桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
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ル・コルビジェ展へ行くの巻

2007-06-24 23:16:16 | 日々のこと
先日行った「ねむの木のこどもたちとまり子展」と同じく、六本木ヒルズ・森美術館で開催中の「ル・コルビジェ展」へ行ってきた。

コルビジェ(本名はシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ)といえば、建築を学ぶ人であれば知らない人はいない近代建築の巨匠だ。

私も建築学部の学生のとき、彼らが唱えた近代建築の5原則「ピロティ」「屋上庭園」「自由な平面」「水平に連続する窓」「自由なファサード」を最初に習ったと記憶している。

ということで、私などは偉大な建築家としてのコルビジェだけしか知らなかったのだけど、彼は絵画も彫刻も、タピストリーまでも数多く残している芸術家だったことをこの展覧会で知ったわけだ。

実は私も織物をやっていて、自分でも綴れ織でタピストリーを製作していたので、ここに展示してあったすばらしく大きな、完成度の高いタピーをコルビジェさんが自分で織ったの???という疑問が残ったのだけど。

どなたかそのあたりをご存知の方いらっしゃったら教えてください


面白かったのはコルビジェのアトリエの実物大模型とか、1952年に竣工された集合住宅《マルセイユのユニテ・ダビタシオン》の一戸分の住居空間を、2階建ての実物大模型として再現し、中に実際にユニテで使われていたオリジナルのキッチンセットを展示、2階にはバスルーム等を再現していたこと。
この空間はモデュロールという生活のために必要な最小限のスケールで作られており、それを体感出来たことはなかなか貴重な体験だった。


ひとつの芸術表現に優れている人というのは、実は他のジャンルの表現も巧みなものである。

まず、自分が表現したいものありき、なんですね。


日比谷花壇