もう3月も半ば 日記を書く暇もなく?毎日せかせかと過ごしています。というのは、半分嘘で、大変忙しかった昨年12月からちょっと体調を崩して、この頃やっとこさと平穏無事な毎日を過ごしています。体調不良と言っても、寝付くわけもなくて、仕事も休むことなくこなして、普通に過ごしていました。
健康診断を毎年受けるようにしているのですが、今年はその数値に気になるところがあり、それに加えて体調がいまいちだったので、ガラに似合わず?心配していました。
色々とお医者さんにかかっても、特に心配することない、と言われて、そんなもんか、と思ったり、いやいややっぱりもっと多くの意見を聞いた方がいいんじゃないかと思ったり。
そうこうしているうち、3月辺りから仕事が毎年かなり減るので、毎日ぶらぶらと部屋の片づけや庭掃除をしているうちにだんだんと周りも暖かくなってきて、体調も戻ってきました。(^J^)
いつもは、患者さんを連れて(に付いて)毎日のように色々な病院やクリニックのお医者さんにお会いしているわけですが、いざ自分の事となるとどうしても冷静にはなれませんね。患者さんの気持ちが少しは分かったような気もします。まあ、今回は何もなく気持ちがわかると言うとそうでもないかもしれませんが。
お医者さんに心配することはない、と言われて、率直に喜ぶ人が多い中、先日の患者さんは全く反対の反応をされました。つまり、心配することはない、と聞いて、泣き出したのです。こんなに苦しんでいるのに、何ともないなんておかしいんじゃないかと。
お歳もそこそこお子様もいらっしゃるような分別盛りの方だっただけに、何度もお医者さんに確かめては、何も悪くない、と言われて、何度も泣き出して… 私はどうしようかとちょっと戸惑ってしまいました。
医療通訳の役目はお医者様の言葉をそのまま訳すことなので、泣いている患者さんを前に、何ともないです、心配することないです、としか言いようがない。でも、何で悪い所がないと言われて嬉しくないんだろうかとその時は思ったのですが、今回自分も同じような経験をして、何となく気分がわかったような気もしました。もちろん私は泣いたりしませんが・・・
こういう時、外国人の患者さんのはどうするかというと、・・・
全てがそうであるとはもちろん言えないわけですが、どうもやはり、お国の病院で診てもらう、と半ばやけで言われることが多いように思います。医療の制度などもちがうでしょうし、もちろん言葉も通訳を介さないとわからないわけで、きっとかなりもどかしいと感じるのでしょうね。そして、私たち(日本人側も)その言葉を聞いて、半分くらいホッとするのではないでしょうか。
あくまでも日本での医療は仮のもの、という思いがどちら側にも強いように思われますが、それも仕方のない事なのでしょうか。