桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

さようなら。ありがとう。杜の子

2009-03-27 23:40:51 | 自閉症のtoshiya
つい30分ほど前に帰宅しました。

1週間だけの杜の子(寮)生活をさせてもらっていたので、お迎えと家財の引き揚げに行ってきたのです。

布団やら衣服などを部屋で整理してる間、寮で生活している年長の青年が私たちの様子を廊下からずっと見ていました。

ひと通り荷造りした後「いろいろお世話になったわね」と声を掛けたら、さびしそうに照れくさそうにコックリと頷きました。
「もう来ないの?」
「ん~実習に来ることもあるかなあ?」と曖昧に答えるしかありませんでした。

私もこの5年の間に杜の子のキッチンでパン作りをしたり、もちつきパーティーのお手伝いをしたり、寮生のみんなとはすっかり顔なじみです。

こういう場面になると、さすがにもうお別れなんだなあと実感せざるを得ません。

今月いっぱいで長年働いていた先生がお辞めになるというので、お手紙とプレゼントを持っていったのですが、あいにくお会いできなくて預けてきました。

校長先生ご夫妻にもちゃんとご挨拶したかったのだけど。

でもこれでプッツリ縁が切れてしまうわけではない・・・。

そう言い聞かせて寮を後にしました。

トシヤにとってもこの5年はほんとに大きな5年だったはずです。

もっと言うなら、私と息子はここでギリギリのところを救われました。
思春期で荒れ狂っていた息子と途方に暮れていた母親を救ってくれました。

ほんとうにありがとうございました。

寮で一緒に過ごしたみんなも、ありがとう。

また遊びに行かせてね。