東京の証券会社にいるY君から電話がありました。こちらに来ると言うので久しぶりのことなので、会うことにしました。
もう4年くらい前になるのか、5月頃でしたが、家のチャイムが鳴ったので出てみると「○○証券のYと申します。ちょっとご挨拶に伺いました」ということです。私はいわゆる「株」ということにはまったく興味がなく過ごしてきましたから、その時にもすぐに断ろうと思ったのですが、礼儀正しそうな声だったので、ふと出てみました。門の外にはまじめそうな背の高い、身なりのきちんとした若者が立っていました。話を聞いてみると新入社員で、この辺りが担当ということで挨拶に回っているということでした。株はしないよと断るつもりが、何となく彼の人柄のようなものに惹かれて話を聞き、結局彼の会社の株をほんの少しばかり買うことにしました。その後上司と一緒にまた訪れて来ましたが、今度はお礼に伺ったということで、聞けば私が彼の第一番目の顧客だったそうです。
そんなことでY君との付き合いが始まったのですが、それから2年ほどして彼は東京本社に転勤し、市場調査課という部署に入りもう外回りはしなくてもよくなったようでした。転勤するまでには仕事のことで何回か会い、食事もして親しくなったのですが、終始礼儀正しい態度の変わらない好青年で、家庭での躾の良さが想像されました。上司からは最初のお客さんだから大切にしないといけないといつも言われ、彼はそれを守ったようです。株自体は、その後彼の意見で何度か買い換えました。大した利益はなく損することもあったのですが、彼との付き合いは快いものでした。
その彼がこちらに来ると言うので日と時刻を打ち合わせて、近くのレストランで会いました。東京転勤後のことなどいろいろ話したのですが、彼は近々会社を辞めるということで、ベトナムのホーチミン市にある日本のある報道社の支局に就職するとのことでした。彼はもともと東南アジアが好きなようで、まとまった休みができるとカンボジアなどを旅し、友人もできたようです。報道関係のことも、ベトナムも初めてのようですが、彼なりにいろいろ将来への思いはあるようで、楽しそうでした。
それで今回どうしてこちらに来たのかと尋ねると「○○さんは私の初めてのお客様でしたからご挨拶をと思って」と言うので、何と律儀なことかと驚きました。この話を今の私の担当者に話しますと、彼も感心していました。今時はその態度や言動にとかくの批判も受ける若者ですが、彼のことを考えると、まだまだ好い若者はいるのだと安心もしました。
Hr君から聞いた話ですが、ある調査会社がいくつかの企業の社員に、「もしあなたの会社が海外に支店を作るならあなたは行きますか」というアンケートをしたら、否定的な答えが多かったようです。特に20代、30代に多く、かえって50代あたりが意欲を見せたと言います。否定の理由は「関心がない」「不安」というのが多かったそうですが、いかにも内向きで情けないと思いました。その点ではY君は積極的だと思います。ブログをしたいと言うので、ぜひ「ベトナム通信」のようなものを書いてほしいと言っておきました。
Y君と会ったのは4月2日で、やがて研修があると言っていましたから、もうそれも終えて今頃はベトナムに赴任しているでしょう。彼の健康と活躍を願っています。
(朝の散歩から)
このあたりでは昨日田植えが終わりました.機械植えですから短時間で済ませます.苗も小さく頼りなげですが、数日すればしっかり根を張るでしょう。
ギョリュウバイ
ペチュニア
シクラメン
ナデシコ
要はバイオリズムじゃが、実際には、天候や食べ物や環境などの多くの要素が絡んでくるから、人によって多少の違いはある、おなごの月経が規則正しいように、身体の成長、つまり成長ホルモンは二十八歳で停止する、だから二十八歳まではゆっくりになってくるが身長は伸びるはずじゃ。気づかんだけ。
今でも実家には田植えと秋の穫り入れの手伝いに行っているのですが、先日の田植えは都合で行けませんでした。
田んぼや漁港など一次産業の風景を見ると心が落ち着きますね。昭和の人間は。