やれやれ売れた

以前書いたとおり、8045GやEL34などの球をもらった。
その時ラジオ技術社（現アイエー出版）の「オーディオ用真空管マニュアル」（昭和６０年初版本）ももらった。
この本は８４７が買えと薦めた本
もちろん、８４７も当然持っている。
さすがに同じ本が２冊あっても邪魔になるだけなので、売ることに。
１２月２０日出品したのだが、なかなか売れない。
一緒に出品したお子様向け初歩のラジオ別冊「ずばりわかる! やさしいラジオの作りかた」は定価の４倍以上の値段ですぐ売れたんだけどね
会社の先輩Ｍさんとこの傾向について解析。
後者は子供向けだけど回路図が載っていて作ることができる。
前者は規格表と理論が載っているだけなので、自分で回路計算ができる人じゃないと使い道がない。
今時の人は計算ができないから、買わないんだろうとの結論に。
Ｍさんも８４７も回路設計できるから、規格表の方がありがたいだけどね
と思っていたら、再々出品で今日ようやく売れた
やれやれ、価値のわかる人もいたよ。
だいたい、この本今の定価１３５００円らしい
それを初版の値段で出品したのに買う奴がいないってのは不思議でしょうがなかったんだけどね
買ってくれた人は本が黒くなるまで使ってもらいたいよ。（ちなみに８４７が持っている本は既に真っ黒、しかもグラフに書き込みがいっぱいある）

それはそうと、初歩のラジオ別冊の内容だけど、子供向けと言っているが、今の子供向けじゃない。
回路図の方は子供向けだが、理論編はとても子供向けとは思えない。
最近出版されているアンプの本よりはるかに高度な内容
タイトルにすぐわかるって入っているけど、とてもすぐわからないぞ。
ナイキスト線図、ボーデ線図やスタガー比の話は書いてなかったけど、ＮＦＢ（ネガティブフィードバック）のさわりは書いてあったからなぁ。
７０年代の子供向け科学誌ってのは今の大人向けより高度だよね。
昔の子供って、わからんなりにもがむしゃらにやったんだよね。
そんで失敗こいて挫折もしたけどね。

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