まやの部屋

過ぎていく一瞬 
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タニタ社員食堂の食事

2012-02-17 23:24:31 | 書評

食事を作るのは並大抵ではない。毎日三度三度作るのは正直つらい。百歩譲って夕食だけはちゃんと作ろうと思っても、なかなかうまくいかない。

タニタの社員食堂、という本が大ヒットしたのもうなずける。何と言っても、全部そろっているのがいい。一汁三菜、しかもカロリー計算付き。カロリーを気にしない人は今ではいないと思うくらい、カロリーは大切な要素。それが一食ご飯を入れて500kcalなのがうれしい。これだと、一日のカロリーが1500kcalも夢じゃないかも、とにんまりしたのは私だけではあるまい。

しかも、どのお皿にのっている料理を見ても、見慣れた素材に簡単そうなレシピ。誰だって自分で家で作ってみよう、と思うだろう。

そう、私もそう思って、やっと本屋さんで購入。

ところが現実はそう甘くはなかった。(当たり前かも)すべてがそう簡単にいくわけはないよね。

毎日の夕食メニューは頭を悩ますことなく、毎日ページをめくればいいから楽。

ところが、よく見てみると、素材はどこにでもあるものなのですけれど、我が家には豆板醤、バルサミコ酢、きくらげ、などがなかったんだなあ。

しかも、一食に使用されている野菜はかなり幅広く、1週間分まあ5食としても、その材料を集めるのが大変。

メインディッシュは鶏肉かさわら、なのでとてもいいのですが… 

しかも、作り出すと、これが時間がかかる。メインディッシュの凝りようは並ではない。それで、優に1時間はいつもかかる。

やっぱり~ 

健康的で、ローカロリーで、お腹いっぱいになって、おいしくて、経済的で… という夢のようなメニューは大変手間がかかる、というおまけつきでした。

それに、たくさん買い込んだ野菜は、例えば小松菜三分の一だけ売ってるわけないので、一束。その他の野菜も全部そう。つまり、1週間経つと、たくさんの野菜の余り(と言うかなんというか)が出るので、それを次の週に消費しようとすると今度はメニュー選びが大変で、時間が大層かかる。

そうなんです。何でもきちんと丁寧にしようと思えば、時間がかかるんですね。これは当たり前でした。これがすっぽりと頭から抜けていたのでやられたという感じ。

それでも、三日くらいこの食事を忠実に守って作って食べたところ、体調がよくなったような気が… 確かに体重にはすぐに効果あります。痩せられるのは嬉しいけど… 私も社員食堂で食べたい。

今は、タニタの食事を作り続けながら、いかにして残り野菜を回していくか、頭が痛い。なかなか毎日この食事を作るのは結構難しいかも、です。

それにしても、このような本がベストセラーになるなんて、まだまだ捨てたものじゃないですね。ファーストフードばかりでもないんだ。ホッとする。

 

体脂肪計タニタの社員食堂 ~500kcalのまんぷく定食~

クリエーター情報なし
大和書房

 

 


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