泊まったホテルルートインコート甲府石和は、じゃらんで1日前に予約した朝食付きのシティホテルです。2名1室ベッドはセミダブルでしたが、快適なホテルでした。お値段は二人で9000円、朝食は普通のホテル並みのバイキングでした。大菩薩嶺の心地よい疲れで、夜の石和に繰り出すのは止めたのですが、近くにはスパランドホテル内藤もあります。ここは昔営業の仕事をしていた時に施設を見せていただいたホテルです。
朝7時からの朝食を少し早めにいただきチェックアウト。8時少し前に会場の甲州市市民文化会館に到着。朝の5時半から並んだ熱心な方もいらっしゃつたそうです。北は岩手、南は福岡からの熱いリスナーで会場はほぼ満席でした。本日のプログラムはこちら。テーマは「納得して生きる」です。
出演者のプロフィールはこちら。
番組の詳細は放送で聴かれた方も多いと思いますので割愛しますが、いくつか印象に残ったことを書き留めておきます。
<上条恒彦さん>
村上アナが出演交渉の電話をした時に「今薪割りで忙しいから来てくれるな」と断ったという自然派の暮らしを長野県でされています。御歳71歳なんですね。村上アナの巧みなそそのかしで何曲かさわりの部分をアカペラで歌ってくれました。時々薪割りのお疲れのせいかリスナーに徹していましたが・・・
ラマンチャの男の牢名主の役を拝見したことがありますが、ドン・キホーテのセリフ「最も憎むべき狂気は、ありのままの人生に折り合いをつけてあるべき姿のために戦わぬことだ。」が印象に残っているそうです。自分を含めてこういうことって多いですよね。余談ですが、ラマンチャの男は来年の8月に帝劇で松本幸四郎・松たか子の親子競演で上演されるそうですので、是非観に行きたいと思っています。
<クミコさん>
3曲の素晴らしい歌「INORI~祈り」「わたしは青空」「最後の恋~悲しみのソレアード」と石巻で体験された話の中で、「震災時雪が降っていたのに夜は晴れてとても星がきれいでした。きっと多くの命が星になって輝いたのでしょう・・」という話には感動してしまいました。「INORI~祈り」は2歳の時に被爆して12歳で白血病で亡くなった、佐々木禎子さんを唄った歌ですが、去年、吉永小百合さんの「平和への絆コンサート」で「3人のサダコ」でも朗読を聴きました。千羽鶴を折れば病気が治る、と薬紙のセロファン紙を使って鶴を折った少女の物語です。
クミコさんのオレンジの再生ドレスが印象的でした。
<鎌田先生>
パレスチナの12歳の少年が、イスラエル兵に撃たれ、脳死状態になった。少年のお父さんは、イスラエルの病院で臓器提供を提案され、承諾した。心臓は殺した側の国の少女を救うために移植された。よくこんなふうな選択が出来るのか・・・。正に復讐の連鎖を断つことを身をもって教えたということですね。
<村上アナ>
いつもと同じ軽妙な司会で、会場のリスナーからも次々と話題を引き出すテクニックには、いつも感心させられます。特に、三つ子の孫が生まれたぶどう農家の方との話で、三つ子の皆さんのそれぞれのお歳はと聞いて素晴らしいボケぶりを見せてくれました。今回はラジオが好き!という本にサインをしていただきました。
サイン会の模様です。
ステージで上条さんと鎌田先生が並んで座りましたが、二人の鎌田先生という雰囲気でした。上条さんの方が年上ですから、鎌田先生が上条さんに似ているのですが。
サイン会が終わってから、予定では山梨県立美術館の「川端康成コレクションと東山魁夷」に行く予定でしたが、中央道の渋滞を回避するため、彩甲斐街道で帰ってきましたので、美術館は改めて来ることにしました。中央道を避けて、山梨から熊谷まで秩父経由で3時間程度で到着しました。渋滞も無く快適なドライブでした。
たまにはこういう文化的な催しに参加するのも良い体験です。次回の「いのちの対話」は11月23日場所は沖縄だそうです。残念ながらその日は予定が入っていて行けません。ラジオでの参加になります。