光文社新書の「就活のバカヤロー」です。
「就職活動(通称「就活」)をテーマに、企業の人事部や大学の教職員、就活中の大学生らに徹底取材したあと、腹の底から出てきたのがこのひと言だ。「私は納豆のようにねばり強い人間です」と、決まり文句を連呼する〝納豆学生〟、「企業は教育の邪魔をするな」と叫ぶわりに、就職実績をやたらと気にする〝崖っぷち大学〟、営業のことを「コンサルティング営業」と言い換えてまで人材を獲得しようとする〝ブラック企業〟――「企業と社会の未来をつくる行為」「学生個々人が未来に向けて大きな一歩を踏み出す行為」であったはずの就職活動は、いまや騙し合い、憎しみ合いの様相を呈し、嫌悪感と倦怠感が渦巻く茶番劇に成り下がった。さて、いったい誰が悪いのか? 就活の悲哀と欺瞞を徹底リポート。」とのことです。