魔女のスープ―残るは食欲― 2021年04月14日 | Book 新潮文庫の「魔女のスープ―残るは食欲―」です。 ある晩閃いた。スープでも、作ろう。あらゆる残り物を鍋に投入し、出来上がったのは赤茶色の怪しい液体。映画「バベットの晩餐会」に出てくる魔女のスープのよう。恐る恐る食してみれば、うん、おいしい。一緒に食べてくれる人がいれば愛が芽生えるのではないかしら? 楽屋にあった鮭弁当、干涸びた納豆、新鮮なお刺身──愛はさておき、食べ過ぎた。今日も幸せ、極上の食エッセイ。