中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

徒然雑記

2012-08-09 19:17:17 | 身辺雑記

8月7日

 鹿児島の枕崎にいるとねさんに電話した。中元にささやかな品を贈ったら、新米が送られてきた。彼の地はもう稲の刈り入れが済んでいる。

 とねさんは私が幼い頃に女中さん(今では「お手伝いさん」と言うが)として我が家にいたが、その頃はぽっちゃりした少女で、多分16,7歳だったのだろう。同郷の従姉の伝手で我が家に行儀見習いを兼ねて奉公したらしい。女中と言い、行儀見習いと言い、奉公と言い、今では死語のようなものだ。多分性格が良かったのだろう、私の両親から可愛がられていたようだ。私の父は当時では今で言う「イケメン」の部類に入っていて、とねさん(両親は「とみや」と呼んでいた)は、鹿児島弁なのだろう、「よか、にしぇさん」と言っていた。

 電話で話したとねさんは相変わらず明るくはきはきした声だったが、今年はもう91歳になると言ったので驚いた。そんな年には思えないほどの若々しい声で、まだバイクで走り回っているとのことだった。ご主人は96歳で、こちらも今でも原動機付きの農機具車で畑に出ているとのことで、これにも感心した。

 とねさん・・・。我が家にいたのは短い間だったが、今も懐かしく思い出す大切な人だ。これからも息災でいてほしい。 

 今日は立秋のはじまり。暦の上だけの話で、相変わらず暑い。謝俊麗に尋ねたら西安も暑い、しばらく続くでしょうと言った。それでも夕方には空の色や雲の様子に秋色が感じられ、日が暮れてからの風は涼しかった。立秋は今日から22日までの期間を言うようで、「暑さは厳しいが秋風が立ちはじめる頃」と言うが、さて?

 

8月8日  

 我が家には道路に面した所に、猫の(それも子猫の)額のような庭らしきものがある。そこが草ぼうぼうとなった。このところの暑さで伸びるのが速い。自分で刈ろうと思っても道具は悪いし、腰がすぐ痛くなるわでどうにもならない。それで、これまでにもやってもらったことがある、ちょっとした庭木の剪定などをする業者に頼んだ。朝7時から取りかかったが、予想よりも草の量が多く時間がかかり、それなりの料金はとられた。

 近くの田の稲に穂が出て花が咲き出した。秋が近づいている。