483184dcb6050_s.jpg)
以前は絶望していた彼と彼女が、今度は立ち向かったのは美しすぎる展開。
ここでマーチさんが敗北し、二女さんが新プリキュアとして戦い始めても、受け入れてしまいそうなくらい。
確かにプリキュアになったことで、緑川さんは家族からちょっと離れてしまった。
恥ずかしいコスプレも見られたし。
でもそのおかげで、家族もまた、次のステージに進めた。
それによって、今度は緑川さん自身も励まされる。
メルヘンと現実の相互フィードバック。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5e/95/e3dbccba5d11101892a5d3be4f931165_s.jpg)
マーチさん:
「プリキュア・マーチシュート・インパクト…!」
謎の新技を繰り出し獅子奮迅。
だけど魔女さんも奮戦。
結果、流れ弾が弟妹の方に。
その危機を救ったのは、麗しきプリキュア仲間たちでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/55/ff/e9c1b4a437c3838c86297bd3234fba76_s.jpg)
ここはちょっと特筆したい。
緑川さん単体では、この危機は乗り越えられなかった。
もしも1年前に同じ状況に陥っていたら、(仮にその時に現在と同等のマーチ能力を保有していても)守り切れていません。
プリキュア(仕事)を始めたことで、緑川さんは家族と離れ、バラバラになった。
だけどプリキュア(仕事)を始めたことで知り合った人たちの存在で、家族を守れている。
星空さん視点でいえば、1年前の彼女にとっては、緑川弟妹はその辺でうずくまってる絶望男女でしかありません。
ジャングルの動物やアリとおんなじ。メルヘンだの大事な家族だの言われても、ちょっとリアクションに困る。
う、うん。あたしもテントウムシ好きだよ…?
でも今の星空さんにとっては違う。
緑川さんの大事なメルヘン(家族)は、星空さんにとっても大切なメルヘンになった。
そこから更に広がる相互フィードバック。美しすぎる。まさしく現実もかくあって欲しいと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/25/0f/889fdf56c8eaab4a1ea703ab8f31d361_s.jpg)
その後。第7子も無事に生まれました。
懸念された正体バレは「夢を見てた」として処理されました。
真実は風の彼方ですが、個人的には弟妹たちの優しさで、本当は覚えているけれど伏せたんだと思いたい。
事情はよく分からんが、バレるの嫌がってたみたいだし。実姉のコスプレとか、なかなかえげつないし。
こうして弟妹たちも、一つ大人になりました。
「7人弟妹」「毒りんご」と来たので、「白雪姫」と関係があるんだろうかとか、あれじゃあ他の4人もお伽噺モチーフがあったのかとか悩んだけど、終わってみれば全然関係なかった…のかな。
強いて考えれば、森で7人の小人と楽しく暮らしていた白雪姫は、外界の影響で外に世界に行くようになるのだから、そんなに外れてはいない…かもしれない。
【今週の星】
この世界ではプリキュアさんの存在は認知されていると思われます。
問題は数や名前。スマイルチームが5人で、「キュアマーチ」はその一人と認識されてるんでしょうか。
私らも、消防官や警察官の存在は認識してても、個人名やメンバー数までは意識しないものなぁ…。
もしもマーチさんが5人のメンバーの一人として認識されてるとしたら。
常識的な推察力があれば、マーチさんが出現した時期と、その頃から出来た友だちの存在などから、「たまに家に遊びに来るお姉さんたち」もプリキュアだろうと予想できるはず。
あの顔面に座布団ぶつけられて悶絶してるお姉さんも、コスプレして戦ったりしてるかもしれないのです…!
