8月11日
「消費増税法」が成立した。もともと前に政権交代した際の民主党のマニフェストにはなかったことで、今となって野田首相は「政治生命をかける」と主張して自民、公明の協力を得て成立させた。成立後首相は官邸での記者会見で、「(消費増税は)マニフェストに明記していない。深くおわびしたい」と陳謝したようだが、いかにもそらぞらしい。首相になった当初はドジョウとか何とか言われていて、いかにも庶民的なような装いをしていたが、今となっては白々しいと言うか厚かましいと言うか、自民党の総裁のお決まり文句ではないが、早々に退陣してほしい。と言ってまた自公の政治に戻るのは勘弁してほしい。ましてや「維新の会」の台頭などはとんでもない。
夕方ツクツクボウシの鳴き声を今年初めて聞いた。晩夏から初秋にかけて鳴くセミでやはり夏の終わりも近いのだなと思う。このセミの鳴き声は面白い。「オーシツクツク」が基本だが、最後の鳴き止める前の声が、ちょっと文字に表わしにくいが、特に面白い。無理に表現すると「オ、オシオ、オシオ、オシオ、シーッ」とでもなるか。「ウイヨース!」を数回、最後に「ジー…」と鳴き終わると書いてあるのも見た。聞こえ方はいろいろあるものだ。
インタネットより
8月13日
盆の季節。昨日から帰省ラッシュが始まって、高速道路は混んでいるらしい。この暑いのにご苦労なことだと思うが、やはり実家があり、墓があると何はともあれ帰省と言うことなのだろう。迎える実家のほうも接待でなかなか大変だろう。しかし故郷に老父母がいれば、子供や孫の顔が見られるのは嬉しいことに違いない。神道の我が家には盆がない。勤めているときにも出勤していたが、職場はガランとしていた。
ヨーロッパのバルト海に面した人口300万人くらいのリトアニアという小さな国がある。今回のロンドンオリンピックにこの国から派遣された競泳代表は男子3人、女子1人の4人で、女子は15歳のルタ・ミルティテ。この少女が100メートル平泳ぎで、2011年の世界選手権を制したレベッカ・ソニ(米)や北京五輪覇者のリーゼル・ジョーンズ(豪)ら実力者を制して、1位となった。 ゴール直後に涙をあふれさせ、表彰台でも止まらなかったそうだ。「信じられない。本当に何を言っていいか分からない」「私にとって、とても大きな意味を持つ出来事。自分を誇りに思う」と言ったそうだが、気持ちが爽やかになる心地よいニュースだ。
Wikipediaより
YOMIURI ONLINEより
西安の中国国際旅行社に勤めている李真が東京、北海道の観光ツアーの添乗員で来日した。往復ともに飛行機の遅延などのトラブルがあったが、ツアーそのものは成功で観光客は大満足だったらしい。日本の印象は「日本人はとてもマナーが良い」「日本はいい国だ」「日本が大好きになった」など上々で、中には「資本主義もいいね」と冗談も出たらしい。もともと日本びいきの李真も気を良くしたようで、彼女にとって北海道は素晴らしく、良い思い出になってまた行きたいと言っていた。例によって観光客の購買欲は旺盛で、「日本製品の質が良い」「食べ物に毒性がない」「電器製品は長く使える」と高い評価で、免税店では100万円も買ったらしい。いずれにしてもとかくぎくしゃくする日中関係だが、このように中国の庶民が日本に好感を持ってくれるのは良いことだ。
8月14日
午前中雨が降った。大した降りではなかったが、ニュースを見ると、県下ではかなり降ったようで、近畿としては、死者も出る記録的な豪雨だったらしい。。大阪管区気象台によると、日本海沿岸に停滞している前線に向けて南から暖かく湿った空気が流れ込んで、局地的な大雨になったとのことだ。交通機関も乱れ主要な駅は大混雑だったらしい。 私が住むあたりは阪神間の北部で、天候上では温和な所だ。もう長い間大雨も台風などの大風もない。今、穂をどんどん伸ばしている稲は、今年も被害がなく稔りの時を迎えそうに思う。
街に行く途中にちょっと急な坂がある。足元に注意しながら俯き加減にゆっくり下りていくと、「こんにちは」と可愛い声がした。顔をあげてみると坂の上のEさんの家の娘の小学生のミユちゃんと幼い妹のミズキちゃんだった。「こんにちは」と挨拶を返すとミズキちゃんは何とも言えない可愛い顔で、もう一度「こんにちは」と言った。ほんの少し立ち話をして「さようなら」と言い交わして別れたが、私はこの姉妹にはいつも「バイバイ」でなく「さようなら」と言う。初めの頃ミユちゃんが言ったのに返して以来そう言うことにしている。親、、とりわけ母親のしつけがいいようで、きちんと挨拶するこの姉妹はとても可愛く、会うと心が和む。
店をやっているある卒業生の高校生の娘は前にも書いたが、店で会っても挨拶しない。顔を合わせても白い目を向けるだけだから、私はこの娘が苦手だ。彼はこの子が幼いころに離婚した。娘は母親のもとで育ったが、この母親は育児や家事については全く無能のようで、恐らくは娘に挨拶することなど教えなかったのだろう。ミユちゃんやミズキちゃんと比べて母親の在り方が大切だとつくづく思う。
ちょっともどかしく思ってしまいます。