海を見にいく 2010年05月31日 | Book 新潮文庫の「海を見にいく」です。 「「海に近づいてはいけません」。目だけとがらせて言った母。柏崎の吼える大波を前に、一歩も近づくことができなかった幼い日の私。一瞬のうちに小学生の息子を連れ去ろうとした、八丈島のオバケ波。灼熱のタヒチの海に、あざけるように漂っていたピンクのボート。歳月を経て、心のひだに深く刻まれた記憶の中の海の饒舌…。その気配を捉え、深い余韻を残すフォトエッセイ。」とのことです。