斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

冬の梅

2020-01-05 18:02:17 | 自然の驚異

      
 我が宿の冬木の上に降る雪を梅の花かと打ち見つるかも                   巨勢宿奈麻呂(こせのすくなまろ)万葉集第8巻
  私の庭の冬木の上に降ってくる雪を梅の花が咲いていると思って見てしまいました
      
          
ニセコの冬風景はこの和歌を思い起こさせてくれます。

花梅

2020-01-05 01:13:02 | 自然と遊ぶ
ニセコに来て庭に梅の木を植えてみたのですが、雪のため1本だけ残った
梅の木は今瀕死の状態です。札幌にいた頃も私の名前に因んで梅の木を
何本か植えてくれたのですが、梅の木はあまり大きくならず花の着きも疎らで
良い印象はありませんでした。ところが学生のころ三月に研修旅行で奈良の
山の辺の散歩道を当時万葉集の研究の大家であった犬養孝先生に案内していた
だき白梅の巨木の下で万葉集の詩に万葉の節をつけて唄った(唄わせられた)
のを覚えています。その白梅の花は息を呑むほどの見事さでした。
昔は花といえば梅の句が読まれたありますがなるほどと思いました。
神戸にいた頃、家のすぐ近くに雄岡山・雌岡山という小高い山があり、その
山の麓には紅梅の梅林があり、それもまた見事でした。

小さな盆栽の紅梅を見て心が魅れました。