滋賀県の琵琶湖の東の東近江市に湖東三山と呼ばれる3つの古刹(百済寺、金剛輪寺、西明寺)がある。Hg君夫妻、Hr君のいつものメンバーで、Hg君の車で出かけた。
1.釈迦山 百済寺
東近江市に古い卒業生のBさん(女性)がいる。インタネットで百済寺という寺が東近江市にあるのを知って電話し、「クダラジというのはどんな寺?」と尋ねてみたが、「クダラジ?知りませんねえ」と言う。「古い朝鮮の百済と言う国のクラダだが」と言うと「ああ、ヒャクサイジよ」と言ったので、そう呼ぶのかと知った。
百済寺は、推古天皇の時代に百済人のために創建されたという。当時、このあたり、愛知(えち)には百済系の渡来人の集落が多かったようだ。平安末期から鎌倉室町までは大寺院だったが、自火や戦乱により古建築物の多くは消失した。その後信長の兵火により一山すべて焼亡した。現在の建物は江戸時代のものである。
駐車場で
参道
道の両側に三椏(みつまた)が植えてある。三椏は和紙の原料。
本堂
菩提樹。直径約1.6メートル、周囲約5メートル。天正元年4月7日、信長の焼き打ちのため焼損下が、熱が根まで及ばなかったので、幹の周囲から再生した。中央の直径約80センチの空洞部は、焼き打ち当時の幹の直径に相当する。
鐘楼。参拝者が列を作って鐘を撞いていた。余韻が長く美しい。
喜見院の庭園。池泉回遊式、鑑賞式。
もう10年ぐらい経ちますかね。私も行ってきました。
懐かしく思い出しました。