もう星空さんのことを、普通の目では見られない。
【今週の緑】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6a/9b/a816b4c2995c605f7c2ed3ba362f9742_s.jpg)
マジョリーナさんがこの子に目をつけたのは、彼女がこっそりと外に出る前。
何が一体魔女さんの興味を引いたんだろう…。
「男の子よりも女の子の方が御しやすい」「末っ子は幼すぎて会話が成立しなさそう」「上の妹は迂闊に刺激すると新プリキュアになりかねない」とかそんなあたりでしょうか。
魔女さんはああ見えて、意外と思考を巡らせてる。
【今週の緑2】
家族を失ったと思った時の緑川さんの心境は、後の語りによれば「怖かった」。
これはとてもリアルだと思う。
「哀しい」や「辛い」ではなく「怖い」。
「お化けが怖い」とは根本から異なる足元から崩れていくような「怖い」。
この怖さはなかなか表現できない。
【今週の緑3】
末っ子の名前は「ゆい(結?)」さんだそうです。
台無しなことを書きますが、大家族の末っ子が「結」なのは、無駄に生々しいです。
「子供はこれで最後」的意味合いが、どうしても出ます…。(「トメ(留)」さんとか「マツ(末)」さんと同様)
「人との絆を結ぶように」というのは、テーマ的にぴったりだとは思いますけれど。
■スマイルプリキュア! 第42話「守りぬけ!なおと家族のたいせつな絆!!」
緑川さん家に第7子が生まれることになりました。
近頃では珍しい大家族です。
プリキュアさんの弟妹数の平均を、たった一人で上げまくっておられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5b/5e/d1547273ef6fc1c14ce8f473c24c810f_s.jpg)
これだけ沢山弟妹がいると、長姉にはかなりの負担がありそうなもの。
でも緑川さんは溌剌と頑張っておられます。
たまにプリキュア仲間の間では幼く見えるは、その反動もあるかと思われますが、可愛い範囲です。
これが弟妹ではなく姉が6人だった日には、酷く歪んだ性格になりそう…。
今一瞬「レモネ」とかいう単語が脳裏に浮かびましたが、すぐに忘れよう。
さてお留守番を任された緑川さん。
いつものように張り切りますが、ふと目を離したときに、弟妹ふたりが外に出てしまいました。
しかもマジョリーナさんの人質になってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0a/12/6741b823118fe6e772f96c9a5b41590c_s.jpg)
魔女さん:
「今日こそ倒してやるだわさ、キュアマー…」
歴代のプリキュアさんたちならば、この時点で殴りかかり、人質作戦がいかに愚かであるか、相手を教育するところでした。
プリキュアさんに会話なんて通用しないのです。
だけど賢明なる魔女さんは、ちゃんとその対策もされていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/5c/8e0accfb197ab73bd829fc194ad3abc9_s.jpg)
緑川さん:
「………」
弟妹の前で変身…。
今まではお友達と一緒にわいわいきゃーきゃーやってたので感覚麻痺してましたが、家族の前であのコスプレとか。
思わず動きが止まってしまう。大ピンチ。
だけど弟妹思いの緑川さん。
即座に恥を振りきりました。迷っていても、先に進めない。
ならば宜しい。見たくば見せようこのコスプレ姿。弟よ妹よ、姉の雄姿を目に焼き付けるがいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/35/4e/07c05e96e385ed688145075105ecd789_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/72/e8/42e9e08e7e270bc1478e4cb4bcbaa293_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3b/f1/ebf2d5de166115a7e5a4f3cf11fec52f_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/62/65/2347e2c48a4f9f4f5952c170eeedd276_s.jpg)
この瞬間、姉・緑川なおは、伝説の戦士・プリキュアとしてクラスチェンジされました。
緑川さんが変身初回で悩んでいた「家族はいつかバラバラになる」問題。
これは避けようがないし、避ければいいってものでもない。
子供はやがて大人になり、社会に出て、自分たちの家庭や人生を歩んでいく。
特に緑川さんは長姉です。
年齢順で言えば、最初に「家族をバラバラにする」のは、他ならぬ緑川さん自身。
「いつかはバラバラになる」なんて受け身な発想ではなく、「自分が最初にバラバラにする」くらいの覚悟を要求されます。
緑川さんのまとめ回としては、ここは不可避のはず。
とはいえ女子中学生様の緑川さん、就職や一人暮らしさせるわけにはいかないだろうから、どう描写するのかと思ってたら…。
なるほど、家族の目の前で「変身」か。確かにヒロイン様の「変身」には、大人への成長の意味合いもあるし納得。
一度その道を踏みだしたら、もう以前のメルヘンには戻れない。
だけど家族を守るために、緑川さん改めキュアマーチさんは戦う。
そしてその姿を見て、二女と長男も立ち上がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/68/6d/bbf655d1160ec47cf0f5441b525426d5_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1a/4a/779637371f16f1374c8483184dcb6050_s.jpg)
以前は絶望していた彼と彼女が、今度は立ち向かったのは美しすぎる展開。
ここでマーチさんが敗北し、二女さんが新プリキュアとして戦い始めても、受け入れてしまいそうなくらい。
確かにプリキュアになったことで、緑川さんは家族からちょっと離れてしまった。
恥ずかしいコスプレも見られたし。
でもそのおかげで、家族もまた、次のステージに進めた。
それによって、今度は緑川さん自身も励まされる。
メルヘンと現実の相互フィードバック。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/35/c2/9f9259fe81a2e59fa5de02b0939b33f6_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5e/95/e3dbccba5d11101892a5d3be4f931165_s.jpg)
マーチさん:
「プリキュア・マーチシュート・インパクト…!」
謎の新技を繰り出し獅子奮迅。
だけど魔女さんも奮戦。
結果、流れ弾が弟妹の方に。
その危機を救ったのは、麗しきプリキュア仲間たちでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/55/ff/e9c1b4a437c3838c86297bd3234fba76_s.jpg)
ここはちょっと特筆したい。
緑川さん単体では、この危機は乗り越えられなかった。
もしも1年前に同じ状況に陥っていたら、(仮にその時に現在と同等のマーチ能力を保有していても)守り切れていません。
プリキュア(仕事)を始めたことで、緑川さんは家族と離れ、バラバラになった。
だけどプリキュア(仕事)を始めたことで知り合った人たちの存在で、家族を守れている。
星空さん視点でいえば、1年前の彼女にとっては、緑川弟妹はその辺でうずくまってる絶望男女でしかありません。
ジャングルの動物やアリとおんなじ。メルヘンだの大事な家族だの言われても、ちょっとリアクションに困る。
う、うん。あたしもテントウムシ好きだよ…?
