議員力

4月24日（水）臨時議会が開かれました。
議会と行政側の力の差を改めて見せつけられる結果となりました。

議員になって2年、臨時議会は2011年5月以降、5、10、11月の3回、
2012年は8回開催され、定例議会の4回と合わせると12回開催され
たことになります。私はこれは行政側からの通年議会であり、
事実上通過議会と言わざるをえません。

今回の招集予定日の連絡は4月2日に来ており、3月定例議会終了後
わずか2週間余りです。
今年度一般会計予算額43億円が2千8百33万5千円を追加、
43億2千8百33万5千円になりました。
簡易水道事業特別会計補正予算の追加もありました。
町税条例と国民健康保険税条例の一部を改正する条例が提出され
全て可決されました。

臨時議会の問題点
議案の内容が当日朝、本会議の直前まで知らされず、検討する時間も
ないまま、新参の議員は何が何だか分からず本会議に臨まなければ
なりません。これをどうにか出来ないものかと考えてきました。

普段臨時議会の招集時間は9時半からです。
その前に9:00から議会運営委員会が開かれます。
運営委員は5名、議長と6名で議案の内容の審査を行います。
議員は10名ですから委員外の議員4名は9:30から初めて内容に
ついて議会事務局から10～15分程度の説明を受けます。
今回、説明内容が（重要で緊急性があり）多いこともあってか、
9:00からになりました。

議案の内容を審査するのが議会の重要な仕事です。
議会として納得できないことは安易に通過すべきではないことは
当然ですが、なぜ今回、議会を止めて、議員が審査する時間を
十分に取ることができなかったのか、経験も前例もなく、
誰一人としてなす術を知らなかったのか、“情”に絆されて通過して
しまったのか。力不足を痛感しています。
今後の議会のあり方が大きく問われる課題です。

＊私は議会運営委員会の傍聴を許可されませんでした。
　理由は内容が重要で緊急性があるからとのことでした。