8月25日
認知症の高齢者が今年の時点で300万人を超え、平成14年度時点の149万人からこの10年間で2倍に増加していることが厚生労働省の推計で分かったという記事を見た。
65歳以上の10人に1人が認知症を患っている計算になるそうだ。その後27年に345万人(65歳以上の10人につき10.2%)、32年に410万人(同11.3%)となり、37年は470万人(同12・8%)にまで増加するという。これは日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意すれば自立できる状態(日常生活自立度Ⅱ)以上の認知症高齢者を算出したものだ。
認知症になるような何らかの要因が増加しているわけではなく、厚労省によると「要介護認定が始まって間もなく(14年段階)は、基のデータとなる介護保険を利用する高齢者が少なかった」とした上で、「急速な高齢化と、高齢者人口の予想以上の増加に加え、認知症に対する理解が進み、認知症と診断される高齢者も増加してきた」と分析している。
私はある友人に「あんたは認知症にはならんわ」と言われたが、そうであってほしいとは思うものの、独居生活の身を思うと少し不安にもなる。
和歌山県有田川町の47歳の無職の男が中学1年の長男を模造刀で切りつけて怪我をさせたとして、傷害罪で逮捕された。今年6月ごろ、自宅で長男が寝坊したのに腹を立て、先端の折れた刃渡り約50センチの金属製の模造刀で左腕を切りつけ、約2週間のけがをさせた疑い。この父親は「しつけのためにやった」と話しているそうだ。
子どもに暴力を加えて傷を負わせたり、時には死なせたりした親に限って、よくこの「しつけのため」を口にする。およそ自分自身が親からきちんとしたしつけを受けていなかったのだろう。しつけと称して暴力を振るう、こういうやくざな親には厳しく灸を据えるべきだ。
8月26日
夜、近所の輸入食料品の店に行ったら先客があった。この店は冷やしたビールを提供するので、夜になるとアルコール好きが訪れる。先客もその一人で、もうジョッキ3分の2くらい空けていた。来る前に何キロか走ったらしくランニングシャツに短パン姿だった。顔見知りだったので挨拶し、取り留めもない会話をしていたが、しばらくすると何やら質問し出した。それがあちこちに飛んで絡むような調子になり、顔を見ると何となく目が据わっている。これは酔い出したなと思って適当にあしらっていたが、我ながらどうにも不愛想になってしまった。幸い先に帰ったが、店の主人は、案外アルコールに弱いのですねと言った。小さいジョッキを全部空けていないのにあの様子では確かに弱いのだろう。
私は飲まないから酔った者の扱いは苦手だ。まして絡み酒は勘弁願いたいと思う。酒は場を楽しくするものであってほしい。
8月27日
次男と高2の孫娘と一緒に市内のイタリアンレストラン(リストランテ)に行った。この店は日本最古のリストランテだとかで、イタリアのシチリア出身の男性が1946年に創業したものだ。この店のピザはチーズたっぷりでとてもおいしい。
次男は小学校の教師で明日から出勤、2学期は運動会などの体育行事があり、体育係を担当しているから忙しくなると言った。彼の学校の運動会は保護者の評判は芳しくないそうだ。メリハリがないと言うのか、いわゆる競いあう種目がほとんどないから活気に乏しい。体育担当者として息子はこれまでにも改革しようと思ったが「オツボネサンがいてね」と言った。今年の春退職した一人の女性の教師が、運動会の内容を変えることに反対で、その女教師がネックになっていたようだ。「嫌な顔をされてまでして」と息子も敬遠していたらしい。
このようなオツボネサンは小学校にはよくいると聞く。50代も半ばを過ぎると、とかく体も気持ちも鈍重になり、そのくせ、自分の思うようにならないと機嫌が悪い。学校長も自分の方が年下だから遠慮する。どうにも厄介な存在だが、特に問題教師でもなく、橋下大阪市長ではないが.Dランクではない。しかし活力のある学校にしようとする時には障害になる存在だ。給料だけは高くなっていくからなお悪い。
その厄介なオツボネサンがいなくなったから、息子は今年は何とかしようとしているらしいが、新たなオツボネサンが、場合によっては複数現れるかも知れない。
大きな病気の経験のない私ですから、その時は落ち着いて対処できないような気がします。
私もこれまで入院したことがないので、落ち着いて対処できるかどうかと思っています。
でも、後でその時のことを話すと全然覚えてなくて、
やはり飲みすぎは良くないですね。
おつぼねさんどこの世界にもいますね~
町内会の役員をしていましたが、あのままずーっとしていたら、私も自身気がつかないうちにお局さんになってたかもね。