約1年ぶりで観劇に出掛けました。三越劇場で「女の一生」を観てから舞台を観るのは久しぶりです。
故郷秩父第二中学校の後輩藤原竜也君ももう27歳になったんですね。良い役者に成長しました。
このチケットはオークションで入手したのですが、バルコニー席RA-9・10(S席)¥10,500が手数料等を入れて¥8,500でした。井上ひさし追悼公演で千秋楽ですからとてもこんな値段では落札出来ると思っていなかったのでラッキーでした。この公演を知ったのは友人の母上からチケットを取って欲しいと頼まれたことからでした。たまたまスケジュールが合わなくなったということでしたので、それではと家内と出掛けることにしました。6月10日は真夏のような暑い日だったのですが、お昼は与野駅前のサムシング・トレで真夜中のスパゲッティ(デザート飲み物付き¥900)をいただき入場。さいたま芸術劇場は満席でしたが女性が90%以上でそれも若い女性が目につきます。宮本武蔵と佐々木小次郎を扱った公演がこんなに若い女性に人気があるとは不思議ですが、出演者目当てのファンが多いのでしょう。
以下一部ネタバレあり。
舞台の設定は「巌流島の決闘」から6年後、鎌倉の宝蓮寺で寺開きの参籠禅が行われようとしている。そこには宮本武蔵、大徳寺の沢庵和尚、将軍家兵法指南役 柳生宗矩も同席している。そこへ復讐の鬼と化した佐々木小次郎が現れる。今度こそ決着を付けようと果たし状を突きつける小次郎。
いかにも涼しそうな竹の林に囲まれたお寺の舞台が印象的です。
この物語に流れる一貫したものは「人の命を大切にする」「復讐の連鎖を断ち切る」という徹底した平和主義なのだと思いました。それを武蔵や小次郎、カチカチ山の兎と狸になぞらえて、面白可笑しく説いていきます。
去年も自殺者が3万人を超え12年連続して3万人を上回ったとのことです。人の命が粗末に扱われる傾向が強くなっている現在、若い方がこういう警鐘に気付いてくれればと思います。
最後のカーテンコールには蜷川さんも舞台に立ち、井上ひさしさんの遺影と一緒に盛んな拍手に応えてくれました。ニューヨーク公演は7月7日~7月10日だそうです。皆さんのご活躍をお祈りし、あわせて井上ひさしさんのご冥福をお祈りします。 合掌
故郷秩父第二中学校の後輩藤原竜也君ももう27歳になったんですね。良い役者に成長しました。
このチケットはオークションで入手したのですが、バルコニー席RA-9・10(S席)¥10,500が手数料等を入れて¥8,500でした。井上ひさし追悼公演で千秋楽ですからとてもこんな値段では落札出来ると思っていなかったのでラッキーでした。この公演を知ったのは友人の母上からチケットを取って欲しいと頼まれたことからでした。たまたまスケジュールが合わなくなったということでしたので、それではと家内と出掛けることにしました。6月10日は真夏のような暑い日だったのですが、お昼は与野駅前のサムシング・トレで真夜中のスパゲッティ(デザート飲み物付き¥900)をいただき入場。さいたま芸術劇場は満席でしたが女性が90%以上でそれも若い女性が目につきます。宮本武蔵と佐々木小次郎を扱った公演がこんなに若い女性に人気があるとは不思議ですが、出演者目当てのファンが多いのでしょう。
以下一部ネタバレあり。
舞台の設定は「巌流島の決闘」から6年後、鎌倉の宝蓮寺で寺開きの参籠禅が行われようとしている。そこには宮本武蔵、大徳寺の沢庵和尚、将軍家兵法指南役 柳生宗矩も同席している。そこへ復讐の鬼と化した佐々木小次郎が現れる。今度こそ決着を付けようと果たし状を突きつける小次郎。
いかにも涼しそうな竹の林に囲まれたお寺の舞台が印象的です。
この物語に流れる一貫したものは「人の命を大切にする」「復讐の連鎖を断ち切る」という徹底した平和主義なのだと思いました。それを武蔵や小次郎、カチカチ山の兎と狸になぞらえて、面白可笑しく説いていきます。
去年も自殺者が3万人を超え12年連続して3万人を上回ったとのことです。人の命が粗末に扱われる傾向が強くなっている現在、若い方がこういう警鐘に気付いてくれればと思います。
最後のカーテンコールには蜷川さんも舞台に立ち、井上ひさしさんの遺影と一緒に盛んな拍手に応えてくれました。ニューヨーク公演は7月7日~7月10日だそうです。皆さんのご活躍をお祈りし、あわせて井上ひさしさんのご冥福をお祈りします。 合掌