桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

籠の鳥に戻る日

2008-03-06 19:43:31 | 自閉症のtoshiya
早いものでもう卒業式シーズンです。

トシヤが若葉の本科(高等部)を卒業したのはちょうど1年前。
明日は本年度の卒業式があります。

私も、お世話になった方のお子さんが卒業されるので、ちょっとお祝いに出向こうと思っています。

最近は、1年後にうちも卒業して自宅へ帰ってきた後のことをつらつらとシュミレーションすることが多くなりました。

はっきり言えるのは、私の時間的な拘束が厳しくなる、ということ。

仮にどこか(作業所など)にお世話になるとして、朝9時過ぎに送って行き午後3時半には迎えに行くという、再び幼稚園時代が戻ってくるかのような生活になります。

幼稚園はせいぜい3年ですけど、これからはその生活が永遠に続くわけです。
たぶん、私の体が動かなくなるまで。

数年前までは、そういう生活がごく当たり前であったし、黙々と仕事のようにこなすことに何の疑問も感じていなかったけれど、やはりストレスは知らない間にたまっていたのも事実でした。

それと今の学校に出会って、4年も平日フリーな時間を得る生活を味わってしまうと、卒後のシュミレーションをしただけで涙が出てくる始末。

フリーな時間を失う無念さというより、やっと自分の歩く道を見出して歩き始めたことが水の泡となってしまうかもしれないという恐怖にも似た気持ちに苛まれるのです。

また籠の中に連れ戻される鳥の気分です。


自分のことばっかり考えているのもイヤになってしまうけど、そうは言ってもトシヤが幸せに暮らしていくことを一番望んでいるのもこの私です。

私の人生と子どもの人生、どちらも諦めるわけにいかない。

これを欲張りだなんて言わないでください。


こんなことぐちゃぐちゃ考えてたって仕方ないことぐらいわかっているんです。

下手の考え休むに似たり

そろそろいつもの私に戻りますか・・・。

ともあれ、貴重な貴重なあと1年という時間があるのです。
例の心の3K(謙虚、感謝、かわいさ)を胸に、今目の前にあることを一生懸命にやる
思い切りこの1年を楽しんで生きれば、きっと何かが見えてくると信じて信じてやっていきます。