8月22日(日)、首都圏佐渡連合会主催による第9回産業振興フォーラムが表参道・新潟館ネスパスにて開催されました。連日の酷暑にもかかわらず、総勢70余名のご参加をいただき、成功裏に終了いたしました。
当日の基調講演は日刊スポーツ新聞社の代表取締役社長・三浦基裕氏による『プロ野球監督論』、従来のビジネス中心のテーマからガラリと様相を変え、初めてマスコミ業界の話題となりました。
フォーラムは首都圏佐渡連合会の摩尼会長の開会の挨拶からはじまり、続く、佐渡市から参加の甲斐副市長からは、今回の「おおさど丸」のトラブルに対する謝罪、ならびに環日本海の国々との積極的な交流、国内外の大学との連携による「若者による島づくりへの挑戦」など佐渡の未来に向けたいろいろな取り組みの一端が紹介されました。
次に基調講演へと移りましたが、日刊スポーツ新聞の三浦社長は真野の出身。昭和50年に佐渡高校を卒業、昭和55年に上智大学文学部新聞学科を卒業と同時に、日刊スポーツ新聞社に入社したスポーツマンです。大相撲やプロ野球担当記者からキャリアをスタートし、平成21年6月に社長に就任されました。
お話は番記者時代の過酷な取材の苦労話から各監督との思い出話、人物評にいたるまで多岐にわたりました。「プロ野球監督論」のまず最初は、西武の広岡監督、次に同じく西武の森監督、巨人の藤田監督、王監督、そして最後に長島監督と総勢5名の監督の人物論が展開されました。各々の監督の性格や選手とのエピソードのみならず、勝利に向けてのリーダーシップや人心掌握術など、野球というスポーツを通じた組織運営術の一旦を垣間見せていただきました。
当時の新聞などで周知となっている話題はもちろんのこと、我々が知らないエピソードを交えた誠に興味深い内容で、多くの参加者から高い評価を受けたフォーラムとなりました。
なお、この産業振興フォーラムは佐渡出身の首都圏で活躍されている経済人を対象に、年に2回実施されているものです。今回で9回目となり、ゲストスピーカーには同様に佐渡出身で各界の第一線で活躍されている方々をお招きしております。
次回の詳細は未定ですが、2011年春に開催の予定となっております。
産業振興フォーラムへの参加を希望される方は、佐渡市東京事務所までお問い合わせください。(03-5414-2651 担当:小路 徹)