電車に乗っている時はボーっとして目の焦点が合わず、どことなく所在なさげ・・・
ですよね。「阪急電車」という題名の有川浩さんが書かれた小説を読みました。流行っていることは知っていたけれど、あまりにも身近なので映画も本も少し敬遠していました。
DVDを先にみましたが、とてもよく電車を観察されています。あののほほんとした独特の無茶苦茶平和な空間が絶妙の文章で表現されています。
で、今日はその片側の終点、宝塚駅の近くにあるガーデンフィールズに行くことに。でも、電車でなく車で。
ここは、ワンちゃんの天国(大げさ)ともいえるドッグランのあるところ。行儀をしつけられた犬が近辺からたくさんやってきて、それこそ楽しそうに走り回っています。横にはワンちゃんと一緒に入れるレストランもあり、ワンちゃんメニューも充実。たくさんのワンちゃんがやってきています。
ガーデンフィールズにも初めて入りました。やっぱり敬遠していたのかな・・・流行りのものにはなかなかすっと飛びつけない… というか、流行る前に見つけて行きたい方なのです。ですから一旦すごく流行ってしまうとなかなか・・・
中に入ると冬のお庭は寒さのため震えていましたが、透明ガラスに囲まれた大きなアトリウムの中で女性二人が歌を歌っていました。外は寒かったので中に入り、ひと時透明な声を聴きながら遠くに見える六甲山の山並みをぼんやりと眺めていました。
その後、横に併設されている手塚治虫記念館に寄ってみました。ここは、息子たちが小学生のころ子供会の役をした時にみんなを連れて行った覚えのある場所。でも、息子は全く覚えていないらしく、この日は私たちと一緒に来ていたので入ってみました。
中は結構人がたくさん入っていて、鉄腕アトムやリボンの騎士などなど、天才アニメ作家の多作さに驚き、2階のカフェコーナーでコーヒーを飲みながら、漫画を読みました。私はエッセイ集が目に入ったため、それを読んだのですが、映画に寄せる熱意もただものじゃない、すごい、の一言。
60歳で亡くなったという天才は、今のアニメ全盛の日本の文化を知ったら、なんていうでしょうね。
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