去る7月13日(土)、アイビーホール青学会館に於いて、第12回文化講演会が開かれました。
今回の講演会では、江戸時代に真野新町で佐渡奉行所の本陣を務めた山本半右衛門家の12代目当主で歴史研究家の山本修巳先生をお招きし、「来島400年 山師(鉱山採掘業)の先祖から―鉱山・廻船・文化―」と題して佐渡の歴史、文化、習俗について講話を行っていただきました。
参加募集定員90名を上回る145名の方々にお越しいただきました。関係者の方々、またお越しくださった皆様に、心より御礼申し上げます。 講演会場の様子です。
講演に先立ち、開会のご挨拶をいただきました。首都圏佐渡連合会 山本顕男会長ご挨拶 、山本修巳先生のプロフィール、先生との関係等をご紹介いただきました。
佐渡市 伊藤光副市長のご挨拶佐渡市の人口が6月末現在54、629人であること。自然界で生きる朱鷺がこの夏にも400羽になる見込みであること、佐渡の金銀山は来年2020に国内推薦、2022年に正式登録のかなり強い感触を得ていること、佐渡にオリンピックの聖火が来ること、ふるさと納税が昨年1億5,000万円あったこと、34社が佐渡で新規に起業されたこと、ゴールデンウィーク期間中の佐渡の観光客が前年比40%増になった事など佐渡の現況をご紹介いただきました。
首都圏佐渡連合会の坂田相談役による講師プロフィールご紹介。高校の同級生である講師について下記のプロフィール、先生とのエピソード等をご紹介いただきました。
講 演「来島400年 山師の先祖から―鉱山・廻船・文化―」
講話テキスト表紙
講話される山本修巳先生
講話あらまし
講話のテキストは以下のとおりです。
講話に聴き入る参加者
こうした『来島400年の話』に、聴講者は『相川の金銀山の衰亡は、山本家だけでなく、佐渡全体において大きな影響をおよぼした』ことや、『江戸から佐渡奉行所に赴任した奉行は数百名を数え、佐渡奉行所の宿泊所本陣となった山本家の真野新町は宿場町として賑わった』ことなど、2時間という短い時間で数えきれないほど参考になったと言った感想をいただく等、佐渡のことをもっと知りたいと思う首都圏在住の佐渡出身の方々に郷土への理解や愛着を育む文化講演会でした。
つぎに佐渡市からのお知らせ
佐渡市役所 山本雅明地域振興課課長
第12回文化講演会での講演に続き、『佐渡市からのおしらせ』として佐渡の活性化のために、佐渡市地域振興課が推進している施策として、「ふるさと納税」、「さどまる倶楽部(佐渡を応援していただくサポーター制度)」、「Uターン(佐渡移住安定)」、「特定有人国境離島地域社会維持推進交付金を活用した雇用機会拡充事業」、「佐渡島インターンシップ」などについて説明されました。
特に、ふるさと佐渡を応援・貢献したいなど、ふるさとの活性化への思いを寄付金というかたちで、参加・協力・応援したいと思っている方々に役立つ「ふるさと納税」の制度の内容や「寄付金の使い道」、「お礼の品」についてくわしく紹介していただきました。
(報告:佐渡市東京事務所 伊豆野 泰弘)