でも今の星空さんにとっては違う。
緑川さんの大事なメルヘン(家族)は、星空さんにとっても大切なメルヘンになった。
そこから更に広がる相互フィードバック。美しすぎる。まさしく現実もかくあって欲しいと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/25/0f/889fdf56c8eaab4a1ea703ab8f31d361_s.jpg)
その後。第7子も無事に生まれました。
懸念された正体バレは「夢を見てた」として処理されました。
真実は風の彼方ですが、個人的には弟妹たちの優しさで、本当は覚えているけれど伏せたんだと思いたい。
事情はよく分からんが、バレるの嫌がってたみたいだし。実姉のコスプレとか、なかなかえげつないし。
こうして弟妹たちも、一つ大人になりました。
![]() | (左画像) スマイルプリキュア DXガールズフィギュア ~キュアピース&キュアマーチ 全2種セット (右画像) スマイルプリキュア! キュアマーチクッションカバー |
「7人弟妹」「毒りんご」と来たので、「白雪姫」と関係があるんだろうかとか、あれじゃあ他の4人もお伽噺モチーフがあったのかとか悩んだけど、終わってみれば全然関係なかった…のかな。
強いて考えれば、森で7人の小人と楽しく暮らしていた白雪姫は、外界の影響で外に世界に行くようになるのだから、そんなに外れてはいない…かもしれない。
【今週の星】
この世界ではプリキュアさんの存在は認知されていると思われます。
問題は数や名前。スマイルチームが5人で、「キュアマーチ」はその一人と認識されてるんでしょうか。
私らも、消防官や警察官の存在は認識してても、個人名やメンバー数までは意識しないものなぁ…。
もしもマーチさんが5人のメンバーの一人として認識されてるとしたら。
常識的な推察力があれば、マーチさんが出現した時期と、その頃から出来た友だちの存在などから、「たまに家に遊びに来るお姉さんたち」もプリキュアだろうと予想できるはず。
あの顔面に座布団ぶつけられて悶絶してるお姉さんも、コスプレして戦ったりしてるかもしれないのです…!
もう星空さんのことを、普通の目では見られない。
【今週の緑】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6a/9b/a816b4c2995c605f7c2ed3ba362f9742_s.jpg)
マジョリーナさんがこの子に目をつけたのは、彼女がこっそりと外に出る前。
何が一体魔女さんの興味を引いたんだろう…。
「男の子よりも女の子の方が御しやすい」「末っ子は幼すぎて会話が成立しなさそう」「上の妹は迂闊に刺激すると新プリキュアになりかねない」とかそんなあたりでしょうか。
魔女さんはああ見えて、意外と思考を巡らせてる。
【今週の緑2】
家族を失ったと思った時の緑川さんの心境は、後の語りによれば「怖かった」。
これはとてもリアルだと思う。
「哀しい」や「辛い」ではなく「怖い」。
「お化けが怖い」とは根本から異なる足元から崩れていくような「怖い」。
この怖さはなかなか表現できない。
【今週の緑3】
末っ子の名前は「ゆい(結?)」さんだそうです。
台無しなことを書きますが、大家族の末っ子が「結」なのは、無駄に生々しいです。
「子供はこれで最後」的意味合いが、どうしても出ます…。(「トメ(留)」さんとか「マツ(末)」さんと同様)
「人との絆を結ぶように」というのは、テーマ的にぴったりだとは思いますけれど。