昨日、新国立劇場中劇場の「今ひとたびの修羅」を観てきました。
今回は親友のKさんと男同士で観ましたが、任侠の世界の話ですからたまには男同士も良いですね。
主演は着流しスタイルの良く似合う堤真一、j競演は宮沢りえ、小池栄子、小出恵介など多彩な顔ぶれです。
話は尾崎士郎の原作「人生劇場」がモデルで大正時代の任侠物語です。飛車角や吉良常のお兄いさん方が出てきます。開演冒頭から壮絶な出入りのシーン、最後も斬りあいのシーンで殺陣師の腕の見せ所です。
詳細はまだ公演中なので割愛しますが、客席には意外と若い女性が目立ちます。彼女達に任侠道はどう映ったのでしょうか?1,000円のパンフレットを購入したら、ご親切に劇中のことばの手引きが載っていました。例えば、三下、代貸、姫御前等々、こういう言葉が理解出来ないジェネレーションの方が多く観劇に見えているのです。
草食男子は大丈夫かなぁと心配になってしまします。
上演時間は15分の休憩を入れて約3時間ですが、小気味良いテンポで物語が進みますので居眠りなどをしている暇はありませんでした。宮沢りえと小池栄子の色香も十分堪能でき、リピーターになってもう一度観たい作品です。