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文春文庫の「超・格差社会アメリカの真実」です。
「サブプライム問題に端を発する世界経済危機の本質には、アメリカの抱える社会構造の矛盾があります。つまり、富の60%を国民のわずか5%が独占し、30%が貧困家庭である現実です。筆者はまだ雇均法のない時代に東大を卒業し、高卒5年目扱いで旧長銀に入行、退職後にスタンフォードMBAを取得し、日本人初の女性証券アナリストになって以来30年近くアメリカ社会を分析し続けました。刊行時に話題になった単行本に、オバマ大統領誕生までを加筆した本書を読めば、アメリカ社会の現在がわかるとともに、これが明日の日本の姿であることに戦慄(おのの)くでしょう。」とのことです。