2024.10.13の読売新聞〈編集手帳〉は体温計の話でした。体温計の歴史や役割などを簡潔に説明していて興味深い一文でした。
その中に聴診器の使い方も出て来て〈医師は聴診器を患者に当てる前、手で温めるよう教わるらしい〉とありました。確かに毎月かかりつけ医に聴診器を当てられますが、冷やっとした経験はありません。
コロナウィルスやインフルエンザのワクチン接種で頻繁にかかりつけ医にお会いするので、この話をしてみました。確かにそのとおりだそうです。かかりつけ医は手荒れにも注意を払って、頻繁にハンドクリームで手入れしているそうです。
秀吉が信長の草履を温めた話は形を変えて生きているのですね。
体温計の話に戻ります。
編集手帳の最後に穂村弘さんの一首〈体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ〉
が紹介されていました。
最初に「ゆひら」の意味が分かりませんでした。皆さんはお分かりになりますか?
体温計を口にくわえて「雪だ」と発音すると「ゆひら」になるんですね。
体温計をくわえているのは若い女の子、「雪のことかよ」は若い男の子と想像すると、何か物語が始まりそうです。
昨日コロナウィルスワクチンを接種したので、念のため体温を測ってみましたが平熱で安心しました(笑)