会社を辞めて一番変わったことは、何と言っても毎日24時間自分のために時間を使えること。
でも辞める前はうまく一日を過ごせるかが一番心配だった。 今は、実際に何もしなくていい時間があることは大変幸せだなあ、と感じるようになった。
仕事を通して自己実現ができることは大変すばらしいと思う。それは今でもそう思う。会社ではそれなりに自分のやりたいことができていたので充実していた。 一人ではできないようなことを次々とさせてもらい、幸運だったと思う。 社長秘書時代は通訳に加えて、いろいろなイベントの企画段階から参加して実際に運営もさせてもらった。 とても大変だったけど、やりがいもあった。 コミュニケーションが新設されてからは、他に適任がいないということで、させてもらっていた。 本社に出張もさせてもらい、多くの未知の経験をさせていただき本当に感謝している。 何もかも手さぐりでしていたので足らないところだらけで、きっと周りの人は大変な思いをしていたかもしれない。
今は誰かが後を引き継いでくれているだろう。 その人の活躍を祈りたい。
ところで、自由な時間に何をしているか・・・
ボーっとしている
とにかく本を読むようになりました。アマゾンで買えばすぐに持ってきてくれる。 この頃では中古の本を買うようになり、少し前に流行ったもので文庫になっていれば、大変お得に購入できます。中古でも全く読むのに支障はないです。内容に変わりはないのです。しかもきれい。
昨日は勝間さんのヒット本「断る力」を夜2時間くらいで読破?しました。この本は自分で買ったのではなく、息子が家に送ってきた引っ越し荷物を整理していた中に見つけたのですけれど・・・
その中にあったこと: 断れないでさまざまな仕事を引き受けていくうちに、考える力がマヒしてしまい、手いっぱいになってもますます仕事を断れなくなる・・・という悪循環に陥る
これって、わが目を疑いました。私のことが書いてあるわ。。。
仕事のできる人のところに仕事が集中する、と偉い人たちが言っていて、仕事がたくさんあることが勲章のような雰囲気になっていたのです。でも、勝間さんの言うとおり。 手いっぱいでも断れず、「あなたのおかげで仕事がはかどる」とおだてられ、自分も会社の役に立っていると思い込んでいたのですが・・・
人生は一度きり、その時に一番ふさわしい役回りが自然と回ってくるものだと思います。
どこかの本にも書いてありましたが、自分のやりたいことがあれば、それをこつこつしているうちに自然とその力を発揮できる場が与えられるものだ、と。
断る力 (文春新書) | |
クリエーター情報なし | |
文藝春秋 |