今週はお盆休みにしている店や企業が多いようです。盆は盂蘭盆の略ですが、本来は陰暦の7月13日から15日を中心に行われるものです。この時には墓参りをしたり先祖の霊を供養したりしますから、実家に帰る人たちも多いようですが、連休になるので旅行する家族もあります。
私の家の宗教は仏教ではなく神道ですからお盆には関係がありません。勤めていた頃は、周囲の人達は盆休みをとり職場はがらんとしていたのですが、私は出勤していました。祖父の代までは仏教だったのですが祖父が神道に鞍替えしました。ですから幼い頃から仏教の行事には一切無縁で、特にお盆の時期は精霊の迎えや送りなどもなく、供花、お供えの類もなく、僧侶が経を上げに来ることもありませんでした。そういうことではさばさばしていたのですが、考えようによっては日本の昔からの行事がないことは情緒がなく、味気ないとも言えます。かと言って俄か神道の徒ですから、神道の行事も葬儀やそのあとのこと以外は取り立ててすることはなく、無宗教に近い状態です。
毎年この時期になると私は何となく手持無沙汰になるのですが、今年は毎日のように午前中は整骨院に出かけて治療していて、その整骨院が14日から18日までお盆休みなので、この猛暑の中を外出するのも億劫で、どうやって過ごそうかと思案しています。