今朝は4時に起床、朝靄が立ち込める祖谷渓をかずら橋まで早朝散歩です。
この景色は日本人の原風景を感じさせます。
15分くらいでかずら橋に到着。人っ子ひとり居ないかずら橋を独り占めです。
かずら橋は一方通行で渡るのには通行料500円が掛かります。時間はまだ6時前なので、橋には鍵がかかっていますので通行は出来ません。
かずら橋を良く見ると両側の杉の大木を支柱に利用しています。その大木からも支線を取っています。安全に配慮してのことでしょうね。少し興冷めではありますが・・・
興冷めといえばかずら橋のすぐ下流にコンクリート製の立派な橋が架かっています。山奥の生活には車が欠かせませんから、これも致し方ないことですね。
宿に戻って7時に朝食。1時間半早朝ウオーキングして来たこともあって、朝ごはんも美味しく頂きました。
帰りがけに若女将に呼び止められ旅館の前でパチリ。
かずらやさんの宣伝用に若女将もパチリ。お世話になりました。
大歩危まんなかにレンタカーを返却して、大歩危駅まではぶらぶら歩きました。
閑話休題
大歩危は吉野川の一部ですが、吉野川は日本三大暴れ川のひとつです。関東の利根川が坂東太郎、九州の筑後川が筑紫次郎、そして吉野川は?
そうなんです。四国三郎なんです。この名前にも惹かれて今回の旅を計画したさー坊でした。
大歩危駅で列車を待っているとアンパンマンのヘッドマークを付けた列車が来ました。どうやらこの列車が「南風6号」のようです。孫が一緒だったら喜んだでしょうね。
車体と車内もアンパンマンのキャラクターでいっぱいです。
大歩危駅を8:49発宇多津着が9:54実際は少し遅れて9:57頃到着、ここでリレー号に乗り換え一駅だけ乗ります。「南風6号」が遅れたため、これが本当のリレー号で乗り換え時間がほとんど有りません。走って乗り換え、坂出で高松まで直通の快速マリンライナーに乗り換え、高松駅着が10:26、高松港まで歩いて10:40のフェリーで小豆島に向かいます。小豆島は半日観光になるため、少し時間が早かったのですが、船中で昼食。
土庄港に11:45接岸、最初に二十四の瞳の平和の群像(昭和31年建設)を見学。
この像は映画公開の2年後に建てられたのだそうですが、原作では舞台を小豆島とは特定していません。映画が特定したということのようですね。
オリックスレンタカーで借りたのは三菱のミラージュ、結構運転しやすい車でした。最初に二十四の瞳映画村を見学、入場料は700円です。
海のきれいなことに感動しました。映画村には昭和29年当時使われたセットが展示されています。
まだ交通の便が良く無い時代によくぞここでロケしたと感心してしまいます。展示物を見て回ると、何度見回してもボンネットバスが有りません。受付の方に聞くと、今、他で使っているとのこと。それで納得。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、テレビ朝日でこの夏二十四の瞳のリメイクを放送します。主演はゲゲゲの女房で一躍人気になった松下奈緒、その他の配役は公開されていません。放送日もまだ告知されていませんが、しかるべき筋からの情報では8/4(日)のようです。参考にテレビ朝日のURLを貼っておきます。
http://www.tv-asahi.co.jp/hitomi/
映画村を見てから岬の分教場に向かいました。こちらの建物は実際に小学校として、昭和46年3月まで使われていました。こちらに見学に来る方は同世代の方がほとんどでしたね。
ところで、壺井栄の原作と映画の違うところは、舞台の設定もそうですが、もうひとつ大きな違いがあります。映画では、岬の分教場に復職した大石先生の歓迎会が、生き残った有志7名で催されます。その席に先生へ自転車がプレゼントされますが、この部分は原作にはありません。ほのめかす程度だったのですが、映画のシーンとしては、この方が感動しますね。やっぱり木下恵介監督は凄い!
ここから寒霞渓に向かいます。
ここの観光はちょっと失敗でした。寒霞渓の山頂まで車で登って瀬戸内海を見回して結構良い所だけど「なんだそれだけ」という感じです。
後からWebを良く見ると、頂上に車を置いて山麓までロープウェイで降りるというのが正解のようです。尤もこのエリアのお勧めは紅葉シーズン(11月下旬から12月上旬)なので、下見という感じでした。上る時に猿軍団と遭遇、下りで鹿の親子に遭遇しました。寒霞渓の所要時間が短縮出来たので、新岡山港行きのフェリーの時間が2本も早まりました。おまけに連絡バスに乗るのをタクシーに変更したため、福山到着が2時間も早くなりました。早速Nさんに連絡すると、私がホテルに着く前にもう到着されていました。
ホテルベッセルイン福山駅北口にチェックインして、福山城が見える天満屋の8Fにある又来軒(ゆうらいけん)で懇親会兼夕食。旧交を温めました。
明日は7時出発の予定です。
-続く-