古布で小物を作る ・ 暇を見つけては読書

古布を利用して袋物やテーブルウエアなどを作って楽しんでいます。
合間には読書したり、お出かけしたり・・・・

「永遠の二分の一」・・・佐藤正午 著

2015-03-02 | 読書
すばる文学賞をとった佐藤正午さんの小説です。


能力はありそうなのに、仕事を辞めて
賭け事の儲けで生活をしている28歳の男性のお話です。


プラス思考というのか、ほとんど何も悩まない。
「とりあえず、今日はこれでいい」と思っちゃう彼。



そんな彼に容姿がとってもよく似た人物が彼の周囲に出没。
彼がその人物と間違えられて殴られたり、脅されたり・・・



教師をしている真面目な友人、その恋人。
競艇場で知り合って、お付き合いするようになった彼の年上の恋人。
別れた父親等等。

彼を取り巻くそういう人々との、なんというか、薄~い関係が続きまして・・・


自分と瓜二つの男を探し出して、出会って
その1年の間に生活も、いろんな人との関係性も変わって行く。


おおまかにいえばそんなような内容でした。


ぬる~い文体の長~い小説ですが、いつの間にか読めちゃいました。
主人公はいわゆるダメ男なんでしょうけど、このキャラクターには癒されました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 通帳ポーチ | トップ | 通帳ポーチ その2 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事