✿くるみの巻き寿司time✿

巻寿司大好きの60代。大好きなお寿司やお花、家族のことなどの記録。

母の悩み

2011年02月20日 | 介護
今日から3日ほど、実家の母のところへ行ってきます。心療内科の受診のためです。

母の様子がおかしいと思い始めたのは去年の今ごろ。
いや、これはかなりおかしいと思ったのは去年のお盆の頃でした。

今までは従業員の上に立ち、指示し、食堂を切り盛りしていたのが、
体も動かなくなり、記憶力も衰え、献立や配達の時間配分をするにも従業員に頼らなければならなくなった。
こうしたことから、去年あたりから急激に「年齢‥老い」を感じ始めたようです。

この先、自分は、店はどうなるのだろう?
こうした気持ちが増幅し、恐怖、不安となってしまったようです。

若い方たちの「うつ病」と「老人性うつ病」の違いは、原因がストレスというよりは、老いを感じ始めることで、不安感が募り、恐怖感に襲われ、一種パニック障害のような症状を呈することが多い‥とネットで知りました。

まさに母がその症状でした。

今は心療内科でいただいているお薬で落ち着きを取り戻してますが、
母には、これから乗り越えなければいけない大きな山(悩み)が2つあるのです。
 
1つは、食堂を閉店すること‥‥(自分はまだできると思っている)。
もう1つは、孫(母の長男の長男)のケガを知る日が来るというもの。
母の年代で、こんな田舎町に住む人にとって、長男というのは特別な存在です。
その長男の長男といえば、もっとも頼りにしている人なのです。

そんな特別な孫が、大雪が原因のケガで障害者になってしまいました。

母の病状が最悪のときに起きた事件なので、皆でひた隠しにしてきましたが、
母も「何か、おかしい。どうして連絡がないのだろう」と感じ始めているようです。

打ち明ける役目を負う私も悩ましいところではありますが、
それを知ったときの母の落胆を考えると、可哀想でなりません。

それでなくとも、老人のうつ病は治りにくく、痴呆症に移行する例が多いという。
いっそ、ボケたほうが母は幸せなのではないかとも思ってしまうのです。

でも、そんなことも言ってられません。
今日の状態を少しでもいい状態にできるように、できる限りのことをしてあげようと、2週間ぶりに会いに行ってきます